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学校で講演をするときに気をつけていること。

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昨日は静岡県の私立浜松修学舎高校に行ってきました。

僕は月に数回イベントやらなんやらで登壇させてもらうんですが、特に力を入れてるのが学校での活動でして。

ずっと学校に行けなかった僕が、学校で授業をさせてもらうのはなんか変な感じですが、、

声をかけていただけるのであればどこでも飛んでいきます。

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なお、和歌山から向かったので朝7時起き。。眠い。

進路についてのキャリアガイダンスの枠を2コマいただきまして、約100分の講義でした。
(100分もなに話すんだよ。。絶対飽きるって。設計ミスだとモノ申したい。)

対象は全校生徒で、約700人。

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ええ。めちゃくちゃ緊張しましたね。

みんな暖かかった。ありがとう。

さて、ちょっと裏話というか、大切なこと書きます。学校で講師をする方は必見かも。

僕は学校での講義とイベントでは資料や話し方をかなり変えてます。

イベントだとある程度、僕の話に関心がある人が集まってきてくれてるじゃないですか。

僕の体験やノウハウからなにか学びたいとか、単純に僕に会ってみたいとかもあるかもですが、とにかく僕にある程度は関心があるはずなんです。

でも学校の講義は違います。

基本的にイヤな時間じゃないですか(笑)

早く終わってくれよって思いませんでした?

僕の数少ない子ども時代の記憶でも、講演会が面白かった思い出がまったくない。

基本的に僕のことに関心がない人が700人前にいる。そういった意識で話すようにしています。

だから最初の数分が勝負です。

毎回お約束なんですが、まずは子どもたちとの距離感を縮めるところから。

別世界の人じゃなくて、世代の近いちょっとお兄ちゃんみたいなところを強調します。(これは世代の近い僕だからやれることかもですが。)

ゲームやりまくった話とか、僕の部屋はマンガやゲームが大量にあるんですけど、こんな部屋に住んでますみたいな写真使ったりとか。

講演資料 最新のコピー2.001

(こんな感じ)

笑いが取れたら最高。昨日はめっちゃ笑ってくれました。

ここで距離感を縮めてからやってきたことの話を入れます。

じゃないとなんか自慢しにきたみたいになっちゃう。
→ちなみにイベントではいきなりやってきたことの話をします。それを聞きにきてると思うんで。

あとはテレビに出た話とか有名人と一緒に写ってる話とかもちょこちょこ入れます。

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ある程度すごい人だと思われた方がいいと思っていて、わかりやすくすごい人になるにはテレビとか有名人が強いなと。

あとはあえて言葉を変えたりもします。

ファンドを作りました。 → 新しい銀行を作りました。

みたいな感じです。

厳密にいうとファンドは銀行ではないですが、そんな違いはどうでもいいし、わかりやすく伝えるためにあえて違う言葉を使うというのは結構意識的にやってますね。

わかりやすい比較を出したりもします。

地方創生会議はTwitterのトレンド1位をとったんです!
→トレンド1位ってなにがすごいの?みたいな話だと思うので、こんな画像を使います。

講演資料 最新のコピー3.001
講演資料 最新のコピー3.002

夜なんでちょっとランキング落ちてますが、めちゃイケというワードが重要。

めちゃイケ=みんながわかりやすく話題にするもの。と並んでいる。

あと水道橋博士さんみたいな著名人も紹介してくれてるみたいな。わかりやすい比較って重要です。

つまり、この辺りの素材をちゃんと残しておきましょう!

(めちゃイケとの比較は多分参加者の誰かが上げてくれてたやつ。使わせてもらってます。。ありがとう。)

あとはお金の単位を意図的に下げます。

クラウドファンディングで数百万円・数千万円集めた事例もありますが、そっちを深く紹介するんじゃなくて、10万円、20万円くらいの事例を深く紹介します。

じゃないと自分もやってみようかなって気にならないじゃないですか。
→これ逆にセミナーだったら大きな事例を深く紹介します。

ファンドの話もそうで、500万円、1000万円出資して、、、みたいな話じゃなくて50万円、100万円の話をします。

これでもちょっと大きいかも。理想は数万円ですね。

僕の話すテーマは「チャレンジしよう!」ってお題なんですが、チャレンジのハードルが高すぎるとダメなんですね。

小さな一歩を踏み出すことが大切なので、その辺りは意識して話してます。

あとはTwitterかな。

第一歩としてTwitterは超オススメです。

高校生がフォローしてる人って基本的に友達か好きな芸能人くらいだと思うんです。

それだと視野が広がりにくい。

数人でいいのでちょっと経済人とかぽい人をフォローしてみる。
芸能人系だと堀江貴文さん、キングコング西野さん、ウーマンラッシュアワー村本さんなどがオススメ。
→なお、ここで自分のTwitterをさりげなく宣伝します(笑)

そうすることで、普段のタイムラインにちょこちょこ違う視点のツイートが入ってくる。

これ大事です。

講演聞いてもその瞬間はなにか感じるかもしれないけど、1日経てば半分以上は忘れちゃいます。
1ヶ月後だと90%は忘れてるでしょう。

メモとかもいいですけど、なかなか読み返さないので、日常にふっと入ってくることが重要なんですよね。

Twitterはオススメです。

最後に質疑応答。

講師をしている人だったら心当たりがあると思うんですが

「質問ある人は手を上げてください」

「しーん。。」

こんな経験ありません?

