こんにちは!小幡和輝と申します。
ゲームのオンライン家庭教師『ゲムトレ』というサービスを運営していたり、「ゲームは人生の役に立つ」などの教育系の書籍を出版したりしております。
「ゲームが大好き!自分でゲームを作って誰かに遊んでもらいたい」と考えている方は多いです。
ところが、いざゲームを作ろうと思っても、いったい何から手をつければいいのかわからないですよね?
そこで本記事では、ゲーム作りに必要な要素について徹底解説します。
- ゲーム作りに必要な知識
- 必要な物
- 作る流れ
- 重要な心構え
これからゲームを作ってみたいと考えている方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
ゲームは何を使って作る?必要な知識とは
ゲームを作ると一口に言っても、世の中のゲームには色々なものがありますよね。もちろんそれぞれに応じて、必要な知識は違っています。
そこでこちらでは、ゲームを作る方法と、作る上で必要な知識を紹介します。
【ゲームを作る方法1】
プログラミング言語を駆使
プログラミング言語を駆使して、0からゲームを作る方法です。
JavaやC言語などのスキルを習得し、プログラミングツールを利用してゲームを作っていきます。
スキルが習得できれば、どんなゲームでも自由自在に作成可能です。オリジナルストーリーのRPGや、誰でも手軽に遊べるパズルゲームなど、自分の頭の中のアイデアを具現化できます。
もちろん完成までにはたくさんの知識が必要で、最初は画像1枚を動かすだけでもかなり苦労するでしょう。
徐々にできることを増やし、根気よく継続することが求められます。
【ゲームを作る方法2】
ゲームエンジンを使って作成する
ゲームエンジンを利用して、ゲームを作成する方法です。
ゲームエンジンは「ゲームの基本機能を共通化した開発ツール」の総称を指します。たとえば音を鳴らす・画像を表示するなど、基本的な処理を共通化することで、誰でも簡単にアプリを作れるようになりました。
代表的なゲームエンジンは『Unity(ユニティ)』です。Unityはドラゴンクエストの開発にも使われるなど非常に優秀なツールで、初心者でも1時間~2時間もあれば簡単なゲームが作れてしまいます。
基本的な処理に関するプログラムが必要ないので、うまく利用すればプログラミングを必要とせずにゲームが作れます。もちろん複雑な処理に関してはプログラミングが必要ですが、0から作るよりもかなり簡単です。
ゲームエンジンは、初心者にもやさしい開発ツールと言えるでしょう。
【ゲームを作る方法3】
既存の制作ソフトを利用する
既存の制作ソフトを利用して、ゲームを作る方法です。
制作ソフトの中にゲームを作るための素材が入っており、それを駆使してゲームを作成します。プログラミングの知識は全く必要ありません。
代表的なソフトは「RPGツクール」「アクションエディター」です。
誰でも簡単に作成できる反面、自分のオリジナル機能を搭載できないというデメリットが存在します。
とにかく頭の中のイメージを具現化したいと考えている方には、おすすめの手法です。
ゲームを作る上で必要な4つの物を紹介
こちらでは、ゲームを作る上で必要な4つの物を紹介します。
- パソコン
- 実行用の端末
- 仕様書
- イラストなどの素材
【ゲームを作る上で必要な物1】
パソコン
ゲームを作る上で最も重要なものが、パソコンです。
開発を行うためのツールを起動し、プログラミングを行うには必要不可欠なものと言えるでしょう。
パソコンの種類はデスクトップでもノートパソコンでも問題ありませんが、作るゲームによってはある程度のスペックが必要です。
【ゲームを作る上で必要な物2】
実行用の端末
ゲームを実際に遊ぶための端末です。パソコンやスマートフォンなどですね。
これらはテストプレイや動作確認をする際に必要なので、接続用のケーブルなどを含めて忘れずに用意してください。
【ゲームを作る上で必要な物3】
仕様書
どのようなゲームを作るのか、仕様書を用意しておきましょう。
仕様書の中には、以下のものを記載します。
- ゲームのコンセプト・大まかな内容
- 必要な素材リスト
- 画面ごとの素材の配置場所
- その他、必要に応じてセリフやアクション動作などの情報
きっちりした仕様書が無いと、ゲームを作っている途中で不具合が生じたり、バグの原因となったりします。
頭の中だけでなく、ちゃんと仕様書として形にしておきましょう。
【ゲームを作る上で必要な物4】
イラスト・音楽などの素材
