こんにちは!小幡和輝と申します。
全国100箇所で不登校の経験がある人を中心にイベントを開催したり「ゲームは人生の役に立つ」などの教育系の書籍を出版したりしております。
近年、社員研修の一環として「ビジネスゲーム」を導入する企業が増えています。座学研修では得られないような、ビジネススキルの育成ができるという点が人気です。
ところが、ビジネスゲームの内容をイマイチ理解していないという方も多いのではないでしょうか?
内容を把握していないと、いざ研修を導入しても、実は会社に合わなかった……などの不具合がでるかもしれません。
そこで本記事では、
- ビジネスゲームの研修内容
- 導入したことによって得られるスキル
- メリット
などを説明します。
これからビジネスゲームの導入を検討している企業の方は、ぜひこの記事をご覧ください!
目次
- 1 ビジネスゲームとは「ゲームを通じてビジネススキルを高める研修」のこと
- 2 ビジネスゲームで学べる10つのスキル
- 2.1 【ビジネスゲームで学べるスキル1】 コミュニケーションスキル
- 2.2 【ビジネスゲームで学べるスキル2】 会議を円滑に進め、合意形成を得るためのスキル
- 2.3 【ビジネスゲームで学べるスキル3】 財務会計・ファイナンスのスキル
- 2.4 【ビジネスゲームで学べるスキル4】 経営スキル
- 2.5 【ビジネスゲームで学べるスキル5】 ビジョン・目的共有スキル
- 2.6 【ビジネスゲームで学べるスキル6】 メンタルヘルススキル
- 2.7 【ビジネスゲームで学べるスキル7】 全体最適視点を高めるスキル
- 2.8 【ビジネスゲームで学べるスキル8】 マーケティングスキル
- 2.9 【ビジネスゲームで学べるスキル9】 PDCAを回し業務を改善するスキル
- 2.10 【ビジネスゲームで学べるスキル10】 営業スキル
- 3 ビジネスゲームを利用する7つのメリット
- 3.1 【ビジネスゲームのメリット1】 研修中も高いモチベーションを保てる
- 3.2 【ビジネスゲームのメリット2】 ビジネスの全体像を把握できる
- 3.3 【ビジネスゲームのメリット3】 リアルな経営シミュレーションができる
- 3.4 【ビジネスゲームのメリット4】 学びたいスキルを重点的に育てられる
- 3.5 【ビジネスゲームのメリット5】 失敗や苦痛から何度も学べる
- 3.6 【ビジネスゲームのメリット6】 組織としての行動力が身に着く
- 3.7 【ビジネスゲームのメリット7】 創造力やアイデア力の向上につながる
- 3.8 【ビジネスゲームのメリット8】 人によって難易度を変えられる
- 3.9 【ビジネスゲームのメリット9】 数年分の経営を、数日で体験できる
- 4 【具体例】主要なビジネスゲーム10選
- 5 ゲームはビジネスだけでなく「生きる力」を育ててくれる
- 6 ゲームをうまく駆使して、人生を豊かに生きる方法とは
ビジネスゲームとは「ゲームを通じてビジネススキルを高める研修」のこと
ビジネスゲームとは、ゲームを通じてビジネススキルを高める研修のことを指します。実際の社会の動きをゲームを通じて体験し、自分のスキルアップにつなげるのです。
通常のビジネススキル用の研修だと、講師の話を聞く座学タイプが多いですが、ビジネスゲームは自分が主体となってゲームに参加しながら学ぶので、主体性が育まれます。
ビジネスゲームは総称で、色々なゲームの種類がある
ビジネスゲームという呼び方は総称であり、色々なゲームの種類があります。
- NASAゲーム
- ヒアリングチャレンジ
- ビールゲーム
など、数10種類以上のゲームの中から、学びたいスキルに合わせて選択すると良いでしょう。
いずれもゲームをしながら、楽しんで学習できるものばかりです。
1つのゲームにかかる時間は約1~3時間。人数は4~5人程度から。
ゲームごとに内容が大きく違うので一概には言えませんが、1つのゲームを終わらせるのにかかる時間は1~3時間が多く、必要な最低人数は4~5人です。
もちろんもっと深く学べるものもあり、1つのゲームに2日間をかけることもあります。
ちなみに人数は、最大100人以上に対応できるゲームもあるので、大企業の研修などでも全く問題ありません。
