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学校に行くのは何のため?不登校から学んだ話

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私が不登校になったのは1990年代の初頭です。
私には兄と妹がいましたが兄との兄弟仲が悪く、時に暴力を振るわれるのが日常になっていました。

家族関係ですらストレスをためているのに学校での生活がうまくいくわけもなく。
兄と同じ学校に通っているというだけでストレスでした。

そんな中、中学のテスト期間中に風邪にかかってテストを受けられなくなり、心が折れてしまいました。

1990年代の話のため、ネットもほとんど普及していない時代です。
自分の家庭が【普通】だと思って疑問に思っておらず、子どもの行動力ではなかなか知識も広げられない状態でした。

思い返してみれば鬱状態になっていたのかなぁとも思います。
しかし、子どもの私からすれば鬱という言葉にたどり着ける手段すらなく、自分の部屋に引きこもって過ごしました。

突然不登校になったため、父も母もなぜ学校に行かないのかわからなかったようです。
学校側に問題があるのではと苦情を言ったりもしたそうです。

ただし、それで私の気分が晴れるわけでもなく、ただ鬱々とした日々を過ごしていました。

学校から離れて思ったのがなぜ学校に行くのかという疑問です。
みな当たり前のものだと感じているようで、それに対して疑問を感じたことがないようでした。

しばらく部屋に引きこもりきりの生活が続きましたが、あるとき不登校の子どもが集まるフリースクールの話しを聞きました。

そもそも外出しようという気持ちもなかったのですが、ある日、どんな人たちが集まっているのか気になって実際に足を運んでみることにしたのです。

フリースクールに言って思ったのが、自由だということです。
勉強をしなくても良い環境のため皆が思い思いの時間を過ごしていました。

思い思いの時間を過ごすからこそ、自然と交流の時間が生まれることがありました。
一人でいたい時は、一人で読書をすることもできました。

学校を前提としない当たり前の形がこういう形でもあるのだなぁと、初めて知ったのです。

同時に思ったのが、学校は勉強よりも人間関係を学びに行く場ではないのかということです。
勉強は一人でもできますが、人間関係は多くの人たちとコミュニケーションをとらなければ学ぶことができません。

注意したいのは人間関係の構築に一度失敗するとやり直しが難しいことです。

私は家族という人間関係から関係の構築に失敗してしまい、地域にも馴染めなかったから辛い思いをしたのでは考えるようになりました。

中学校は不登校で過ごしたものの、高校受験は行い、高卒後は地元をはなれる決断をしました。

地元をはなれて思ったのが、やはり色々な人がいて多様な価値観を持った人がいるということです。

家族関係で苦労した人も不登校の経験がある人も、なぜ学校に行かなければならないか悩んだ人も普通に存在していました。

社会にでて、改めて学校に学校に行くのが当たり前ではない世界にふれ、ほんの少し救われた気になったのです。

一方で【普通】と思うことを周囲にも要求する人が多いことにも気付きました。

ただ、普通だと思うのはその人の価値観の問題でしかなく、距離を置くこともできます。

インターネットを使えば地域を選ばずに仕事をすることもできるため、今、私は人間関係に縛られないネットで完結する仕事をしています。

もちろん人間関係はありますが、それでも付き合う人を選べればストレスは大きく軽減できます。

自分自身が人間関係のストレスに弱いこともわかったので、適性にあった仕事をすればよく、学校は必ずしも必要ではないということも気付きました。

性格や特性によっては学校自体がストレス増加の原因となってしまいます。

私は家族の問題も影響しましたが、自分を生かすために学校を避けるというのも一つの生きかただと学びました。

普通や常識よりも人の命や人生の方が重いので、優先順を間違えないことも大切かなぁと思ったりもします。

PN.しらたま。

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僕自身も中学生までの10年間、不登校でした。しかし、その後は大学まで進学し、現在は会社の代表を務めています。

その経験を経て言えるのは「不登校は悪いことではない」ということ。行きたくない子を無理やり学校へ行かせるのも、良くありません。

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ABOUT ME
小幡和輝
約10年の不登校を経験後、高校3年で起業。#不登校は不幸じゃない 発起人 メディア出演 『NHK おはよう日本』『フジテレビ バイキング』ほか多数。 著書に『学校は行かなくてもいい』『ゲームは人生の役に立つ。』『子ども稼ぐ力』など 詳しいプロフィールはこちらの記事をご覧ください!