「不登校になったら、公立高校に行けなくなってしまうって本当?」
「高校受験にどんな影響があるのか知っておきたい」
「公立高校を目指している子どものために、今できることはあるの?」
このようなお悩みを抱えていませんか?
結論から言うと、子どもが不登校になっても公立高校は目指せます。ただし、不利になってしまう可能性も0ではありません。
どのような場合に受験に不利になるのかを把握し、影響を最小限に抑えるのが重要です。そこでこの記事では、以下の内容について解説します。
- 不登校になると公立高校にいけないと言われる理由
- 公立高校にいくために出席日数を増やす方法
- 不高校になった時期別の公立高校の選び方
学校に行かずにできる受験対策もあるので、子どもが公立高校を目指している場合は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
中学生が不登校になると公立高校にいけないは嘘
中学生が不登校になっても、公立高校への進学を目指せます。中学校は、登校できなかったとしても卒業できます。他の生徒と同様に、公立高校を受験可能です。
ただし、不登校だった生徒は公立高校を受験する際に、審議対象になる可能性があります。高校に入学した場合に、卒業できるのかを審議されます。
審議は、欠席日数が多い人が対象です。学校によって基準が異なりますが、欠席日数が多いほど審議対象になりやすいです。
審議対象になったら受験不利になりますが、必ず落ちるわけではありません。
また、不登校枠を設けている公立高校もあります。不登校枠がある場合、欠席日数を考慮しない、面接を行うなど、特別な配慮がなされます。
調査書の内容が考慮されない分、学力試験や面接で高得点を取ることが重要です。不登校になっても対策すれば、公立高校に進学できる可能性があります。
中学生が不登校になると公立高校にいけないと言われる3つの理由
中学生が不登校になると、以下の理由から公立高校に行けないと言われます。
- 内申点が下がるため
- 欠席日数が増えるため
- 学力低下につながるため
「不登校だと本当に子どもは公立高校に行けないのか」と心配な人は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 内申点が下がるため
不登校になると内申点が下がり、公立高校に合格しにくくなると言われています。内申点は、中学校で学習する9教科の5段階評定です。
学力だけでなく、授業に取り組む姿勢や提出物を出せているかも評価基準に含まれます。不登校になると授業に出席できず、提出物も出しにくい状況になるので、内申点が下がりやすいです。
受験の際は、内申点が記載された調査書を高校に提出します。公立高校の受験では、学力試験の点数だけでなく、内申点も考慮されます。
つまり、内申点が下がると、公立高校受験の難易度が上がるということです。
ただし、学力試験の方が受験結果への影響が大きいです。十分に受験対策をしてよい点数を取れれば、中学校で不登校でも公立高校に行ける可能性があります。
2. 欠席日数が増えるため
欠席日数が多いと、受験の結果に影響することがあります。受験の際に公立高校に提出する調査書には、欠席日数も記載されます。
欠席日数が多いと、審議の対象になるのが現状です。高校に入学したとして、卒業できるのかが審議されます。
審議対象になる欠席日数は、学校によって異なるので、一概には言えません。欠席日数が多いほど審議の対象になりやすいので、注意が必要です。
高校によっては募集要項に審議の対象が記載されているので、事前に確認しましょう。欠席日数が多い事情を自己申告書に記載することで、配慮してもらえるケースもあります。
基本的に受験する際は公立高校は1校に絞るので、募集要項をしかりと確認して選択することが重要です。中学校の先生も頼りながら、情報収集しましょう。
3. 学力低下につながるため
不登校になったことで学力が低下すると、公立高校に行けなくなると言われることがあります。実際に公立高校の一般入試では、学力が重視されます。
行きたい高校があっても、学力が低ければ合格できないでしょう。どうしても行きたい公立高校があるなら、勉強をして合格できるレベルの学力をつける必要があります。
ただし、努力して志望校に合格できたとしても、高校での成績が振るわず、モチベーションが下がることがあるので要注意です。高校に入学してからのことも考え、志望校を決定するのがおすすめです。
必要に応じて、志望する公立高校のレベルを下げることも検討しましょう。現在の学力で目指せる公立高校を志望すれば、合格する可能性が高まります。
不登校から公立高校にいくために出席日数を増やす4つの方法
不登校の中学生が公立高校に行くには、出席日数を増やすことが重要です。出席日数が増えれば、審議の対象から外れる可能性がるためです。
ここでは、出席日数を増やすための方法を4つ紹介します。
- 別室登校をする
- 適応指導教室に通う
- フリースクールに通う
- 通信教育を受ける
それぞれ確認し、子どもに合った方法を選べるようになっておきましょう。
1. 別室登校をする
教室には行かずに、保健室などの別室で学習する方法です。教室に行けなくても、保健室には通える可能性があるので、子どもの希望を聞きましょう。
