どちらも大好きなだけに複雑な心境です。。
CAMPFIRE×幻冬舎 出版業界を改革する共同出資会社設立に関するお知らせ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000094.000019299.html
幻冬舎とCAMPFIREの新会社について
https://lineblog.me/nishino/archives/9314017.html
【注意】こちら2つの記事をご覧になってから以下の文を読んでください。
ざっくりいうと、CAMPFIRE×幻冬舎で作る新会社エクソダスを設立。
個人の出版を応援する仕組みで、クラウドファンディングでお金を集め、印刷と流通を代行し、出版のハードルを下げる。
ただ、キングコング西野さんも同じようなサービス「おとぎ出版」を考案されていて、幻冬舎から出版した「革命のファンファーレ」にも記載。
エクソダスは西野さんの想いを知っていたはずなのに、西野さんに声をかけずリリースした。ということです。
僕の意見としては、これまでいろんな関係性がある西野さんも同じようなことをやりたいのがわかっていて、両社が一声かけなかったのはちょっとなぁ。とは思います。
ただ、いろんな方の発信を見ていて、ちょっと違和感を感じています。
パクりってなんだろう?
前々から、幻冬舎の見城さんや箕輪さんや、CAMPIREの家入さんには『おとぎ出版』の相談をしていたので、今回、一言もなかったのは、かなり複雑な気持ちです。
女々しくて気持ちが悪いですが、寂しい気持ちもあります。
「一声かけてくれよ」というやつです。「企画をパクりやがって!」といった程度の低い言い分ではなく(マジでそんなのはどうでもいい!)、
という文章が西野さんのブログにありました。
SNS等をみていても、パクりというワードをよく見かけました。
でも、あくまで「声をかけてくれよ。」という話で、「パクった。」という話ではないのかなと。
そもそも、おとぎ出版って西野さんのアイデアというか、すでにやってるものの延長線で、あくまで「西野さんがやる」ということに価値があるものだと思います。(レターポットやしるし書店は素晴らしいアイデアだと思います。)
①出版社を通さず、印刷会社に発注、自費出版して直販。
→これはずっと昔からある。いわゆる同人誌とか。
②出版費用をクラウドファンディングで事前に集めてから①
→数年前からできる。
③出版費用をクラウドファンディングで集めて、印刷と流通の部分を代行する。
→今回のエクソダスやおとぎ出版がやりたいこと。
だと認識しているのですが、
でも、これって別にアイデアと呼べるほどのものじゃないのかなと。。
在庫管理と代行発送してくれる会社は普通にありますし。
僕も自分の本を、クラファンで費用集めて、印刷会社に発注して、直販で売り、自社で流通させてます。出版コードも取ったのでアマゾン流通も可能です。
これで誰かの出版を受託したら、すぐにエクソダスやおとぎ出版みたいなサービスができると思います。
じゃあこれが西野さんやエクソダスのアイデアをパクったのかというと、そうではないと思いますし、もしそう言われたら心外です。
この仕組み自体は、誰でもできることですし、それを事業としてやる人がいなかったというだけで、家入さんはずっと前から考察されてました。
というかすでにやってる人いるんじゃないかな。印刷会社と流通代行会社との繋がりがあって、クラファンのコンサルができる人だったら個人ベースで十分できる。
2013年の僕のエントリーです。出版とクラウドファンディングの可能性について、その当時から粛々と考えておりました。もしよろしければご一読ください。これを僕からの回答とさせていただきます。 → プロとアマの違いなんてなくなる https://t.co/uFEPDlSxkZ @hbkrより
— 家入 一真 Kazuma Ieiri (@hbkr) 2017年12月27日
テクノロジーやクラウドファンディングによる”出版の民主化”は、数年前から全世界的な流れであり、パブリックなアイデアなのですよ。必然だとも思います。僕らはその避けられない革新の時代の中で、自分たちのやるべきことを、ただやるだけなのだと信じています。
— 家入 一真 Kazuma Ieiri (@hbkr) 2017年12月27日
実は弊社でも事業としてできないか検討してみましたが、かなり厳しいと思います。
大きなリソースを持つ両社だからこそ形にできる事業ではないのかなと。
今回の件は、両社が一声かけなかったのはちょっとなぁ。とは思いますが、両社が西野さんのアイデアをパクった。ということには少し違和感を感じます。
「一声かけてくれよ」というのが西野さんの一番の気持ちだとは思いますが、もし、パクられたけどそこはどうでもいい。=アイデアをパクられたという認識であれば、そこは違うと思います。
個人的には西野さんも両社も大好きなので、また一緒に仕掛ける面白いことがみたいです!
うまく解決することを願っています。。悲しい。。。
追記 西野さんのブログで今回の件の続報が出てました!よかった!
参考書籍→ 希望の国のエクソダス 村上 龍
僕は信者にもアンチにもならない。
良いものは良い。悪いものは悪い。
盲目的にならず、冷静に、1つの意見だけを鵜呑みにせず、自分の価値観を大切に、1つ1つをしっかり判断します。
小幡和輝 プロフィール
1994年生まれ。約10年間の不登校を経験後、高校3年で起業。最近では47都道府県すべてから参加者を集めて、世界遺産の高野山で開催した「地方創生会議」がTwitterのトレンド1位に。GlobalShapers「世界経済フォーラム(ダボス会議)が認定する世界の若手リーダー」に選出。
小幡和輝 Twitter(@nagomiobata)
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