結構、重要なノウハウ書きます。
これまで100回以上のイベントを企画してきました。
初めてイベントを企画したのは高校3年生のときでした。
50人を集めますといって、実際に集まったのは3人。
めちゃくちゃ悔しかったです。
そして、人を動かすことの難しさを学びました。
いいコンテンツを作っても「集客」できなければ意味はない。
「集客」できないコンテンツを、内容はいいんですけどね。。というのは自己満足でしかないです。
まだまだイベントのプロとは呼べないと思いますが
いろいろ経験してきたので、イベント企画・運営のテクニックをいくつの記事に分けて書ければと思っています。
クラウドファンディング×イベント
今回はクラウドファンディングを活用した、不特定多数が運営として関わるイベントの作り方です。
最近、スタッフとして関われる権利を販売するイベントをよく見かけます。
関わる人を増やす理由は、簡単に説明すると関わっている人が増えれば、告知力が高まり集客しやすくなるから。
(お金を払ってスタッフをする。という価値観がわからない人はここで離脱してください。)
ただ、ちょっと手法だけが先走ってて、押さえておかなきゃいけないポイントを外してる人がいる印象です。
1つ例を書きますね。
2017年1月31日にキングコング西野さんをお招きして、和歌山で講演会を開催しました。
準備期間は4ヶ月です。
2016年10月 西野さん側にスケジュール相談、日程の確定
講演会のコンセプト決め(クラウドファンディングの可能性をテーマにすること、会場を決めた。)
会場は600人キャパのコンサートホール。チケット代は2000円
日程は2017年1月31日に決定。
この時点のメンバー 小幡+1人(Aさん)
西野さん作のえんとつ町のプペルを題材にした、子どもコーラスの企画が決まる。(講演会の企画を話したらやりたいという人が現れた。Bさん。)
プペルチームの責任者がBさんに。Bさんを中心にメンバー集めと定期練習会が実施。
11月中旬 クラウドファンディングとイベントページをリリース
クラウドファンディングのリターンはスタッフとして関われる権利。ロビーや開場時間中のステージで作品等の発表権など。資金の使い道は学生の無料席を作るため。
11月末 この時点で集客が200人くらい。ここからは集客とクラウドファンディングの周知期間。
12月下旬 クラウドファンディング終了。
クラウドファンディングのお金で100人分の学生無料招待席を作りました。
・この時点のメンバー
クラウドファンディング経由のスタッフが20名、ブース出展とステージ発表が合わせて20名、プペルコーラスが50名。音響、撮影業者や中心メンバーを含めて約100人のチーム。
※スタッフになれる権利を出す方が多いですが、数名のコアメンバーがいて、責任と一定の権限を持って進めないと収拾がつかなくなります。(僕の場合だと小幡、Aさん、Bさん。)
関わってもらう余白は重要ですが、数百人規模のイベント主催というのは想像以上に大変なので、ある程度イベント主催経験がある人をコアメンバーとして巻き込んでおくといいと思います。
今回の場合、プペルコーラスについてはほぼBさんにお任せ。僕とAさんで希望を取りつつ、スタッフの振り分けをしました。スタッフ配置についてできるだけ希望は聞くべきですが、決定権は数名のコアメンバーが持つべきだと思います。
ただ、当然ながらお金ではなく楽しさで動くチームなので、そのバランスは重要です。
また、できるだけ早く1度集まるか、せめてオンラインミーティングをしましょう。(告知文に日程を先に書いてもいいかもしれません。)
1度会ったことがある関係だと、オンラインで感情を伝えやすいです。
1度でも会って声を聞き、ある程度性格や人柄がわかると、その人が発信するテキストからのニュアンスを汲み取りやすいので。
あと、その集まったときの写真をSNSにアップすると、みんなに当事者意識が生まれやすいです。写真をすぐに共有して、参加者が自分のタイムラインに上げることが重要です。
この時点の集客が一般300人+学生100人の400人くらい。満席まであと200人。
「集客のポイント」 イベントはリリースした時に申し込みが一気に増え、そのあと停滞期があり、イベント直前に申し込みが増える。というパターンが多いです。
この停滞期をいかに盛り上げれるかが重要で、このときはクラウドファンディングとプペル合唱隊の練習会の様子などを定期的に発信していました。
クラウドファンディングを活用することで、発信するネタが増えるんですね。
1月31日にイベントやります!ってコピペで何回も書くんじゃなくて、発信するネタを作りながら、告知していくという視点が需要です。
1月21日 チケット完売。
1月31日講演会本番。数百人規模の受付は想定以上に混乱します。(受付に手間取ると西野さんの講演時間に影響したり、最悪の場合、終電で早く帰ってしまう人なども出てしまいます。会場の延長料金なども。)会場前にスタッフがお客さん役になって、受付、客席誘導のシュミレーションを何回も何回もやった方がいいです。(これかなり重要です。)
我々はイベントのプロじゃないです。数百人規模のイベント運営というのは本当に大変です。。
100回以上関わっている僕でもミスるときがあります。
何回も何回もシュミレーションして、できれば他の人のイベントにも参加して、運営スタフの動きを観察してみましょう。手伝えれば最適です。
あと、こんな感じのプロの撮影で、記録に残した方がいいと思います!手伝いしたいわけじゃなくて、スタッフをするという体験を買ってるので!思い出作り大切!
えんとつ町のプペルコーラス in 和歌山
何かの参考になれば!次はFacebookのイベントページの活用法を書こうかなぁ。。書いて欲しいテーマあればTwitterとかで教えてください!
あと、クラウドファンディングは立ち上げからサポートできるので、これからクラウドファンディング活用してイベントする方いらっしゃれば、ぜひご相談くださいー!
関連記事もどうぞ→「クラウドファンディングは寄付ではない。」2000万円の資金調達を通じてわかったこと。
小幡和輝 Twitter(@nagomiobata)
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小幡和輝 プロフィール
1994年生まれ。約10年間の不登校を経験後、高校3年で起業。最近では47都道府県すべてから参加者を集めて、世界遺産の高野山で開催した「地方創生会議」がTwitterのトレンド1位に。GlobalShapers「世界経済フォーラム(ダボス会議)が認定する世界の若手リーダー」に選出。