また、学校に確認する必要があります。別室登校について相談し、どのようなサポートが受けられるのか聞いておきましょう。
2. 教育支援センター(適応指導教室)に通う
教育支援センター(適応指導教室)は、学校の代わりに通える公的な施設です。教育委員会などが運営しており、子どもの学校復帰や社会的自立を支援しています。
学校から紹介してもらったり、地域の教育センターあるいは教育委員会に相談したりすると、利用できます。子どもが適応指導教室を希望した場合は、学校に相談してみましょう。
3. フリースクールに通う
フリースクールは、NPO法人や企業が運営している民間の施設です。中学校の校長が認めれば、出席扱いになります。
学校よりも自由なカリキュラムで、遊びがメインのところもあれば、勉強に力を入れている施設もあります。公立高校を目指すなら、勉強に重きを置いているフリースクールを選びましょう。
なお、不登校の中学生には、オンラインフリースクールの「クラスジャパン小中学園」がおすすめです。
クラスジャパン小中学園で学習すると、出席扱いになります。特に、公立高校受験を目指している子どもにおすすめです。
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4. 通信教育を受ける
子どもが自宅の外で学習するのが難しい場合には、通信教育を受けるのがおすすめです。通信教育でも、条件を満たせば出席扱いになります。
学校と連携したり、対面指導が適切に行われることが前提でないといけなかったりするので、事前の確認が重要です。また、出席扱いにしてもらうには、校長先生と教育委員会からの許可が必要です。
通信教育を検討している場合は、学校に相談してみましょう。
不登校の中学生におすすめの通信教育は「すらら」です。無学年方式なので、学習が遅れていても、つまずいたところからスタートできます。
また、すららではコーチがサポートしてくれます。学習設計を手伝ってもらえるので、子どもが一人で悩む心配がなくなるでしょう。
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すららについての詳しい記事はこちら!
>>【評判】すららの5つの特徴とメリットを徹底解説【不登校生におすすめ】
不登校から公立高校にいくための2つの受験対策
不登校の子どもが公立高校を志望しているなら、受験のサポートをしましょう。具体的に、以下のサポートをするのがおすすめです。
- 苦手分野だけ家庭教師で徹底サポート
- 試験官役になって子どもと一緒に面接練習
子どもが希望する公立高校に行かせてあげたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 苦手分野だけ家庭教師で徹底サポート
不登校によって勉強が遅れているなら、家庭教師への依頼を検討しましょう。
合格するには、志望校に行けるレベルの学力をつける必要があります。不登校の場合は内申点が低くなっている可能性があるので、学力を高めることが重要です。
また、志望する公立高校に不登校枠があり、調査書の内容が重視されない場合は、学力試験の点数が低いと合格できません。
不登校になって先生を頼りにくい子どももいるので、学校以外で学習できるようにサポートしてあげましょう。
家庭教師なら、子どもを直接指導してもらえるので、苦手な分野があってもつまずく心配がありません。対面で指導を受けるのは緊張するという子どもには、オンライン家庭教師がおすすめです。
中でも、インターネット家庭教師の「Netty」には、不登校サポートコースがあります。授業を無料体験できるので、ぜひチェックしてみてください。
また、オンライン家庭教師を比較して選びたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
>>【完全版】オンライン家庭教師おすすめ15選を比較【評判有り】
2. 試験官役になって子どもと一緒に面接練習
親が試験官役になり、子どもと一緒に面接の練習をするのもおすすめです。
高校受験では、学力試験だけでなく面接も実施されることがあります。学校で面接の練習が実施されることも多いですが、不登校だと参加できないでしょう。
自宅で面接の練習ができるように、親がサポートしてあげるのが重要です。
面接対策については、学校の先生に聞くのがおすすめです。事前に情報収集し、本番に近い環境で練習しましょう。
面接試験の当日は、緊張して思うように話せない可能性があります。当日に焦ることがないように、何度も練習するのがポイントです。
不登校でも公立高校は目指せる!3種類の学校を紹介
ここでは、公立高校の種類を紹介します。
- 全日制高校
- 定時制高校
- 通信制高校
それぞれの特徴を確認し、子どもに合う高校はどれか考えてみましょう。
1. 全日制高校
多くの中学生が進学するのが全日制高校です。1週間のうち月曜日から金曜日までの5日間が登校日で、朝から夕方まで授業を受けます。
1年単位で進級するのが特徴で、単位が取れなければ留年します。学校による学力差が大きいので、子どもに合ったレベルのところを選ぶのが重要です。
基本的には、受験時に学力だけでなく、調査書の内容も重視されます。不登校だと内申点が低かったり欠席日数が多かったりして、受験の難易度が上がることがあります。
