私は都内在住、38歳専業主婦の優子です。メーカー勤務の夫に11歳の一人息子がいます。
息子が不登校になったのは、小学校2年生の時です。
不登校の直接的な原因は、息子が発達障害を抱えており、学校生活の中で数々のストレスを感じていたということでした。
息子は発達障害の中でも知的な遅れがなくコミュニケーション面でもあまり目立った障害はありません。
学校内での音や給食、周りの環境などが過敏に気になる感覚過敏を持っています。
個性を活かし、それぞれの園児を伸ばす方針の幼稚園に通っており、息子の行動や感覚過敏でトラブルになるということはありませんでした。
小学校に行くようになってから、担任の先生から悠人くんは〇〇ができません、また〇〇を忘れていますというようなことを言われるようになったのです。
幼稚園までは、褒められて毎日通うのが楽しかったのですが、小学校は怒られるからと1年目から言うようになりました。
小学校は勉強や社会のルールをしっかりと学ぶところだから、嫌なことも我慢しなくてはいけないよと息子に毎日声かけて無理に通わせる毎日だったのです。
私自身、学校は毎日行くのが当たり前、不登校になったらもう学校に戻れないという偏見がありました。
息子は学校でも苦手な舌触りの食事を食べなくてはいけなかったり、チョークの音が気になるのに集中して随分無理をしていたのだと思います。
そんなことを親が理解して上げられずに本当に恥ずかしいです。
2年生に上がった頃から、通学前にお腹が痛いと言い出すようになり、物を吐くようになりました。
すぐに内科に連れて行きましたが、精神的なものからきていると言われ、紹介された精神科を受診し、そこで息子の発達障害も診断されたのです。
発達障害への理解もそうですが、決まったルールの中で息子がうまくやれるのは当然と思っていた私を本当に変えてくれる出来事でした。
息子が不登校になってからは、子供が楽しく幸せに過ごせることは何かということを考えるようになり専門家に意見を聞いたり、相談をしたのです。
また無理強いして学校に行かせたら息子の人生そのものをダメにしてしまうという思いから、学校へ行きなさいということをいうのは辞めました。
それでも息子は色々なお友達と遊んだり、勉強したいという欲求がありました。
そんな希望を叶えてあげたいと、フリースクールの見学をしに行ったのです。
近くにあるフリースクールは、自分のやりたいプログラムを学び、障害への理解も深く、感覚過敏への対応もしていただける環境がありました。
実際に公立小学校からこちらに移ってきた発達障害を抱える方も多くいたのです。
子供もここは楽しそうと言い、ここなら安心して子供を通わせることができると決めました。
息子は現在もフリースクールに通っています。
毎日笑顔で、友達もたくさんでき、公立小学校に通っていた時の姿が嘘のようです。
今後も子供の気持ちを尊重し、楽しく行きていける最善の方法を選択していこうと思っています。
無理に学校に行かなくても、子供の幸せを見つけることは十分に可能です。
うちは発達障害に不登校ということがありましたが、今は今まで以上に親子ともにハッピーに生活しています。
学校の枠にとらわれることなく、これからも子供にとってのベストな環境を与えてあげることが私にとっての責務です。
不登校の体験談を引き続き募集しています。(当事者や保護者など)書き方マニュアルを作っていので書きやすいと思います。詳細はこちらの記事を。
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