障害や、発達に特性のある子ども向けの施設、放課後等デイサービス。一人ひとりに合わせた対応を受けられ、社会性を育むことができる福祉サービスなので、ぜひ利用したいところです。
そこでこの記事では、「学校は行かなくてもいい」などの教育系の書籍を出版している私、小幡和輝が、富山にある放課後等デイサービスをご紹介!
さらに、サービス内容や選び方のポイントも解説していますので、ぜひご覧下さい。
富山にある放課後等デイサービス7件を地域別に紹介
ここでは、各地域ごとにサービスをピックアップして紹介するのでぜひ参考にしてください。
(記事の後半では選ぶポイントだけでなく、子どもにあった場所が見つからなそうなときの代わりの手段についても書いてあるのでぜひ最後まで読んでいただけると)
射水市:放課後等デイサービスチップス いみず
営業時間 | (平日)10:00~19:00 (土)- |
利用料金 | おやつ代100円 |
住所 | 富山県射水市三ヶ1417 |
電話番号 | 0766-50-2977 |
小学生 中学生 高校生対象です。Codemonkeyというゲームでプログラミング体験ができ、「論理的思考力」を身に付ることができるのが特徴です。
外出活動も積極的におこなっています。送迎がありますので問い合わせてくださいね。
富山市:放課後等デイサービスサニー
営業時間 | (平日)10:00~18:30 (土)- |
利用料金 | おやつ代別途 |
住所 | 富山県富山市婦中町上轡田字中川原割46-2 |
電話番号 | 050-3173-8901 |
小学生 中学生 高校生対象です。サニーでは療育方法で支援するのではなく、ひとりひとりに合わせた支援を提供し、楽しみながら生きる力を身に付けられるようにしています。送迎は事業所から車で片道30分以内が目安で対応しています。
高岡市:放課後等デイサービスそら
営業時間 | 要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 富山県高岡市大坪町4-48-1 |
URL | http://asico-sora.com/sora_f.html |
Action(行動する)、Sociality(社会性)、Imagination(想像、創造)、Communication(伝える)の4つの力、視点から支援をしています。長期休暇には地域の商業施設などへ外出もします。自立に向けた適切な支援を行い、集団生活が出来るように支援しています。
滑川市:放課後等デイサービス ほっぷ・すてっぷ滑川
営業時間 | (平日)10:00~18:00 (土)- |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 富山県滑川市田中新町97番地 サンワビル |
電話番号 | 050-3187-6389 |
小学生 中学生 高校生対象です。「ほっぷ・すてっぷ滑川」は運動・学習・日課のプログラムを軸に、将来集団生活の中で「生きてゆく力」を身につける療育をおこなっています。
南砺市:放課後等デイサービス ステップバイステップ
営業時間 | (平日)9:00~17:00 (土)- |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 富山県南砺市梅野東野島2077-1 |
URL | https://stepbystep6708.wixsite.com/stepbystep?fbclid=IwAR2Rb-cyWRe3ij4FTq73SdU0eui4vKzZLHU25vM6_wv-psW7ejQ0Mrzv8lQ |
トランポリンやサッカーなど「からだ」と、工作やお菓子作りなど「あたま」、そして地域との関わりやお出かけなどの活動で「こころ」を育む活動をします。
誰かと比べることなく、個性を尊重しながら伸ばしていってくれます!就学児(6才~18才)対象です。
新川郡:放課後等デイサービスのびのbe-サポートあおの丘
営業時間 | 要問い合わせ |
利用料金 | 食費(昼食費)、行事参加のための費用は自己負担 |
住所 | 富山県下新川郡入善町田ノ又80 |
URL | https://www.aonooka.jp/history |
明るく元気に、みんなが活躍できる場所、そしてみんなの思いがかたちになる場所になるように支援してくれています。利用者の声を大切にしてくれるのびのbe-サポートあおの丘!嬉しいですね!
