障害や、発達に特性のある子ども向けの施設、放課後等デイサービス。一人ひとりに合わせた対応を受けられ、社会性を育むことができる福祉サービスなので、ぜひ利用したいところです。
そこでこの記事では、「学校は行かなくてもいい」などの教育系の書籍を出版している私、小幡和輝が、秋田にある放課後等デイサービスをご紹介!
さらに、サービス内容や選び方のポイントも解説していますので、ぜひご覧下さい。
秋田にある放課後等デイサービス10件を地域別に紹介
ここでは、各地域ごとにサービスをピックアップして紹介するのでぜひ参考にしてください。
(記事の後半では選ぶポイントだけでなく、子どもにあった場所が見つからなそうなときの代わりの手段についても書いてあるのでぜひ最後まで読んでいただけると)
鹿角市:障害児通所支援多機能型事業所「とぅいんくる」
営業時間 | 要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 秋田県鹿角市花輪字上花輪139−1 児童通所事業所 |
電話番号 | 0186-22-4083 |
中学生、高校生を受け入れています。
「とぅいんくる」では、発達に必要な訓練を療育的な枠組みを基本に、療育等支援事業の「はあとふる」と連携して支援をしています。
大館市:放課後等デイサービス 一心堂
営業時間 | (平日)9:00~ 18:00 (土日)9:00~ 18:00 |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 秋田県大館市東台2丁目1-60 |
URL |
小学生 中学生 高校生対象。こどもに寄り添い、一人一人の子どもの10年後を常に想い描きながら支援を行っています。いつか一心堂を巣立っても思い出が寄り添ってくれるような日々を目指して療育をしています。社会福祉士、公認心理士、保育士をはじめ、経験者を中心にしたスタッフがそろっています。
北秋田市:もろびこども園
営業時間 | (平日)13:30~ 17:30 (土)要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 秋田県北秋田市綴子字糠沢上谷地290−2 |
電話番号 | 0186-62-3444 |
こどもの日常生活における基本的動作の習得や集団生活へ適応できるように療育支援をおこなっています。家族と一緒に見守り、働きかける療育機関です。療育相談も実施しています。
能代市:ねむの木苑
営業時間 | (平日)13:00~ 17:00 (土)要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 秋田県能代市落合古釜谷地26 |
URL | http://www.noshirofukushikai.com/?page_id=12 |
日常生活上で大切なスキルのサポートや機能訓練的活動や創作活動をしています。季節や自然を感じる行事もあります。施設内での世代を超えた交流もあります。保護者通しのの交流会や相談会も行っています。
秋田市:放課後等デイサービス らじぴあ
営業時間 | (平日)9:30~ 17:30 (土日)- |
利用料金 | おやつ代1日50円、施設管理費月300円 |
住所 | 秋田県秋田市仁井田本町3丁目6-32 |
URL |
小学生 中学生 高校生対象。子どもの強みをみつけ、弱みを底上げし、社会性を育みます。デジタルツールを多く取り入れ、運動面・学習面・情緒面など、それぞれの得意なところを伸ばし、苦手なことにもチャレンジをしています。
男鹿市:放課後デイサービスさくらんぼ ふなこし
営業時間 | 要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 秋田県男鹿市船越字那場掛106番地5 |
電話番号 | 0185-35-3120 |
筋肉トレーニング器具による訓練やトレーニングをおこなっています。送迎は通常の事業の実施地域以外の地域に移住するご利用者に対して送迎を行う場合にかぎり、通常の事業の実施地域を超えた地点から1kmあたり40円を実費として必要となります。
潟上市:放課後等デイサービスまじっくハウス
営業時間 | (平日)放課後~ 17:30 (土)10:00~16:00 |
利用料金 | おやつ代100円 |
住所 | 秋田県潟上市天王字追分西53-26 |
URL | http://hp.kaipoke.biz/e2t/99225/index_0030.html |
小学生・中学生・高校生対象です。音楽活動・創作活動・戸外活動・個別支援活動などのプログラムがあります。送迎もあり。
由利本荘市:由利本荘地域生活支援センター
営業時間 | (平日)放課後~ 18:00 (土)9:00~ 15:00 |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 秋田県由利本荘市二番堰25番1 |
URL | http://www.fukinoto.or.jp/yurihonjo/annai/ |
小学生 中学生 高校生対象。個別の活動あるいは集団での活動等を通じてひとりひとりの持っている能力の向上を支援し、様々な活動を楽しく過ごせる場を提供しています。由利本荘地域生活支援センターは、地域で障害のある子どもから大人までが利用できる施設として複数の事業を統合展開しており、福祉サービスをワンストップ提供しています。
大仙市:放課後等デイサービス ふぁみりぃ
営業時間 | 要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 秋田県大仙市四ツ屋字上古道79番地 |
URL | http://www.family-g.jp/index.html |
小学生 中学生 高校生対象。ふぁみりぃでは、放課後の居場所作りと、保護者の時間の確保をしています。施設には発電機を常備し災害による停電でも水や電気の確保が可能です。また施設には防犯カメラを配置して万が一の際に施設の利用者様の安全安心と地域の役に立てる
横手市:放課後等デイサービスキッズスポーツ