サクッと短時間で終わらせて、ビジネスのノウハウを学ぶことができるので、新入社員研修や幹部研修にも向いています。
ビジネスゲームで学べる10つのスキル
ここではビジネスゲームを経て、学べる10つのスキルについて紹介します。
【ビジネスゲームで学べるスキル1】
コミュニケーションスキル
ビジネスゲームでは、コミュニケーションスキルを学ぶことができます。
体験型のゲームでコミュニケーションを実際に行うため、経験として記憶が定着しやすく、学習効果が高いです。
コミュニケーションスキルには大きく分けて3つ存在します。
- 社員間のコミュニケーション
- 社内向けのコミュニケーション(上司から部下への指導など)
- 社外向けのコミュニケーション(営業力強化)
この3つのどれを重点的に学びたいかによって、選ぶべき研修も変わります。
【ビジネスゲームで学べるスキル2】
会議を円滑に進め、合意形成を得るためのスキル
会議を円滑に進めて、ステークホルダーの意見を一致させる「合意形成」を得るためのスキルです。
会議を進めていく中でバラバラな意見が飛び交い、最終的な結論が出ないまま終了時間が来てしまうことはよくありますよね。結局後回しになり、大事なことが決まらない意味のない会議ばかりが増えてしまいます。
社内で行われる会議ならまだしも、社外の人が関わる会議で結論が出ないと、会社の信用を崩してしまうことになりかねません。
会議をスムーズに進め、時間内に合意形成を得るスキルを手に入れるために、ビジネスゲームで実体験を用いて学ぶことは効果的です。
【ビジネスゲームで学べるスキル3】
財務会計・ファイナンスのスキル
ビジネスゲームを用いて、財務会計やファイナンスのスキルも学べます。
管理職として役職があがればあがるほど、財務やファイナンスのスキルは大切です。会社全体のお金の流れを把握し、適切な指示が出せるようにならなくてはなりません。
ビジネスゲームを用いれば、とっつきにくい財務諸表を理解したり、資金繰りの重要性を学んだりできます。
【ビジネスゲームで学べるスキル4】
経営スキル
経営シミュレーションゲームを通じて、経営に大切なスキルを学ぶことができます。
ゲームでは実際に数年かかかるような活動を1日で回転させることができるので、数年後の経営状態を見据え、会社の全体像を見る力を鍛えられます。
経営スキルが学べるビジネスゲームとして有名な「マネジメントゲームMG」は、あのソフトバンクの孫社長が熱中するほど、効果の高いものです。
【ビジネスゲームで学べるスキル5】
ビジョン・目的共有スキル
ビジョンを考え、目的を共有するためのスキルです。
管理職になると、会社の意図を汲み取り、業務の目的を部署内で共有することが求められます。
もし共有が上手くいかないと、部署の方向性が定まらず、思うような成果が挙げられません。
ビジネスゲームでは、自分が会社のビジョンをかみ砕いて考え、部署内にわかりやすく共有するためのスキルが学べます。
【ビジネスゲームで学べるスキル6】
メンタルヘルススキル
会社の課題として注目を集めることが多い、メンタルヘルスの対策方法を学べます。
ゲームの内容は、仮想のプロジェクトを立ち上げ、そこで働く人の精神状態を健康に保ちつつ、プロジェクトを遂行させるというものです。
うまくプロジェクトを達成しつつ、全員の健康を守ることを目的とした動き方を体験できます。
【ビジネスゲームで学べるスキル7】
全体最適視点を高めるスキル
全体最適視点を高め、全体を見渡せるスキルを学べます。
全体最適視点は組織またはシステム全体が最適化された状態のことであり、経営全体を見渡すには必要不可欠なスキルです。
一部の部署の生産性だけを上げる個別視点に陥らず、視野を広く持つ方法を学習しましょう。
【ビジネスゲームで学べるスキル8】
マーケティングスキル
経営に大切なマーケティングスキルも、ビジネスゲームで学べます。
マーケティングと一口に言っても、市場選択や競争性など多くの分野があるので、それぞれに適したビジネスゲームを選択しましょう。
【ビジネスゲームで学べるスキル9】
PDCAを回し業務を改善するスキル
PDCAサイクルを回す方法を学び、業務を改善できるようにするスキルです。
