残念なニュースが飛び込んできました。。
いじめはなくならないので、学校以外の選択肢を作る。
>>年間30日以上欠席した不登校は、小中学校で前年度より1万348人増えて14万4031人。小中高校での暴力行為も前年度より3881件増えて6万3325件だった。
昨年度のいじめ、最多41万件…2年で倍増https://t.co/mRNzfUfSFD
— 小幡和輝@祝!著書1万部📚 (@nagomiobata) 2018年10月25日
僕もいじめられた経験があります。とても辛かったです。
これほど多くの報道がされているのに、なぜいじめは無くならないのか。
本文から引用します。
文部科学省は25日、全国の小中高校などで2017年度に認知したいじめの件数が、過去最多の41万4378件だったと発表した。
これ重要なワードが1つあって『認知した』という部分。
学校側はいじめを隠したいんですよね。
もちろん、先生はいじめを見つけたら怒るだろうし、隠したいというのは運営側の都合で、現場の先生はそんなことは考えないと思います。
ただ、利害関係としては見なかったことにしたいという現場があります。
もっと難しいのはなにをもって『いじめ』とするのか。
興味深かったのでこちらに引用と抜粋しました。
いじめの定義
【昭和61年度からの定義】
この調査において、「いじめ」とは、「①自分より弱い者に対して一方的に、②身
体的・心理的な攻撃を継続的に加え、③相手が深刻な苦痛を感じているものであって、
学校としてその事実(関係児童生徒、いじめの内容等)を確認しているもの。
なお、起こった場所は学校の内外を問わないもの」とする。【平成6年度からの変更点】
「学校としてその事実(関係児童生徒、いじめの内容等)を確認しているもの」
を削除
「いじめに当たるか否かの判断を表面的・形式的に行うことなく、いじめられ
た児童生徒の立場に立って行うこと」を追加【平成18年度からの変更点】
「いじめ」とは、「当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的、物理
的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの。」とする。
「一方的に」「継続的に」「深刻な」といった文言を削除
「自分より弱い者に対して」→「一定の人間関係のある者」に変更【平成25年度から現在の定義に】※いじめ防止対策推進法が施行
「いじめ」とは、「児童生徒に対して、当該児童生徒が在籍する学校に在籍してい
る等当該児童生徒と一定の人的関係のある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な
影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものも含む。)であって、当該
行為の対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じているもの。」とする。なお、起こ
った場所は学校の内外を問わない。「いじめ」の中には、犯罪行為として取り扱われるべきと認められ、早期に警察
に相談することが重要なものや、児童生徒の生命、身体又は財産に重大な被害が生
じるような、直ちに警察に通報することが必要なものが含まれる。これらについて
は、教育的な配慮や被害者の意向への配慮のうえで、早期に警察に相談・通報の上、
警察と連携した対応を取ることが必要である。インターネットという文言が追加され、犯罪行為である場合もあるという文言も追加されています。
いじめが増えている理由の中には、これまでいじめとして定義されてなかったことも、最近ではいじめとして扱われてきたのではないかと思ったり。
いじめは無くならない
残念ながらいじめは無くならないと思っています。
学校が隠したいという理由もありますが、そもそも本人がいじめている感覚がなかったりしています。
例えばテレビでみる芸人同士のいじりあいは、信頼関係がなければ「いじめ」ですよね。
あれはお互いの打ち合わせと信頼関係があるからこそ、いじりとして笑えるわけです。
よくいじめられる方にも原因があるという理論は一部あっていると思っていて、はっきりイヤだと伝えれていなかった場合、相手はいじっているつもりなのかもしれません。
(もちろんちゃんと伝えても、いじめてくる人はいますが。。それは完全にいじめですね。)
あと、いじめている本人なりにも理由があったりするんですよね。
むちゃくちゃな理由ですが、本人にとっては正当な理由なんです。
僕の場合は学校が本当に楽しくなくて、居場所がなくて、少しづつ休みがちになってきたときに「ずる休みだ!」と言われ、殴られました。。
確かに休んだことは良いことじゃないけど、あなたに殴る権利はないだろ。。
というわけで。
もはや話にならないし、学校は隠したいというのが本音なので、いじめは無くならないという前提で、どうやったら自分から離れることができるかを考えた方が生産的だと思います。
自分が悪いなんて1ミリも思う必要ないからな!
関連記事 不登校を10年経験した筆者が、いま親や学校に対して思うこと。
小幡和輝 Kazuki Obata (@nagomiobata)
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NagomiShareFund & 地方創生会議 Founder/内閣府地域活性化伝道師・#不登校は不幸じゃない 発起人
1994年、和歌山県生まれ。約10年間の不登校を経験。当時は1日のほとんどをゲームに費やし、トータルのプレイ時間は30000時間を超える。その後、定時制高校に入学。地域のために活動する同世代、社会人に影響を受け、高校3年で起業。様々なプロジェクトを立ち上げる。
2017年、47都道府県すべてから参加者を集めて、世界遺産の高野山で開催した「地方創生会議」がTwitterのトレンド1位を獲得。その後、クラウドファンディングと連携した1億円規模の地方創生ファンド「NagomiShareFund」を設立し、地方創生の新しい仕組みを構築中。
2018年、不登校を肯定するムーブメント「#不登校は不幸じゃない」を立ち上げ、8月19日に全国100ヶ所でイベントを同日開催。SNSで#の関連投稿は2万件を超え、多くのメディアにも取り上げられた。GlobalShapers(ダボス会議が認定する世界の若手リーダー)に選出
メディア出演 NHK・フジテレビ・日本経済新聞・The Japan Times など