営業時間 | 要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 秋田県横手市婦気大堤字婦気前269-1 |
URL |
小学生 中学生 高校生対象。送迎可能です。キッズスポーツでは、こどもたちにできる自信と楽しさを味わって欲しいという願いがあります。「その人らしく」「自分らしく」生活できるよう考えて行動することを大切にしています。
※これらは記事執筆時点の内容です。詳細は施設運営者にお問い合わせください。
放課後等デイサービスとは?概要をサクッと解説
放課後等デイサービスは、障害や発達に特性のある子どものための福祉サービスです。子どもたちの放課後や長期休みの居場所として使えます。
子どもの生活力を上げるためのプログラムが多く用意されているのが特徴。以下のような支援が受けられます。
- 自立支援と日常生活の充実のための活動
- 創作活動
- 地域交流の機会の提供
- 余暇の提供
児童発達支援管理責任者が作成した個別の支援計画をもとに、活動を行っていきます。
利用できる児童
原則として学校に就学していて、障害のある児童が対象です。
- 障害手帳
- 療育手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
などの手帳を所持する子ども、もしくは意志の診断書がある場合のみ、サービスを受けられます。6歳から18歳が対象年齢ですが、状況により20歳まで利用可能です。
利用料金の目安
1日あたり1,000円前後ですが、施設によります。無料のところもあるので、探してみても良いでしょう。
放課後等デイサービスの月額負担は原則1割。また、所得に応じて最高負担月額が設定されているので、上限を超えた金額はかかりません。
なお、負担額の上限は、以下のように定められています。
区分 | 収入状況 | 負担上限月額 | |
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 | |
低所得 | 市町村民税非課税世帯 | 0円 | |
一般1 | 市町村民税課税世帯 (所得割28万円未満) | 通所施設、ホームヘルプ利用の場合 | 4,600円 |
入所施設利用の場合 | 9,300円 | ||
一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
(引用:厚生労働省 障害者福祉:障害児の利用者負担)
施設の特徴
放課後等デイサービスは、発達に特性のある子どもに特化したサービスであり、ひとりひとりの状況に合わせた発達支援が受けられるのが特徴です。
施設には、習い事のように通うタイプ、学童のように自由に遊べるタイプなど、さまざまな形態があります。いずれも、通うなかで社会性を身につけられるように工夫されています。
お子さんの特性や目的に合わせて、自分にあったところを探してあげると良いでしょう。
なお、授業についていけずに困っているお子さんには、オンライン学習の「すらら」もおすすめ。学年にとらわれず、レベルに合わせた勉強ができる教材です。ゲームのように楽しみながら、自分のペースで勉強できるので、ぜひチェックしてみてください。
利用回数
放課後等デイサービスは、受給者証により一月に使える日数の上限が一人ひとり決まっています。受給者証の申請時に審査があり、以下のような項目に基づいて回数が決められます。
- 子どもの状況
- 保護者の状況・環境
- 利用意向
決められた利用回数内ならば、複数の施設を使うことも可能です。
放課後等デイサービスを選ぶ5つのポイント
放課後等デイサービスは、各自治体に複数存在しているので、比較した上で選んでみると良いでしょう。特にチェックすべきポイントは以下の5つです。
- プログラムの内容
- 預かり対応の時間
- 職員の対応
- ほかの子供の雰囲気
- 施設の雰囲気
それぞれ確認すべきポイントをしっかり理解し、お子さんにあった施設を選びましょう。
1. プログラムの内容
施設により提供しているプログラムが異なるので、比較してみると良いでしょう。運動や楽器の演奏を習えるところや、学童のように自由に遊べる時間が長いところなどさまざまです。
資格を持った職員が療育を行ってくれるところもあるので、目的に合わせて使い分けてみてください。
なお、お子さまが夢中になれる習い事を探している方は「ゲムトレ」がおすすめ。ゲムトレは、ゲームのオンライン家庭教師サービスです。楽しく脳を鍛えつつ、コミュニケーション能力の向上にも目指せるのが特徴です。
公式ページでは詳しい内容や体験会の申込みも受け付けているので、ぜひチェックしてみてください。
2. 預かり対応の時間
仕事をしている親御さんの場合は特に、預かり対応の時間も確認しておくべきです。土日祝日も対応できるところや、夜間利用が可能なところもあります。
また、送迎サービスを有料で設けているところもあるので、親御さんが取れる時間を元に検討してみてください。
3. 職員の対応
職員スタッフの対応も確認しておきましょう。お子さんと合わずに、行くのを嫌がるようになっては意味がありません。
放課後等デイサービスはひとりひとりの状況に合わせた対応をしてもらえるのが大きなメリット。お子さんの状況をよく見てくれるスタッフが居ると安心ですよね。
見学会を設けているところもあるので、ぜひ直接話をして選んでください。
4. ほかの子どもの雰囲気
他のお子さんの雰囲気も確認しましょう。スタッフ同様に、人間関係は通い続ける上で大切です。
また、施設を主に利用している年齢層もチェックしておきましょう。放課後等デイサービスは、6〜18歳と幅広い年代が対象です。そのため、周りが小さい子どもばかりだったり、逆に年齢が高すぎたりして居心地が悪く感じるケースもあります。
5. 施設の雰囲気
施設の雰囲気も見ておくべきポイント。老朽化していたり、掃除が行き届いていなかったりする施設は避けたいですよね。
なお、自閉スペクトラム症が疑われるお子さんの場合、場所見知りをするケースが多いです。見慣れない場所には不安を感じてしまうので、多目的室のようなさまざまな用途で使う部屋は苦手。目的別に部屋がきっちり別れている施設を選んであげたほうが安心できます。