ビジネスにおいて、プロジェクトや仕事が一度目の挑戦でうまくいくことは珍しいので、PDCAサイクルを回して改善を行い、何度も挑戦することが求められます。
改善方法の勉強はどの分野にも通ずるので、学んでおいて損は無いでしょう。
【ビジネスゲームで学べるスキル10】
営業スキル
顧客の意図を理解し、案件を受注するための営業スキルを学べます。
営業は会社の売上を大きく左右する業種なので、ビジネスゲームを用いて向上を目指しましょう。
ビジネスゲームを利用する7つのメリット
こちらでは、ビジネスゲームを利用する7つのメリットについて紹介します。
【ビジネスゲームのメリット1】
研修中も高いモチベーションを保てる
ビジネスゲームは、研修中も高いモチベーションを保てます。
ゲーム感覚で参加できるため、座学で講師の話を聞いているより、意欲的に取り組むことができるでしょう。
また体験を通して学びを深めるため、記憶の定着力が高く、後ほど使えるスキルとして身に付きやすいです。
高いモチベーションを保って研修を受けられるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
【ビジネスゲームのメリット2】
ビジネスの全体像を把握できる
ビジネスゲームを使えば、ビジネスの全体像を把握することができます。
通常業務を行っているだけだと、どうしても目の前の仕事をこなすことで精いっぱいになり、他部署の仕事を気にかけている余裕はありません。
ビジネスゲームを通じて全体像を把握する力を養うと、通常業務の中で他の部署の事を考える余裕が生まれ、会社全体の利益になるような行動が増えます。
ビジネスの全体を見渡す力を身に着けられるのは、大きなメリットです。
【ビジネスゲームのメリット3】
リアルな経営シミュレーションができる
ビジネスゲームでは、リアルな経営シミュレーションが体験できます。
実際に組織を動かす立場になり、シミュレーションを行うことで、自分に足りていない力を知ることができるでしょう。
管理職になると自分の部署だけでなく、会社全体の経営に関わる機会も増えていきます。
経営をコントロールする力を身に着けたい方は、ぜひ実践してみてください。
【ビジネスゲームのメリット4】
学びたいスキルを重点的に育てられる
ビジネスゲームを通じて、学びたいスキルを重点的に育てられます。
ビジネスゲームは色々なものがあり、何度行っても効果が高い物ばかりなので、繰り返し行うことでどんどんスキルが向上するでしょう。
【ビジネスゲームのメリット5】
失敗や苦痛から何度も学べる
ビジネスゲームでは、失敗や苦痛から何度でも学ぶことができます。
リアルなビジネスゲームを体験すると、失敗時にはかなりの苦痛を伴いますが、実際に失敗するよりははるかにマシです。
何度失敗しても実際のビジネスには全く影響が無いので、繰り返し失敗経験を経て、成長を繰り返せます。
失敗から何度でも学べるのは、ビジネスゲームならではのメリットと言えるでしょう。
【ビジネスゲームのメリット6】
組織としての行動力が身に着く
ビジネスゲームを経験すると、組織としての行動力が身に着きます。
ビジネスゲームは基本的に集団で行うことが多く、社内の人間とコミュニケーションを深めながらゲームを進めます。
実際に属している組織で、どのように自分が動けばいいのかを把握できるので、実践でも使える行動力が身に着くのです。
【ビジネスゲームのメリット7】
創造力やアイデア力の向上につながる
創造力やアイデア力も、ビジネスゲームで学べます。
特に経営シミュレーションを行うなら、経営を成功させるために創造力やアイデア力が必要不可欠です。
普段では機会が無く、育ちにくい創造力やアイデア力を鍛えられるのはメリットでしょう。
【ビジネスゲームのメリット8】
人によって難易度を変えられる
ビジネスゲームは、人によって難易度を変えられます。
繰り返しビジネスゲームを経て、スキルアップをした後であっても、より難易度が高いゲームへ挑戦が可能です。
もちろん初心者の人は、レベルの低いゲームから始められます。
色々なゲームを用いて、実力に応じて難易度を変えられるのはメリットです。
