障害や、発達に特性のある子ども向けの施設、放課後等デイサービス。一人ひとりに合わせた対応を受けられ、社会性を育むことができる福祉サービスなので、ぜひ利用したいところです。
そこでこの記事では、「学校は行かなくてもいい」などの教育系の書籍を出版している私、小幡和輝が、福井にある放課後等デイサービスをご紹介!
さらに、サービス内容や選び方のポイントも解説していますので、ぜひご覧下さい。
福井にある放課後等デイサービス9件を地域別に紹介
ここでは、各地域ごとにサービスをピックアップして紹介するのでぜひ参考にしてください。
(記事の後半では選ぶポイントだけでなく、子どもにあった場所が見つからなそうなときの代わりの手段についても書いてあるのでぜひ最後まで読んでいただけると)
敦賀市:放課後等デイサービスアイホーム敦賀
営業時間 | (平日)10:00~19:00 (土)- |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 福井県敦賀市金山73−6−1 |
電話番号 | 0770-47-6160 |
アイホーム敦賀では、日常生活における基本的動作を習得し集団生活に適応できるよう支援しています。
大野市:放課後等ディサービスセンターえがおの教室
営業時間 | 要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 福井県大野市天神町7-18 |
URL | http://www.ono-shakyo.jp/welfare/disabled/wd325/ |
小学生、中学生、高校生が対象です。えがおの教室は、生活能力向上のための訓練等を継続的に提供することにより、障害児の自立を促進するとともに放課後等の居場所づくりをしています。
坂井市:放課後等デイサービスチップス たかぼこ
営業時間 | (平日)9:00~18:00 (土)- |
利用料金 | 別途おやつ代50円 |
住所 | 福井県坂井市丸岡町西瓜屋15-12 |
電話番号 | 090-8269-9097 |
小学生 中学生対象です。2021年開所しました。送迎あり。児童支援歴10年以上の保育士免許保持者、社会人経験豊富な教員免許保持のスタッフが在籍し支援をしていますので安心ですね!
あわら市:独立行政法人国立病院機構あわら病院通園あおば
営業時間 | 要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 福井県あわら市北潟238-1 |
URL | https://awara.hosp.go.jp/information/homecare.html |
生活介護(18歳以上の方)、児童発達支援(未就学児童)、放課後等デイサービス(就学児童・生徒で、特別支援学校等の長期休業中のみ)の3つがひとつになった、多機能型事業所として、ワンストップでの支援をしています。
越前市:障がい児のデイサービス「杉の子」
営業時間 | 要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 福井県越前市上大坪町35-1-1福井県南越特別支援学校宿泊棟 |
URL | https://www.nanetsu-sh.ed.jp/ |
杉の子は、健やかな身体と豊かな心を持ち、人とかかわりながら、自分らしく生き生きと、社会の中で生活できる子どもを育成することを教育目標においた特別支援学校の中にあります。
勝山市:障がい児通所支援事業所「おくえつザウルス」
営業時間 | 要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 福井県勝山市昭和町3-1-69 |
URL | https://www.okuetsu-sh.ed.jp/ |
おくえつザウルスは勝山市の中心部に位置する、知的障がい、肢体不自由、病弱に対応した奥越特別支援学校内にあります。ゆとりある敷地内でのびのびと過ごせそうです。
鯖江市:放課後等デイサービスゆうの家
営業時間 | (平日)15:00~17:00 (土)8:00~18:00 |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 福井県鯖江市中戸口町15-36 |
電話番号 | 0778-65-3651 |
小学生から高校生までを対象としています。
丹生郡:放課後等デイサービス越前町児童デイサービスセンターすてっぷ
営業時間 | (平日)13:30~18:00 (土)9:00~17:00 |
利用料金 | 別途おやつ代 |
住所 | 福井県丹生郡越前町織田106-51-1 |
URL | http://www4.ttn.ne.jp/ota-hosp/ |
越前町国民健康保険 織田病院が運営する施設です。
福井市:放課後等デイサービスWALLESS ACADEMY
営業時間 | (平日月休)10:00~18:00 (土)10:00~18:00 |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 福井県福井市大手3丁目1−15 ビアンモア 大手ビル8階 |
URL |
小学生 中学生 高校生対象です。WALLESS ACADEMYは、マンツーマン特化型・完全予約制のソーシャルスキル&学習教室です。「困っている子ども」に寄り添いサポートしています。
※これらは記事執筆時点の内容です。詳細は施設運営者にお問い合わせください。
放課後等デイサービスとは?概要をサクッと解説