中学校の先生と連絡を取り、一緒に志望校を決めるのがおすすめです。
2. 定時制高校
定時制高校も全日制高校と同じように、原則1週間のうち月曜日から金曜日までの5日間が登校日です。
定時制高校には、昼間と夜間に分かれた二部制や、以下のように3つに時間が分割されている三部制のところがあります。
- 午前
- 午後
- 夜間
朝が苦手な子どもなら、午後や夜間に登校できる定時制高校の方が、全日制高校よりも通いやすいでしょう。
学年制と単位制の高校があり、最短3年で卒業できます。4年で卒業するカリキュラムの定時制高校もあるので、事前に確認しておきましょう。
学年制の場合は、必要な単位を取り切れなかった場合に留年します。基本的に、全日制高校よりも授業の内容が優しいので、学校に通えれば留年はしにくいです。
学力試験がなく、作文や面接で審査する定時制校もあるので、学力に自信がない場合にもおすすめです。
3. 通信制高校
通信制高校の場合は、基本的に自宅学習をします。単位制で留年がなく、3〜4年で卒後するカリキュラムになっています。
授業の内容が優しく、子どものペースで学習できるのが特徴です。作文や面接で合否が判断される高校もあり、受験の難易度は低いです。
自宅から出るのが難しかったり、学力に自信がなかったりする場合でも、通信制高校なら学習を続けやすいでしょう。
【時期別】不登校中学生の公立高校の選び方
ここでは、公立高校の選び方を不登校になった時期別に解説します。
- 中学1・2年生で不登校の場合:3年生の調査書の内容が重視される高校を選ぶ
- 中学3年生で不登校の場合:調査書の内容が重視されない高校を選ぶ
- 小学校から中学校まで不登校の場合:子どもの学力に合った高校を選ぶ
志望校を決める際に何を重視すべきかわかるように解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 中学1・2年生で不登校の場合:3年生の調査書の内容が重視される高校を選ぶ
中学1・2年生で不登校の場合は、3年生の調査書の内容が重視される高校を選びましょう。
3年生になって復学し、出席日数を増やせば、調査書の内容によって受験に不利になる心配を軽減できます。勉強も積極的に取り組み、内申点を上げるのがポイントです。
2. 中学3年生で不登校の場合:調査書の内容が重視されない高校を選ぶ
中学3年生で不登校の場合は、調査書の内容が重視されない高校を選びましょう。基本的に公立の全日制高校では、受験の際に調査書の内容が重視されるので、合格するのは難しいです。
子どもが公立高校に通いたいと考えている場合は、定時制高校や通信制高校を検討しましょう。作文や面接だけで入れる高校があるためです。
全日制を希望する場合は、私立高校への進学も視野に入れましょう。公立高校に落ちたとしても、私立高校を併願校として選択していれば入学できます。
3. 小学校から中学校まで不登校の場合:子どもの学力に合った高校を選ぶ
小学校から中学校まで不登校の場合は、子どもの学力に合った高校を選びましょう。長期にわたって不登校だと、調査書だけでなく学力の問題も抱えていることが多いです。
学校で勉強していないことで、遅れをとっている可能性があるので、まずは子どもの学力を把握しましょう。模試を受ければ、どの程度の学力かを調べられます。
現在の学力を把握し、合格できそうな高校を探しましょう。全日制高校が難しい場合は、面接や作文だけで行ける定時制や通信制の高校も視野に入れるのがおすすめです。
不登校の中学生が公立高校を選ぶ際の3つのコツ
不登校の子どもに合った公立高校を選ぶには、周りのサポートを受けたり情報収集したりすることが重要です。公立高校を選ぶ際のコツとして、以下の3つを押さえておきましょう。
- 支援団体に相談する
- 中学校と連携する
- 高校の見学会に参加する
順番に解説します。
1. 支援団体に相談する
一人で悩まずに、支援団体に不登校の子どもに関する相談をするのがおすすめです。公立高校受験に関する不安などを打ち明ける場所があれば、心が軽くなるでしょう。
受験だけでなく、子どもへの接し方など、さまざまなアドバイスをしてもらえるのもメリットです。子どもは不登校になり不安を抱えているなら、支援団体に相談してみてください。
僕の公式LINEでは、不登校に関する相談ができます。加えて、以下の特典が無料です。
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2. 中学校と連携する
不登校の子どもが公立高校の受験に成功するように、中学校と連携しましょう。子どもの出席日数を増やすには、補習してもらうなど、学校からサポートを受ける必要があります。
また、受験の情報は先生の方が詳しく知っています。適切に受験対策するためにも、学校に相談し、アドバイスをもらうことが重要です。
3. 高校の見学会に参加する
高校によって校風が異なるので、可能であれば見学会に参加しましょう。校風が子どもに合わないと、入学できたとしても通えないことがあります。
子どもの将来のために、受験だけでなく高校生活のことも考えてあげましょう。高校の見学会に参加して、実際の学校の様子や通学環境を確認するのがおすすめです。
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