障害や、発達に特性のある子ども向けの施設、放課後等デイサービス。一人ひとりに合わせた対応を受けられ、社会性を育むことができる福祉サービスなので、ぜひ利用したいところです。
そこでこの記事では、「学校は行かなくてもいい」などの教育系の書籍を出版している私、小幡和輝が、沖縄にある放課後等デイサービスをご紹介!
さらに、サービス内容や選び方のポイントも解説していますので、ぜひご覧下さい。
沖縄にある放課後等デイサービス12件を地域別に紹介
ここでは、各地域ごとにサービスをピックアップして紹介するのでぜひ参考にしてください。
(記事の後半では選ぶポイントだけでなく、子どもにあった場所が見つからなそうなときの代わりの手段についても書いてあるのでぜひ最後まで読んでいただけると)
那覇市:発達ラボ 那覇教室
営業時間 | (平日)10:00~19:00 (休日)- |
利用料金 | おやつ代100円 |
住所 | 沖縄県那覇市首里久場川町2-131 プロスペール首里103 |
URL | https://development-labo.com/free/school |
発達ラボ 那覇教室では、働くことをゴールに、社会生活を支える基盤となる行動ができるよう、就労につながる療育を目指しています。
沖縄市:放課後等デイサービス ココサポジュニア
営業時間 | (平日火〜金)10:00~18:00 (土)10:00~18:00 |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 沖縄県沖縄市山内3丁目11番11号 |
電話番号 | 050-3647-2507 |
ココサポジュニアでは、未就学・小学生・中学生対象です。
CoCoRo Mapという面タッチパネルを導入し集団トレーニングに使用します。送迎あり。2021年5月オープンです。
名護市:発達ラボ 名護教室
営業時間 | (平日)10:00~19:00 (休日)- |
利用料金 | おやつ代100円 |
住所 | 沖縄県名護市宇茂佐の森2-14-6-102 |
URL | https://development-labo.com/ |
未就学〜高校生まで対象です。
スキルアップや仲間づくりを楽しめるように心がけています。就労につながる療育を目指しています。
恩納村:児童デイサービス ぷちたいむdeuxおんな
営業時間 | 要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 沖縄県国頭郡恩納村恩納419-3 |
URL | https://taimu-npo.com/main/day_care_service/ |
ぷちたいむdeuxおんなは、直営の農場で自然と触れ合える農場体験ができます。また、新鮮な野菜を用いた食育も行っています。
うるま市:放課後等デイサービスこのひかり
営業時間 | (平日)14:00~18:00 (休日)10:00~17:00 |
利用料金 | 教材費400円/月 おやつ 50円/回 お弁当 実費負担 |
住所 | 沖縄県うるま市西原847-1丸平マンションⅡ1F |
電話番号 | 098-974-5533 |
未就学 小学生 中学生 高校生対象です。子どもたちとその家族の気持ちに寄り添った支援を心がけています。送迎もあります。
西原町:放課後等デイサービスこどもサポートはるかぜ
営業時間 | (平日)放課後~17:30 (休日)9:00~16:30 |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 沖縄県中頭郡西原町棚原1丁目13番地の13 1F |
HP | https://www.kodomo.support/ |
未就学 小学生 中学生 高校生対象。ここでは、地域との繋がりを通じで助けあう心構えを育てています。事業所より片道15分圏内での送迎可。こどもサポートはるかぜは琉球大学病院近くです。
浦添市:放課後等デイサービスベーテルの夢Ⅱ
営業時間 | (平日)10:00~18:00 (休日)- |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 沖縄県浦添市前田636 アリュール201 |
電話番号 | 098-988-0680 |
未就学、小学生までを受け入れています。お料理体験や畑体験ができます。聖書をもとにした療育をしているそうです。
豊見城市:キッズコートぼぬーる
営業時間 | 要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 沖縄県豊見城市豊見城478-4 |
HP | https://www.kibousha.net/ |
未就学〜高校生まで対象です。言語発達をサポートできる体制作りを目指しています。職員間で申し送りを密にし風通しの良い職場環境つくりをしているとのこと。
糸満市:みらいりんく糸満
営業時間 | (平日木休)10:00~17:00 (土)10:00~16:00 |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 沖縄県糸満市西崎町3丁目169 |
HP | https://ameblo.jp/omochabakoitoman |
未就学〜高校生まで対象です。遊びを通じて、心身ともに開放する環境を心がけています。外出などもできるので経験の幅が広がりそうですね。送迎もあります。
南城市:放課後等デイサービス児童デイサービス ・アニマート江戸屋
営業時間 | (平日)13:30~17:30 (休日)- |
利用料金 | おやつ代各自負担 |
住所 | 沖縄県南城市玉城字喜良原517-5 |
HP | https://okinawa-edoya.com/ |
小学生〜高校生対象です。ビジョントレーニング(脳活性の為のエクササイズを行うブレインジム)アメリカ発祥セカンドステップ(ソーシャルスキルトレーニング)感覚統合遊び、前頭葉活性化!等。五感を刺激した学びとあそびを通してそれぞれの強みを見出していきます。
宮古島市:児童デイサービスけーき
営業時間 | (平日)12:30~17:30 (休日)8:30~17:00 |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 沖縄県宮古島市平良字東仲宗根343番地 |
HP | https://keikijido.ti-da.net/ |
0歳~18歳対象です。釣りをしたり工作をしたりと自然の中で、地域に溶け込みのんびり楽しく過ごしています。
石垣市:ファーストハンド
営業時間 | (平日)放課後~18:30 (休日)- |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 沖縄県石垣市登野城1015番地2 |
HP |
小学1年生〜小学4年生対象。学習支援、集団活動、言語聴覚士による個別支援などをおこなってくれます。また、小学5年生〜高校生はファーストハンドHi!という別の所属となりますので問い合わせてくださいね!