これ絶対やっちゃダメです。

一気に空気が微妙になるし、そっからの流れの組み立てが難しいので。。(ここからの切り返しは講師のテクニックだったりしますが。)

ちょっとしたテクニックで質問が出やすくなるので意識してみてください。

質疑応答の時間前に1分、2分くらい時間をとります。

「隣の人とちょっと意見交換してみてください。それで僕に聞いてみたいことを相談しあってみて。」

こんな感じ。

質問してみたいけど手を挙げれないって人の心境は2つで、1つは「これ自分しか気になってないんじゃないか。的外れな質問なんじゃないか。。」という不安。

これを解くのが重要で、だからこそ隣の人との意見交換です。

隣の人も「それ気になる」って、言ってくれたら質問しやすいですよね。

もう1つはなんとなくというか手をあげるほどではない、けど聞いてみたいくらいの感じ。

このパターンは当てられたり流れがあるとちゃんと聞いてくれます。

隣の人と話して、「え、それ聞いてみなよ。」って後押しされるだけでも違いますね。

1人目の質問さえ出れば、2人目以降は出やすいので、1人目の質問者がうまく出るようにすると質疑応答は盛り上がります。

(なので、出来るだけ最初に質問してあげて。。話す方って手が上がらないと辛いから。)

まぁ本当はスマフォで質問受け付けれるようにしたいですけどね。。

なんでスマフォ禁止の学校ばかりなんだ。めちゃくちゃ遅れてますぜ。

昨日の学校が超もったいなくて、生徒に積極的にメモを推奨してたんです。

それオンラインで共有出来るようにスマフォでやった方がいいですよ。

他の人がどんなことをメモしてるかって重要な学びじゃないですか。

同じ話を聞いて、隣の人はどんな感じ方をしてるのか、他者との比較分析って大切です。

これ本当に意識しないとダメで、他の授業でも一緒です。

講師の話を一方的に聞くんだったらもうスタディサプリでいいんです。

講師と生徒だけの一方通行じゃなくて、他の人との共有をうまくデザインするべき。そのためのオンラインツールです。

あと、生徒が手を挙げて、先生がマイク持って行ってみたいなことしなくても、そのメモを僕も見れるようにしたらそれを元に質疑応答だって出来る。

手をあげるのが苦手な子の質問も答えれるし、なによりもっと大人数の質問に答えれる。

先生も生徒が僕の話を聞いて、何を感じたのかを簡単に把握できるし記録も残せる。

もっとITツールはどんどん使った方がいいですよ。

ディスってるわけじゃなくてご提案で。

そもそもほとんどの学校がそうなんでしょうがないです。

『学校は嫌なら行かなくてもいい。』みたいなことを言っちゃう僕を講師に呼んでいただける懐の深い学校だからこそ、もう少し踏み込んだ教育をやってほしいなぁという想いです。

いろいろ書きました。ほとんど行ってないくせに偉そうにすみません。

不登校だったので、どうしても学校教育を否定的に話しちゃうところはありますが、僕は学校の可能性をめちゃくちゃ感じてます。

伸びしろしかないですよ。

僕でご協力できることがあればどこでも伺いますのでぜひお声かけください。

ではでは。

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小幡和輝 Kazuki Obata (@nagomiobata)
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NagomiShareFund & 地方創生会議 Founder/内閣府地域活性化伝道師

1994年、和歌山県生まれ。約10年間の不登校を経験。当時は1日のほとんどをゲームに費やし、トータルのプレイ時間は30000時間を超える。その後、定時制高校に入学。地域のために活動する同世代、社会人に影響を受け、高校3年で起業。様々なプロジェクトを立ち上げる。

2017年、47都道府県すべてから参加者を集めて、世界遺産の高野山で開催した「地方創生会議」がTwitterのトレンド1位を獲得。その後、クラウドファンディングと連携した1億円規模の地方創生ファンド「NagomiShareFund」を設立し、地方創生の新しい仕組みを構築中。GlobalShapers(ダボス会議が認定する世界の若手リーダー)に選出。

小幡和輝 プロフィール 横長

メディア出演 NHK・フジテレビ・日本経済新聞・The Japan Times など

著書「不登校から高校生社長へ」

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僕自身も中学生までの10年間、不登校でした。しかし、その後は大学まで進学し、現在は会社の代表を務めています。

その経験を経て言えるのは「不登校は悪いことではない」ということ。行きたくない子を無理やり学校へ行かせるのも、良くありません。

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ABOUT ME
小幡和輝
約10年の不登校を経験後、高校3年で起業。#不登校は不幸じゃない 発起人 メディア出演 『NHK おはよう日本』『フジテレビ バイキング』ほか多数。 著書に『学校は行かなくてもいい』『ゲームは人生の役に立つ。』『子ども稼ぐ力』など 詳しいプロフィールはこちらの記事をご覧ください!