【ビジネスゲームのメリット9】
数年分の経営を、数日で体験できる
ビジネスゲームなら、数年分の経営を、数日で体験できます。
実務では不要な要素を削って体験できるので、効率が良い点が魅力です。
2日間で10年分の企業経営が疑似体験できるビジネスゲームもあるので、経営マネジメント力を短期間で鍛えたい方にはうってつけと言えるでしょう。
【具体例】主要なビジネスゲーム10選
こちらでは、主要なビジネスゲームを10個紹介します。
ビジネスゲームは種類によって学べる内容が大きく異なるため、自社にあった最適なビジネスゲームを選ぶようにしましょう。
【主要なビジネスゲーム1】
ペーパータワーforビジネス
- 所要時間:1時間~2時間
- 必要人数:1チーム4~6人(最低12名)
ペーパータワーforビジネスは、20枚~30枚の紙を利用して、制限時間内にとにかく高いタワーを作ります。1度作ったタワーは1cmが10万円として換算され、手に入れたお金で給料や税金の支払い・仕入れを行い、次のゲームへと進みます。
4回ゲームを繰り返し、最終的に多くの給料を手に入れられたチームが優勝です。
ペーパータワーforビジネスでは、基本的な企業の金銭の流れを学ぶことができます。
また4回同じことを繰り返すので、PDCAサイクルを回して改善に向けた施策を考えなければなりません。自チームの失敗や他チームの成功事例を見て、効率よくPDCAを回す技術も身に着けられます。
若手社員や、新人社員の研修に向いているゲームです。
【主要なビジネスゲーム2】
NASAゲーム
- 所要時間:1時間~2時間
- 必要人数:1チーム4~6人(最低4名)
NASAゲームは、チーム内で意見を固め、合意形成を行う方法を学ぶためのビジネスゲームです。
月面に着陸しようとしている宇宙飛行士が不時着し、宇宙船が使い物にならなくなってしまいました。
破損せずに手元に残ってているのは15個のアイテムのみ。
このアイテムを、最も重要度の高い順に並べ替えるゲームです。まずは各自で考え、最終的にはみんなで話し合って優先順位を決定します。
チームの回答を求められるため、みんなで納得した順位を考えなければならず、合意形成を行う力が求められます。
多数決や1人が折れるという形ではなく、あくまでも協力的に合意形成を得ることが重要です。
【主要なビジネスゲーム3】
ヒアリングチャレンジ
- 所要時間:20分
- 必要人数:1チーム2人
ヒアリングチャレンジは、営業の基礎を学べるゲームです。
片方は車の販売員になったつもりで行動し、訪れたお客様に対して最適な車を提案します。
販売員はお客様へ10回の質問を行い、カードに書かれたお客様の回答をもとに、「9種類の車種×色・内装のオプション」から最適な車を提案します。
お客様が真に求めている物を理解し、しっかりとした提案ができているかどうかを問われるゲームです。
【主要なビジネスゲーム4】
ストマネ
引用:https://heart-quake.com/article.php?p=6995
- 所要時間:2時間
- 必要人数:1チーム4人
ストマネは、職場でのメンタルヘルス対策を学べるビジネスゲームです。
IT企業に勤めている4人という設定で、全員で協力して6週間以内にプロジェクトを完成させなければなりません。ただし途中で休職者を出さず、全員健康な状態で終わらせましょう。
うまくストレスを分散して、ストレスマネジメントを行うことが重要です。
【主要なビジネスゲーム5】
ビールゲーム
- 所要時間:2~3時間
- 必要人数:1チーム4人
ビールゲームは、ビールの発注や納品を通して、全体最適視点やシステム思考について学ぶゲームです。
1チームの4人を小売店・二次卸・一次卸・工場に分類し、ビールの注文や販売・売上の記入や発注数の決定までを一連の流れで行います。この際、他の人との相談は禁止です。
この流れを繰り返していくうちに、自分の意思決定が全体にどれだけ影響を及ぼしているかがわかるようになります。
目の前の行動だけでなく、全体像を把握する力を養うには効果的なゲームです。
【主要なビジネスゲーム6】
財務の虎
- 所要時間:2~3時間
- 必要人数:1チーム3~4人