※これらは記事執筆時点の内容です。詳細は施設運営者にお問い合わせください。
放課後等デイサービスとは?概要をサクッと解説
放課後等デイサービスは、障害や発達に特性のある子どものための福祉サービスです。子どもたちの放課後や長期休みの居場所として使えます。
子どもの生活力を上げるためのプログラムが多く用意されているのが特徴。以下のような支援が受けられます。
- 自立支援と日常生活の充実のための活動
- 創作活動
- 地域交流の機会の提供
- 余暇の提供
児童発達支援管理責任者が作成した個別の支援計画をもとに、活動を行っていきます。
利用できる児童
原則として学校に就学していて、障害のある児童が対象です。
- 障害手帳
- 療育手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
などの手帳を所持する子ども、もしくは意志の診断書がある場合のみ、サービスを受けられます。6歳から18歳が対象年齢ですが、状況により20歳まで利用可能です。
利用料金の目安
1日あたり1,000円前後ですが、施設によります。無料のところもあるので、探してみても良いでしょう。
放課後等デイサービスの月額負担は原則1割。また、所得に応じて最高負担月額が設定されているので、上限を超えた金額はかかりません。
なお、負担額の上限は、以下のように定められています。
区分 | 収入状況 | 負担上限月額 | |
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 | |
低所得 | 市町村民税非課税世帯 | 0円 | |
一般1 | 市町村民税課税世帯 (所得割28万円未満) | 通所施設、ホームヘルプ利用の場合 | 4,600円 |
入所施設利用の場合 | 9,300円 | ||
一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
(引用:厚生労働省 障害者福祉:障害児の利用者負担)
施設の特徴
放課後等デイサービスは、発達に特性のある子どもに特化したサービスであり、ひとりひとりの状況に合わせた発達支援が受けられるのが特徴です。
施設には、習い事のように通うタイプ、学童のように自由に遊べるタイプなど、さまざまな形態があります。いずれも、通うなかで社会性を身につけられるように工夫されています。
お子さんの特性や目的に合わせて、自分にあったところを探してあげると良いでしょう。
なお、授業についていけずに困っているお子さんには、オンライン学習の「すらら」もおすすめ。学年にとらわれず、レベルに合わせた勉強ができる教材です。ゲームのように楽しみながら、自分のペースで勉強できるので、ぜひチェックしてみてください。
利用回数
放課後等デイサービスは、受給者証により一月に使える日数の上限が一人ひとり決まっています。受給者証の申請時に審査があり、以下のような項目に基づいて回数が決められます。
- 子どもの状況
- 保護者の状況・環境
- 利用意向
決められた利用回数内ならば、複数の施設を使うことも可能です。
放課後等デイサービスを選ぶ5つのポイント
放課後等デイサービスは、各自治体に複数存在しているので、比較した上で選んでみると良いでしょう。特にチェックすべきポイントは以下の5つです。
- プログラムの内容
- 預かり対応の時間
- 職員の対応
- ほかの子供の雰囲気
- 施設の雰囲気
それぞれ確認すべきポイントをしっかり理解し、お子さんにあった施設を選びましょう。
1. プログラムの内容
施設により提供しているプログラムが異なるので、比較してみると良いでしょう。運動や楽器の演奏を習えるところや、学童のように自由に遊べる時間が長いところなどさまざまです。
資格を持った職員が療育を行ってくれるところもあるので、目的に合わせて使い分けてみてください。
なお、お子さまが夢中になれる習い事を探している方は「ゲムトレ」がおすすめ。ゲムトレは、ゲームのオンライン家庭教師サービスです。楽しく脳を鍛えつつ、コミュニケーション能力の向上にも目指せるのが特徴です。
公式ページでは詳しい内容や体験会の申込みも受け付けているので、ぜひチェックしてみてください。
2. 預かり対応の時間
仕事をしている親御さんの場合は特に、預かり対応の時間も確認しておくべきです。土日祝日も対応できるところや、夜間利用が可能なところもあります。
また、送迎サービスを有料で設けているところもあるので、親御さんが取れる時間を元に検討してみてください。
3. 職員の対応
職員スタッフの対応も確認しておきましょう。お子さんと合わずに、行くのを嫌がるようになっては意味がありません。
放課後等デイサービスはひとりひとりの状況に合わせた対応をしてもらえるのが大きなメリット。お子さんの状況をよく見てくれるスタッフが居ると安心ですよね。
見学会を設けているところもあるので、ぜひ直接話をして選んでください。
4. ほかの子どもの雰囲気
他のお子さんの雰囲気も確認しましょう。スタッフ同様に、人間関係は通い続ける上で大切です。
また、施設を主に利用している年齢層もチェックしておきましょう。放課後等デイサービスは、6〜18歳と幅広い年代が対象です。そのため、周りが小さい子どもばかりだったり、逆に年齢が高すぎたりして居心地が悪く感じるケースもあります。
5. 施設の雰囲気
施設の雰囲気も見ておくべきポイント。老朽化していたり、掃除が行き届いていなかったりする施設は避けたいですよね。
なお、自閉スペクトラム症が疑われるお子さんの場合、場所見知りをするケースが多いです。見慣れない場所には不安を感じてしまうので、多目的室のようなさまざまな用途で使う部屋は苦手。目的別に部屋がきっちり別れている施設を選んであげたほうが安心できます。