12年前。2007年ですね。私は不登校になりました。
理由は家庭の不和や、ついていけない授業、厳しい部活など。
自分の実力以上の学校に入学してしまったという、力量の見誤り。
友達がいないことはありませんでした。仲のいい子はいました。
でも友達が全てを解決してくれるわけでもなく。
私はうつ病を患ってしまいました。
学校に行くといって電車に乗っても、眩暈に吐き気。
周りの通学中の学生の声がうるさくて気持ち悪くて。
全部が私の悪口に聞こえて、うずくまるしかなかった。
駅で、スクールバッグに詰めた教科書ではない、私服に着替えて。
ぼーっと公園で遊んだりしていました。
学校が苦痛だから、一人で出した決断がこれ。逃げ方がこれ。
いずれ親にもバレ、保健室登校になりました。
机に突っ伏して寝るだけ。それだけ。
それでも教室に行くよりマシでした。
もう部活にも顔を出せなくなり、どんどん私は塞ぎ込んで。
気づいたら、退学会議が開かれていました。
親も同伴で。
そして私は最初の高校を中退、そして系列の定時制高校へ、四月から通うことに。
…それも一年続いただけで、中退してしまいましたが。
それから私は心療内科に通いながら自宅療養をしていくことになりました。
高校のことなんて、諦めていました。
ゆっくり、まったり、時間に追われない日々を過ごしました。
しばらくは外にも出ませんでした。
家のことも手伝えず、家でぼうっとすることばかり。
やることといえば趣味のゲーム。
好きなことに費やす時間が全然なかったので、やるなら今かなあという思いもありました。
好きなことをゆっくりすること、大事な時間だと感じました。
半年以上経ったころ、少しずつ家事が手伝えるようになっていきました。
なんだか出来ることが増えていき、自信につながりました。
そのうちに、「高卒の資格だけは取りたいなあ」
と、漠然と思うようになりました。
そして中退から一年療養したのち、夜間定時制高校へ入学しました。
そこへはアルバイトをしながら四年通い、無事卒業。
不登校になる理由は様々です。
そうやって疲れ、心を閉ざしてしまったとき、人生の休憩が必要なんだと思います。
私も自宅療養という休憩がなければ未だに陰鬱と引きこもり、高卒の資格も取れていなかったでしょう。
学校に無理に行き続けていたら、メンタルはもっと壊れていったんじゃないか。
そう思います。
だから自分を守るため。無理に行かなくていいんです。
学校に行かなくたって、いいじゃないですか。
学校に行かないと、自分に価値はなくなりますか?
いいえ。そんなことはありません。
学校は必ず行くもの、という固定概念ももういらないと思います。
親からのその強制で、余計にがんじがらめになって、辛くなっていきます。
親御さんは子供の心のレスキューサインに気づいてあげてほしいです。
最初は理解が出来なくても
「辛いんだね。無理しなくていいよ」
「今はゆっくり休もうか」
そうやって寄り添ってくれるだけで、救われます。
学校に行かないことで、将来がどうなるか心配!
という気持ちもあると思いますが、今をどうにかしない事には将来もっと苦しい未来が待っていると思うんです。
無理だけは絶対、してはいけません。
心に余裕が生まれるまでは。
私は一年でしたが、その期間は人それぞれです。
それは甘えではありません。見守ってください。
ペンネーム:花火
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