ゲームの中で使用するイラストや、音楽などの素材です。
いくらプログラミングができたとしても、動かすものが無ければ意味が無いですよね。
インターネット上にあるフリー素材で構いませんので、自分のイメージに合った素材を用意しておきましょう。
なお、ゲームエンジンの「Unity」であれば、アセットストアを使ってUnity専用の素材を簡単に手に入れられます。素材作成の手間が省けるという点でも、Unityは使い勝手が非常にいいです。
実際にゲームを作る流れ6ステップ
こちらでは、実際にゲームを作る流れを6つのステップで紹介します。
- 開発環境の用意
- 仕様書の作成
- 素材の用意プログラミング
- テストプレイ
- 公開
【ゲームを作る流れ1】
開発環境を用意する
ゲームを作るための開発環境を用意しましょう。
初心者におすすめなのはUnityですが、ある程度プログラミングが組めるのであれば、他のツールでも構いません。
iOSアプリの場合は『Xcode』、Androidアプリの場合は『Android Studio』など、自分がゲームを作りたい端末に応じて用意してください。
また、始めて開発環境を用意した場合は、慣れるためにも仕組みを理解しておきましょう。
インターネット上には様々な入門サイトがあるので、どれか1つを選択して実際に開発を進めてみてください。
ある程度仕組みを理解して、開発環境に慣れてきたら、次のステップへ移行します。
【ゲームを作る流れ2】
ゲームの仕様書を作成する
ゲームの仕様書を作成しましょう。
仕様書が無いと、ちぐはぐなゲームが生まれてしまう可能性が高いです。ちゃんと開発を続けるためにも、最初にキッチリとした仕様書を用意してください。
この際に、必要な素材をまとめた素材リストも作っておくと、後々の作業が楽になりますよ。
【ゲームを作る流れ3】
ゲームの素材を用意する
画像や音楽など、ゲームに使う素材を用意します。
仕様書を作った段階で素材リストも用意しておくと、漏れなく集めやすいです。
素材は自分で作成してもいいし、フリー素材を使っても構いません。
ただしフリー素材を使う際は、利用規約に注意しましょう。
【ゲームを作る流れ4】
プログラミングを行う
実際にプログラミングをして、ゲームを作っていきます。ゲームエンジンを利用している場合は、ゲームエンジンに応じて素材を配置していきましょう。
プログラミングはゲーム開発の肝となる部分なので、時間はかかりますがじっくり進めて行ってください。
ブログラミング学習はオンラインのプログラミングスクールがオススメです。
オンラインなので場所を問わず、料金も安く学習できるというメリットがあります。
現役エンジニアの先生がしっかりついて教えてくれるCodeCampか、動画教材と無制限質問サポートで自分のペースで学ぶことができるSkill Hacksがオススメです。
【ゲームを作る流れ5】
テストプレイを行う
テストプレイを行って、バグや不具合が出ないかを確認します。
基本的にはプログラミング→テスト→プログラミング→テスト……と繰り返して、徐々にゲームの完成度を高めていきます。
色々な動作を試してみて、バグなくゲームが進められたら、いよいよ完成です。
【ゲームを作る流れ6】
完成したアプリを公開する
完成したアプリをみんなに遊んでもらうために、公開手続きを行いましょう。
PCゲームであればゲーム公開サイト、アプリであればApp storeやGoogle Playなどが代表的です。
みんなに遊んでもらえるように、PR文章を考えたり、スクリーンショットを用意したりして、ユーザーの気を引きましょう。
ゲームを作る上で重要な要素
こちらでは、ゲームを作る上で重要な要素を紹介します。
【ゲームを作る上で重要な要素1】
継続性
最も大切なのが、継続性です。ゲーム開発には時間がかかり、プログラミングのバグなどでうまく行かないことも多いでしょう。
そこで挫折することなく、コツコツと継続して作成することが、ゲーム開発においてはとても重要です。
完成までモチベーションを保って、ゲーム作りに励んでください。
【ゲームを作る上で重要な要素2】
マネタイズポイント
マネタイズ(収益化)ポイントを用意しておくことも重要です。
あらかじめ考えておかないと、後からちぐはぐな作りになってしまいます。
- 広告の配置場所
- 課金の有無
- 販売単価
など、マネタイズ方法はたくさんあります。
趣味で作るなら必要ありませんが、ゲームを売りたいと考えている場合はしっかり考えておきましょう。