放課後等デイサービスは、障害や発達に特性のある子どものための福祉サービスです。子どもたちの放課後や長期休みの居場所として使えます。
子どもの生活力を上げるためのプログラムが多く用意されているのが特徴。以下のような支援が受けられます。
- 自立支援と日常生活の充実のための活動
- 創作活動
- 地域交流の機会の提供
- 余暇の提供
児童発達支援管理責任者が作成した個別の支援計画をもとに、活動を行っていきます。
利用できる児童
原則として学校に就学していて、障害のある児童が対象です。
- 障害手帳
- 療育手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
などの手帳を所持する子ども、もしくは意志の診断書がある場合のみ、サービスを受けられます。6歳から18歳が対象年齢ですが、状況により20歳まで利用可能です。
利用料金の目安
1日あたり1,000円前後ですが、施設によります。無料のところもあるので、探してみても良いでしょう。
放課後等デイサービスの月額負担は原則1割。また、所得に応じて最高負担月額が設定されているので、上限を超えた金額はかかりません。
なお、負担額の上限は、以下のように定められています。
区分 | 収入状況 | 負担上限月額 | |
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 | |
低所得 | 市町村民税非課税世帯 | 0円 | |
一般1 | 市町村民税課税世帯 (所得割28万円未満) | 通所施設、ホームヘルプ利用の場合 | 4,600円 |
入所施設利用の場合 | 9,300円 | ||
一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
(引用:厚生労働省 障害者福祉:障害児の利用者負担)
施設の特徴
放課後等デイサービスは、発達に特性のある子どもに特化したサービスであり、ひとりひとりの状況に合わせた発達支援が受けられるのが特徴です。
施設には、習い事のように通うタイプ、学童のように自由に遊べるタイプなど、さまざまな形態があります。いずれも、通うなかで社会性を身につけられるように工夫されています。
お子さんの特性や目的に合わせて、自分にあったところを探してあげると良いでしょう。
なお、授業についていけずに困っているお子さんには、オンライン学習の「すらら」もおすすめ。学年にとらわれず、レベルに合わせた勉強ができる教材です。ゲームのように楽しみながら、自分のペースで勉強できるので、ぜひチェックしてみてください。
利用回数
放課後等デイサービスは、受給者証により一月に使える日数の上限が一人ひとり決まっています。受給者証の申請時に審査があり、以下のような項目に基づいて回数が決められます。
- 子どもの状況
- 保護者の状況・環境
- 利用意向
決められた利用回数内ならば、複数の施設を使うことも可能です。
放課後等デイサービスを選ぶ5つのポイント
放課後等デイサービスは、各自治体に複数存在しているので、比較した上で選んでみると良いでしょう。特にチェックすべきポイントは以下の5つです。
- プログラムの内容
- 預かり対応の時間
- 職員の対応
- ほかの子供の雰囲気
- 施設の雰囲気
それぞれ確認すべきポイントをしっかり理解し、お子さんにあった施設を選びましょう。
1. プログラムの内容
施設により提供しているプログラムが異なるので、比較してみると良いでしょう。運動や楽器の演奏を習えるところや、学童のように自由に遊べる時間が長いところなどさまざまです。
資格を持った職員が療育を行ってくれるところもあるので、目的に合わせて使い分けてみてください。
なお、お子さまが夢中になれる習い事を探している方は「ゲムトレ」がおすすめ。ゲムトレは、ゲームのオンライン家庭教師サービスです。楽しく脳を鍛えつつ、コミュニケーション能力の向上にも目指せるのが特徴です。
公式ページでは詳しい内容や体験会の申込みも受け付けているので、ぜひチェックしてみてください。
2. 預かり対応の時間
仕事をしている親御さんの場合は特に、預かり対応の時間も確認しておくべきです。土日祝日も対応できるところや、夜間利用が可能なところもあります。
また、送迎サービスを有料で設けているところもあるので、親御さんが取れる時間を元に検討してみてください。
3. 職員の対応
職員スタッフの対応も確認しておきましょう。お子さんと合わずに、行くのを嫌がるようになっては意味がありません。
放課後等デイサービスはひとりひとりの状況に合わせた対応をしてもらえるのが大きなメリット。お子さんの状況をよく見てくれるスタッフが居ると安心ですよね。
見学会を設けているところもあるので、ぜひ直接話をして選んでください。
4. ほかの子どもの雰囲気
他のお子さんの雰囲気も確認しましょう。スタッフ同様に、人間関係は通い続ける上で大切です。
また、施設を主に利用している年齢層もチェックしておきましょう。放課後等デイサービスは、6〜18歳と幅広い年代が対象です。そのため、周りが小さい子どもばかりだったり、逆に年齢が高すぎたりして居心地が悪く感じるケースもあります。
5. 施設の雰囲気
施設の雰囲気も見ておくべきポイント。老朽化していたり、掃除が行き届いていなかったりする施設は避けたいですよね。
なお、自閉スペクトラム症が疑われるお子さんの場合、場所見知りをするケースが多いです。見慣れない場所には不安を感じてしまうので、多目的室のようなさまざまな用途で使う部屋は苦手。目的別に部屋がきっちり別れている施設を選んであげたほうが安心できます。