私は現在38歳です。不登校になったのは小学校入学から中学校卒業まででした。
私は母子家庭で育ち、幼稚園にも行かず小学校へ入学しました。
入学してみると幼稚園からの友達繋がりばかりで私は浮いていました。
母親が水商売をしていたことなどを理由にクラスから浮いてものが無くなるとまっさきに疑われるようになります。
羽交い締めにあいながらカバンや机をひっくり返されるという恥ずかしい想いをして靴下のまま学校を飛び出し家に泣き帰ります。
その日から学校が怖くなり行けなくなりました。母親は「学校に行かなくても道はある」そう言ってくれました。
その言葉が私の心を救い保健室登校を続け小学校を卒業し中学校へ入学。
小学校からの進学が多かったため馴染めず中1の一学期には不登校に。
不登校の子供が学ぶ自習室なる部屋で3年間を過ごしました。
小1で経験した人間不信はつきまとい払拭することができないままでした。
人の顔色を伺い、声色に反応し自分らしくなんて生きられもしない生きた心地もしない時間でした。
あの時から「学校に行きなさい」と言われたことは一度もない。
「学校に行っても行かなくてもそれはあなたの人生だから。大事なのは自分の人生をどうするか、それが大事」
この言葉を小1のあの日母親からもらった。
自分の人生をどうするのか。
考える機会をくれた。
不登校の間、私はどうなりたいのかを考える時間となった。
結果私は高校受験を試みて失敗し浪人生活を経て定時制高校へ入学・卒業しました。
どんな人生でもその人生は自分のもの。
どう生きるかは自分が決めていい。
周り道でも構わないから望む道を生きてほしい。それが親になった今の私が思うことです。
学校に行かなくても道は閉ざされたりしない。行けなくても失敗なんかじゃない。今は必要ないんだと距離をおけばいい。
道はまだまだ長く先はわからない。
だからこそ右往左往するときがあってもいいんじゃないかとそう想います。
小幡和輝 Kazuki Obata (@nagomiobata)
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NagomiShareFund & 地方創生会議 Founder/内閣府地域活性化伝道師・#不登校は不幸じゃない 発起人
1994年、和歌山県生まれ。約10年間の不登校を経験。当時は1日のほとんどをゲームに費やし、トータルのプレイ時間は30000時間を超える。その後、定時制高校に入学。地域のために活動する同世代、社会人に影響を受け、高校3年で起業。様々なプロジェクトを立ち上げる。
2017年、47都道府県すべてから参加者を集めて、世界遺産の高野山で開催した「地方創生会議」がTwitterのトレンド1位を獲得。その後、クラウドファンディングと連携した1億円規模の地方創生ファンド「NagomiShareFund」を設立し、地方創生の新しい仕組みを構築中。
2018年、不登校を肯定するムーブメント「#不登校は不幸じゃない」を立ち上げ、8月19日に全国100ヶ所でイベントを同日開催。SNSで#の関連投稿は2万件を超え、多くのメディアにも取り上げられた。GlobalShapers(ダボス会議が認定する世界の若手リーダー)に選出
メディア出演 NHK・フジテレビ・日本経済新聞・The Japan Times など