砺波市:放課後等デイサービス ここいろ
営業時間 | (平日)9:30~17:30 (土)- |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 富山県砺波市杉木4丁目75 |
URL |
小学生・中学生・高校生対象です。個別療育や集団活動を通して、家と学校以外の居場所や友だちをつくることもできます。こどもたちにとって第3の場所があることで本人も、保護者にとっても、心に余裕ができそうですね。
※これらは記事執筆時点の内容です。詳細は施設運営者にお問い合わせください。
放課後等デイサービスとは?概要をサクッと解説
放課後等デイサービスは、障害や発達に特性のある子どものための福祉サービスです。子どもたちの放課後や長期休みの居場所として使えます。
子どもの生活力を上げるためのプログラムが多く用意されているのが特徴。以下のような支援が受けられます。
- 自立支援と日常生活の充実のための活動
- 創作活動
- 地域交流の機会の提供
- 余暇の提供
児童発達支援管理責任者が作成した個別の支援計画をもとに、活動を行っていきます。
利用できる児童
原則として学校に就学していて、障害のある児童が対象です。
- 障害手帳
- 療育手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
などの手帳を所持する子ども、もしくは意志の診断書がある場合のみ、サービスを受けられます。6歳から18歳が対象年齢ですが、状況により20歳まで利用可能です。
利用料金の目安
1日あたり1,000円前後ですが、施設によります。無料のところもあるので、探してみても良いでしょう。
放課後等デイサービスの月額負担は原則1割。また、所得に応じて最高負担月額が設定されているので、上限を超えた金額はかかりません。
なお、負担額の上限は、以下のように定められています。
区分 | 収入状況 | 負担上限月額 | |
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 | |
低所得 | 市町村民税非課税世帯 | 0円 | |
一般1 | 市町村民税課税世帯 (所得割28万円未満) | 通所施設、ホームヘルプ利用の場合 | 4,600円 |
入所施設利用の場合 | 9,300円 | ||
一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
(引用:厚生労働省 障害者福祉:障害児の利用者負担)
施設の特徴
放課後等デイサービスは、発達に特性のある子どもに特化したサービスであり、ひとりひとりの状況に合わせた発達支援が受けられるのが特徴です。
施設には、習い事のように通うタイプ、学童のように自由に遊べるタイプなど、さまざまな形態があります。いずれも、通うなかで社会性を身につけられるように工夫されています。
お子さんの特性や目的に合わせて、自分にあったところを探してあげると良いでしょう。
なお、授業についていけずに困っているお子さんには、オンライン学習の「すらら」もおすすめ。学年にとらわれず、レベルに合わせた勉強ができる教材です。ゲームのように楽しみながら、自分のペースで勉強できるので、ぜひチェックしてみてください。
利用回数
放課後等デイサービスは、受給者証により一月に使える日数の上限が一人ひとり決まっています。受給者証の申請時に審査があり、以下のような項目に基づいて回数が決められます。
- 子どもの状況
- 保護者の状況・環境
- 利用意向
決められた利用回数内ならば、複数の施設を使うことも可能です。
放課後等デイサービスを選ぶ5つのポイント
放課後等デイサービスは、各自治体に複数存在しているので、比較した上で選んでみると良いでしょう。特にチェックすべきポイントは以下の5つです。
- プログラムの内容
- 預かり対応の時間
- 職員の対応
- ほかの子供の雰囲気
- 施設の雰囲気
それぞれ確認すべきポイントをしっかり理解し、お子さんにあった施設を選びましょう。
1. プログラムの内容
施設により提供しているプログラムが異なるので、比較してみると良いでしょう。運動や楽器の演奏を習えるところや、学童のように自由に遊べる時間が長いところなどさまざまです。
資格を持った職員が療育を行ってくれるところもあるので、目的に合わせて使い分けてみてください。
なお、お子さまが夢中になれる習い事を探している方は「ゲムトレ」がおすすめ。ゲムトレは、ゲームのオンライン家庭教師サービスです。楽しく脳を鍛えつつ、コミュニケーション能力の向上にも目指せるのが特徴です。
公式ページでは詳しい内容や体験会の申込みも受け付けているので、ぜひチェックしてみてください。
2. 預かり対応の時間
仕事をしている親御さんの場合は特に、預かり対応の時間も確認しておくべきです。土日祝日も対応できるところや、夜間利用が可能なところもあります。
また、送迎サービスを有料で設けているところもあるので、親御さんが取れる時間を元に検討してみてください。
3. 職員の対応
職員スタッフの対応も確認しておきましょう。お子さんと合わずに、行くのを嫌がるようになっては意味がありません。
放課後等デイサービスはひとりひとりの状況に合わせた対応をしてもらえるのが大きなメリット。お子さんの状況をよく見てくれるスタッフが居ると安心ですよね。
見学会を設けているところもあるので、ぜひ直接話をして選んでください。
4. ほかの子どもの雰囲気
他のお子さんの雰囲気も確認しましょう。スタッフ同様に、人間関係は通い続ける上で大切です。
また、施設を主に利用している年齢層もチェックしておきましょう。放課後等デイサービスは、6〜18歳と幅広い年代が対象です。そのため、周りが小さい子どもばかりだったり、逆に年齢が高すぎたりして居心地が悪く感じるケースもあります。
5. 施設の雰囲気
施設の雰囲気も見ておくべきポイント。老朽化していたり、掃除が行き届いていなかったりする施設は避けたいですよね。
なお、自閉スペクトラム症が疑われるお子さんの場合、場所見知りをするケースが多いです。見慣れない場所には不安を感じてしまうので、多目的室のようなさまざまな用途で使う部屋は苦手。目的別に部屋がきっちり別れている施設を選んであげたほうが安心できます。