財務の虎はその名の通り、財務会計系の知識を学べるビジネスゲームです。
財務の虎を通じて、BS / PLの構造の理解や、利益とキャッシュの違いを学べます。
参加者はインテリアショップの経営者となり、椅子・本棚・ベットを仕入れて、販売するシミュレーションを行います。
シミュレーション後は給料の計算を行い、当期純利益の計算を、PLシートを用いて行います。それを隣の人と交換して監査を行い、1ラウンドが終了です。
ビジネスに重要な財務知識を得られるので、非常に利用価値の高いゲームと言えるでしょう。
【主要なビジネスゲーム7】
レゴシリアスプレイ
- 所要時間:4時間
- 必要人数:1チーム4~5人
レゴシリアスプレイでは、レゴブロックを用いた研修を行います。
管理職に必要な「ビジョン」を部下に伝える力を高めてくれるゲームです。
お題に沿ってレゴブロックを作成し、でき上がった作品を通して対話を行います。
お題は必ずしも具体的なものばかりではなく「〇〇さんの強み」などといった抽象的なものも用いられます。
完成した作品を使って対話を行い、物事を伝える力を高めましょう。
【主要なビジネスゲーム8】
部課長ゲーム
- 所要時間:3時間
- 必要人数:1チーム5人あるいは7人
部課長ゲームでは、ビジョンや目的の共有をメインに学べます。
部長・課長・一般社員という役割に別れ、様々な課題を解決に導くゲームです。
ただし課題を知っているのは部長だけなので、リーダーは部下に目的を共有し、部下は目的をいち早く把握する必要があります。
ビジョンの伝達能力が養われるため、管理職研修などに有効です。
【主要なビジネスゲーム9】
戦略MGゲーム
- 所要時間:2日(約12時間)
- 必要人数:1チーム4~6人
戦略MGゲームは経営シミュレーションの定番ゲームで、過去40年で100万人の受講実績があります。
このゲームの所要時間は何と2日間です。2日間を使って、10年分の経営シミュレーションを体験できます。
【主要なビジネスゲーム10】
ビズストーム
https://youtu.be/5OQuSBctILE
- 所要時間:4時間
- 必要人数:1チーム5~7人
ビズストームは、マーケティングを学ぶためのビジネスゲームです。
ゲーム内で3C分析や価格戦略が求められるため、シミュレーションを行いながらマーケティングスキルを磨けます。
製造した製品を、6つの市場のどこに入れるのかを決定し、販売を行います。
利益が最適化できるような市場と値段設定を探すことで、マーケティングを深く知れるゲームです。
ゲームはビジネスだけでなく「生きる力」を育ててくれる
僕は不登校でした。
学校では馴染めなくて友達ができなかったんですが、ゲームを通じて多くの友達ができました。
例えば中学生のころの遊戯王カードにハマったときは、大会で世代を超えたコミュニティができ、大会の賞品、転売やイベント運営などでお金も稼いでいました。
このときの経験はいまの仕事や人生にとても繋がっています。
僕はゲームに人生を救われました。
ぜひたくさんの人がもっとゲームで遊んで欲しいなと思っています。
ゲームをうまく駆使して、人生を豊かに生きる方法とは
今回は会社員の研修などに用いられる「ビジネスゲーム」について説明しました。
普通であれば面倒だと感じる研修も、ゲームの形をとることで楽しく自発的に参加できるようになり、研修の効率がグッと上がります。
このようにゲームの要素を使うことで、他の分野の物事を活性化させることを「ゲーミフィケーション」といいます。あまり日本では聞きなれない言葉かもしれませんね。
日本ではゲーム=ダメなことという印象が強いですが、ゲーミフィケーションのように、ゲームが活かされる場所はたくさん存在します。
僕の書籍『ゲームは人生の役に立つ』では、科学者や教育者などと対談を行い、ゲームがいかに人生の役に立つのかということをお話ししています。
ビジネスゲームのように、仕事や生活の色々な場所にゲームの構造を盛り込み、人生を豊かにしていきましょう。
『ゲームは人生の役に立つ』は、社会人に向けた自己啓発本としても、子育て本としても有意義な内容が盛り込まれているので、ぜひ一度ご一読いただけると嬉しいです。
こちらから試し読みができます↓