この記事を読んでいる方は、不登校で悩んでいたり、学校になんとなく居心地の悪さを感じていたり、あるいは家族や友達がそういう悩みを抱えている方が多いかと思います。
私は中学1年生から2年生にかけて、計9か月以上、不登校生として過ごしていました。
直接の原因はクラスでのいじめでしたが、相談してもまともに取り合ってくれない先生や、学校に行くことを強要する両親に対して不信感を抱き、学校だけでなく家でも生きにくさを感じていました。
不登校になった後、引きこもった私に両親が提案してきたのが「転校」。
当時は学区の決まりが厳しかったのですが、市の職員さんが協力してくれたこともあり、私は2年生の夏から学区外の中学校に転校しました。
大人に対する不信感や学校そのものへの恐怖心から学校復帰には時間がかかりましたがその時に真摯にサポートしてくれたのが、担任の先生だったのです。
先生は、私の過去もすべて知ったうえで、「前の学校の話題は出さないほうがいい?」など一つひとつ聞いてくれて、かつ必要以上に踏み込んでくることはありませんでした。
学習面でも、間違えて笑われることを恐れる私に対して「授業は間違えるためにやる。そうして学んで、正しい方法を知ればいい」と声をかけてくれました。
あの先生のおかげで、私はまた学校に通えるようになり、その後5年以上の付き合いになる友人とも出会えました。
いじめを受けたり、不登校になったりすると、まるで自分の味方はどこにもいないように感じてしまうと思います。
実際私もそう思っていたし、今でも家族とは少し 気まずい関係です。
でも、転校という環境の変化、信頼したいと思える人との出会いをきっかけとして、少しずつトラウマを克服し、今ではフリースクール設立など、悩んでいる人の居場所作りをするまでになりました。
もちろん、学校が合う人もいます。
そこで良い出会いを見つける人もいます。
でも、もし今あなたが学校の中で悩んでいるのなら、外の世界に目を向けてみてください。
世の中には、どんな環境にも合う人はいないし、どんな環境合わない人だっていません。
学校が合わないことは、特別なことではないんです。
でも、一歩踏み出すのって、すごく怖いと思います。
世の中には悪い人もいるし、 悪意を向けてくるような場所だってあります。
でも、そうやって探し回った末に、かけがえのない相手と出会えるかもしれません。
その出会いから、今、近くにいる人たちとの付き合い方も変わるかもしれないのです。
学校という狭い世界だけで諦めてしまうのはもったいない。
ボランティア活動、アルバイト、どんな形でもかまいません。
さまざまな場所で、いろんな人と話をしてみましょう。
リアルの場でもいいし、ネットを利用してもいいと思います。
だって私は、学校には合わなかったけれど、今は信頼し合える友人がたくさんいるのだから。
その多くが、SNSなど学校の外で出会った人です。
世界は、自分が思ってるよりもずっと広いです。
この広い世界には、あなたの話が 聴きたいと思っている人や、あなたの力になりたいと思っている人がたくさんいます。
どんどん環境を変えて、自分にとって居心地が良いと思える場所を探してください。
あなたにそんな居場所が見つかることを、すてきな出会いがあることを、心より願っています。
不登校の体験談を引き続き募集しています。(当事者や保護者など)書き方マニュアルを作っていので書きやすいと思います。詳細はこちらの記事を。
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