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いよいよ発売が迫ってきました。
改めてこの本に込めた想いを書いておこうと思います。
今回の書籍のタイトル「学校は行かなくてもいい 」は、学校を否定する本ではありません。
一部の方から、「義務教育を否定するのか!」「不登校を推奨している!」という批判をいただいてますが、僕の意図はまったく違います。
学校は行かなくて“も”いい です。
学校は行かなくていいではなく、学校は行かなくて“も”いい
“も” が重要です。
不登校という選択肢があること、不登校になるのであれば、これはやっといた方がいいよ。
ということを書いた「正しい不登校のやり方」です。
僕は10年間の不登校を経験後、高校3年生で起業しました。
不登校になったあと、僕はゲームにハマり、ゲームで友達ができて、そこからゲームの大会を主催したり、イベントを主催する友人もできて、イベントを作る仕事をはじめました。
そして、そのまま起業して”今”です。
僕の経験は特殊だと思います。一般的な不登校の体験談ではない。
なので、僕だけの意見ではなく、たくさんの体験談を掲載することにしました。
このブログで寄稿をもらった体験談が10人分。
→関連記事 不登校の体験談を集めたいです。
そして、ケーススタディということで4名の体験談を掲載しました。
大量生産モデルの学校に馴染めない子は社会不適合なの?JERRYBEANS×小幡和輝対談
ある日を境に一人ぼっちに。逃げ続けた先に見えた、好きと才能を生かす世界。家入一真×小幡和輝対談
田舎ならではの狭いコミュニティが辛かった。吉藤オリィ×小幡和輝対談
不登校でもいい。学校以外に居場所を見つけよう。河合未緒×小幡和輝対談
僕自身もこれまで数百名の当事者や保護者と話してきました。
たくさんの意見を集約し、僕なりに辿り着いた不登校マニュアルです。
多くの方は不登校を解決することを考えます。
僕は不登校を肯定したい。
それは感情論だけではなく、論理的にも。
学校の役割はなんだろう?学校に行くとどんなことが学べるんだろう?
じゃあ、これとこれとこれを抑えたら、学校は行かなくてもいいよね。
そんな選択肢を作りたいんです。
考えてみてください。
たまたまその地域に住んでいた、
なんの共通点もない数十人が、
1年間同じクラスでずっと一緒に学ぶんですよ?
合わない人がいて当然じゃないですか?
社会人の仕事に置き換えてみたら?
合わない職場ってありますよね。でも、ある程度は共通の価値観があるはずなんです。
少なからずその仕事に魅力を感じて入ってきてるわけですから。
もっというと合わなかったら転職もできるじゃないですか。
自分でコミュニティを変えることができる。
子どもは自分でコミュニティを変えることができません。
これは深刻な問題です。
9月1日、夏休みあけに子どもの自殺が増えます。
僕にはその気持ちがよくわかります。
学校に行きたくなくて、親と毎朝ケンカしました。3ヶ月間です。
家にも学校にも居場所がなかった。
もし、あの期間がもっと続いたら。。。
学校はそこまでして行かなければならない場所だとは思いません。
学校の役割は大きく分けて2つ。
1つは勉強をするところ。もう1つはコミュニティを作るところです。
学校の勉強は、例えばスタディサプリのようなオンラインツールを活用することで、自宅で学ぶことができます。
コミュニティも、不登校の子どもが集まるフリースクールだったり、インターネットを使えば共有の趣味を持つ人たちと簡単に繋がれます。
いまの大人たちが考える不登校と、現代の不登校はそもそも環境が違うんです。
そして、センター試験がリニューアルされたり、働き方改革、副業解禁など、社会の流れも変わろうとしています。
そろそろ教育も変わりましょうよ。
学校に行くことが正しくて、行けないのはおかしいというニュアンスを感じられる”不登校”という言葉。
もうやめましょうよ。
不登校からフリーラーニングへ。
もっと自由で多様な学びを広げていきたいです。
実はもう文部科学省は「不登校を問題行動にしてはいけない」って方針を出してるんですよね。
あとは社会の空気感だと思うんです。
そこではじめたのが #不登校は不幸じゃない
全国各地で居場所をつくり、SNSの # を活用することで、不登校を肯定するムーブメントを作っていきます。
(なお、新著 学校は行かなくてもいい の印税は #不登校は不幸じゃない の開催資金として活用します。)
ぜひ応援してください。
仲間になってください。
不登校の経験がない人にこそ、ぜひ仲間になってほしいです。
当事者だけで盛り上がるのでは意味がありません。多くの人に届けたいです。
力を貸していただける方はこちらのグループまで参加リクエストをください。
https://www.facebook.com/groups/784091841780825/
よろしくお願いします。
関連記事→学校に行きたくない不登校の子どもに読んでほしい記事まとめ。
小幡和輝 Kazuki Obata (@nagomiobata)
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NagomiShareFund & 地方創生会議 Founder/内閣府地域活性化伝道師・#不登校は不幸じゃない 発起人
1994年、和歌山県生まれ。約10年間の不登校を経験。当時は1日のほとんどをゲームに費やし、トータルのプレイ時間は30000時間を超える。その後、定時制高校に入学。地域のために活動する同世代、社会人に影響を受け、高校3年で起業。様々なプロジェクトを立ち上げる。
2017年、47都道府県すべてから参加者を集めて、世界遺産の高野山で開催した「地方創生会議」がTwitterのトレンド1位を獲得。その後、クラウドファンディングと連携した1億円規模の地方創生ファンド「NagomiShareFund」を設立し、地方創生の新しい仕組みを構築中。GlobalShapers(ダボス会議が認定する世界の若手リーダー)に選出。
メディア出演 NHK・フジテレビ・日本経済新聞・The Japan Times など