私は小学生のころ、いじめを繰り返すグループにいました。
定期的に誰かひとりを仲間外れにして、ボスがそれを支持するのです。
女子特有のグループですよね。
そんなグループに所属していたので、私はいじめの加害者も被害者も経験しています。
小学4年生から始まったいじめのループは中学1年生まで続きました。
私はどちらかというと仲間外れにされることのほうが多かったかな。
仲間外れにされても親には言えない。
でも辛い。
学校に行きたくない。
そんな思いがぐるぐると頭の中をめぐりながらも、平気なふりをしていたことを覚えています。
親はもしかしたら私の様子がおかしいことに気づいていたのかもしれません。
でも問い詰めることもなく、毎日笑顔で迎えてくれます。
ついに耐え切れなくなった私は母親に仲間外れにされていることを話します。
母親は私のことを一番に考えてくれ、
「学校に行くのも行かないのもあなたの自由だから」
といって私に任せてくれました。
仲間外れを繰り返すグループは、何の罪悪感もないんですよね。
暇つぶしやちょっとした遊びの感覚なんです。
「学校を休めばボスの思うツボ」
そう感じていた私は、学校を休むという選択肢を残しつつも学校に行き続けました。
学校に行けたのは、家庭が安心できる場所であったことや、私を受け入れてくれたほかの友人がいたからです。
でもやっぱり学校に行きたくないと思うこともあったことは確かです。
私は今小学3年生の娘がひとりいますが、もし娘が同じ立場になった時には学校に行く必要はないと伝えるでしょう。
学校で学べることはたくさんあるかもしれませんが、それよりも生きることのほうが大切だと感じているからです。
勉強は本人がやる気になれば家庭でもできるでしょう。
他者とのコミュニケーションを不安視するなら、別のコミュニティに所属すればいいだけの話。
生きていること、生き続けることよりも大切なものはありません。
子どもの世界はとても狭いです。
そんな狭い世界でも、子どもにとってはその世界がすべて。
そこでつらい思いをしていると、すべてが真っ暗闇になってしまうことも。
そこから助けてあげられるのは親だけだと思っています。
世間体なんて気にせずに、思う存分休ませてあげればいいと思います。
1週間で1ヶ月でも1年でもそれ以上でも。
私は母親にしっかりと見守ってもらえたことで、つらいながらも学校生活を送ることができました。
今こういった思いを持っているのも、見守ってくれていた母親のおかげだと思っています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
不登校の体験談を引き続き募集しています。(当事者や保護者など)書き方マニュアルを作っています。詳細はこちらの記事を。
オススメ記事↓
>>【評判】すららの5つの特徴とメリットを徹底解説【不登校生におすすめ】