私は現在32歳でひとり暮らしをしています。性別は男性で、高校を出てすぐに地元の工場で働き始めました。仕事が休みの日には友達と自転車でツーリングなどに行っています。
私は中学2年の時期になると、ほとんど学校に行けなくなってしまった時期がありました。行けなくなってしまった理由は、当時は朝が起きられなかったのと、友達にからかわれた事だと思います。ただ、今でもそのはっきりとした理由は自分でも分かりません。自分では単純に学校に行く事が面倒くさかっただけのような気もしています。
中学の時の部活は卓球部でしたが、その間はもちろん部活動には参加する事はありませんでした。フリースクールなどにもいかず、家でゲームなどをして過ごしていました。親はもちろん心配していましたが、私は深い理由などは話さなくて「面倒くさいから」と親には言っていました。
今現在不登校の人に向けて言えるのは、学校に行かなくても社会に出ればいくらでもやり直せるという事です。私の不登校の時期は1年間と、短いように感じるかもしれませんが、当時の私は学校に行くきっかけを掴めずに苦しんでいました。
家庭環境もあまり良いとは言えず、親子のコミュニケーションも希薄な家庭でした。ただ、担任の先生は心配してくれて家に様子を何回も見に来てくれました。先生は私の部屋の中に入ってきて決して怒ったりはせずに、学校で起こった面白いエピソードを話してくれました。そのような事もあり、中学3年になる時期にきっかけを掴むことが出来て、登校する事が出来るようになりました。
その当時も今もなぜ学校に行けなくなってしまったのか、答えがうまい事見つかりません。軽いいじめの様なものもありましたが、今になってみれば全く大したいじめでも何でもないような気がします。いじめというよりも「いじり」に近く長期的にいじめられた事はありませんでした。
今現在、はっきりとした理由もなく不登校になっている人がいたらば、特に焦る必要はありません。思春期の時期には自分でも分からない理由で、学校や社会とつながる事を拒絶する時期があります。
私もそうだったのでよく分かりますが、そのようなはっきりとしない理由の不登校はだれにも相談する事が出来ません。理由が自分の中で分からないので、当時の私は面倒くさいとしか親や担任には言えませんでした。
「思春期うつ」と言った思春期に起こる心の病気がありますが、それとも違う気がします。不登校で苦しんでいる親御さんや、ご本人の方がいたならば、決して焦らずに自分のしたいようにすればいいと思います。不登校が直るきっかけは人それぞれで、ひょんなことから再び学校に行けるようにもなるかもしれません。
私の場合は担任の先生があきらめずに私の家まで見に来てくれたことが、とても大きかったと思います。不登校で苦しんでいる人が周りにいたら、何でもいいので声をかけ続ける事が一番大切なのかなと思います。
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