障害や、発達に特性のある子ども向けの施設、放課後等デイサービス。一人ひとりに合わせた対応を受けられ、社会性を育むことができる福祉サービスなので、ぜひ利用したいところです。
そこでこの記事では、「学校は行かなくてもいい」などの教育系の書籍を出版している私、小幡和輝が、山形にある放課後等デイサービスをご紹介!
さらに、サービス内容や選び方のポイントも解説していますので、ぜひご覧下さい。
目次
- 1 山形にある放課後等デイサービス14件を地域別に紹介
- 1.1 高畠町:多機能型事業所すまいるはーと
- 1.2 寒河江市:Harmony寒河江
- 1.3 上山市:POCCOかみのやま
- 1.4 村山市:放課後等デイサービスたいよう
- 1.5 天童市:Harmony天童
- 1.6 東根市:ピースひがしね
- 1.7 新庄市:新庄こども学園 あかもも
- 1.8 金山町:セラピーファーム めごたま
- 1.9 米沢市:放課後デイサービス あおいそら
- 1.10 長井市:放課後等デイサービスあゆむ
- 1.11 南陽市:多機能型事業所「さくらだ」放課後等デイサービス
- 1.12 山形市:放課後等デイサービス Beすまいる
- 1.13 庄内町:ドレミファデイサービス
- 1.14 酒田市:障害児通所支援センターふれあいキッズ
- 2 放課後等デイサービスとは?概要をサクッと解説
- 3 放課後等デイサービスを選ぶ5つのポイント
山形にある放課後等デイサービス14件を地域別に紹介
ここでは、各地域ごとにサービスをピックアップして紹介するのでぜひ参考にしてください。
(記事の後半では選ぶポイントだけでなく、子どもにあった場所が見つからなそうなときの代わりの手段についても書いてあるのでぜひ最後まで読んでいただけると)
高畠町:多機能型事業所すまいるはーと
営業時間 | (平日)9:30~17:30 (土日)- |
利用料金 | おやつ代 1日 50円 工作代 1月 50円 暖房費 1日 40円(12月から3月) |
住所 | 山形県東置賜郡高畠町大字馬頭1043-4 |
URL |
未就学 小学生 中学生 高校生対象。
すまいるはーとは、地域に愛され、必要とされる事を第一に目指しています。野外活動やクッキングなどもしています。外出活動もあるので、公共施設でのルールを楽しみながら学べます。将来の自立や社会に出ていくために必要な外との繋がりを成長と共に経験できますね。
寒河江市:Harmony寒河江
営業時間 | (平日)9:30~17:30 (土)10:00 ~ 16:30 |
利用料金 | 1日のおやつ代¥100円 行事費は実費¥200~¥500程度 |
住所 | 山形県寒河江市新山町1-10-102号室 |
URL | https://aobanomori-harmony.com/sagae/ |
小学生 中学生 高校生対象。
のびのびいきいきと、好きなこと、興味のあることにチャレンジができる場所です。また、楽しみながら化学実験や英語活動などもおこなっているのも子ども達にとっても魅力的です。
上山市:POCCOかみのやま
上山市:POCCOかみのやま | |
営業時間 | 要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 山形県上山市旭町二丁目3番3号 |
URL |
遊具のある園庭や、学習ルーム、低学年専用の教室も完備。外も中も広い施設で存分に活動ができます。地域に根ざした安心安全な環境作りをめざしていますので、放課後の居場所としても安心できそうです。送迎もおこなっています。
村山市:放課後等デイサービスたいよう
営業時間 | 要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 山形県村山市楯岡笛田4丁目5-1 |
電話番号 | 0237-47-8693 |
放課後等デイサービスたいようでは、ひとりひとりの特性やその他の事情を踏まえた活動計画を作成しています。
天童市:Harmony天童
営業時間 | (平日)13:00 ~ 18:00 (土)09:30 ~ 16:30 |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 山形県天童市北久野本2丁目2番7号 |
URL | https://aobanomori-harmony.com/tendo/ |
小学生対象です。フットサルや工作、クッキングなども経験できます。お雛祭りにはみんなでちらし寿司を食べたりとアットホームです。こどもたちの「やりたい」を大切にしています。随時見学を受け付けています。
東根市:ピースひがしね
営業時間 | (平日)8:30~18:30 (土日)- |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 山形県東根市中央西3番5号 東根福祉プラザ |
URL | https://unionsocialsystem.jp/property/higashine/ |
送迎サービズあり。遊び・芸術・音楽・学習・友達作りなど、楽しく活動できる場を提供しています。
ものづくり・人づくりを通じて未来をつくることを理念とし、多くの事業を展開しているため、就労支援や生活のことまでワンストップでの支援が期待できます。
新庄市:新庄こども学園 あかもも
営業時間 | 要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 山形県新庄市沖の町4番31号 |
URL | https://akamomo.info/profile/ |
小学生〜高校生対象。子供がやってみたい気持ちを育んでいます。
非常勤を含めた全員が、各分野の専門家ですので、アセスメントと適切な助言及び支援を総合的に受ける事ができるでしょう。
金山町:セラピーファーム めごたま
営業時間 | (平日)9:00~17:00 (土日)9:00~17:00 |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 山形県最上郡金山町大字金山2277 |
URL | https://megotama.or.jp/therapyfarm/ |
未就学 小学生 中学生 高校生対象。
牧場という自然の中で馬とと共に生きる力を育むことができます。牧場での暮らし型のプログラムとして一人一人に沿った個別支援事業計画をたてています。
米沢市:放課後デイサービス あおいそら
営業時間 | (平日)9:00~17:00 (土日)9:00~17:00 |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 山形県米沢市林泉寺2丁目10-21 |
URL | https://www.npo-fks.com/sora.html |
誰もが相互に尊重し支えあう「共生社会」の実現を目指しています。ゆったりとした時間の中で、ひとりひとりに寄り添ってくれます。紅葉狩りや、外食に出かけたりと、さまざまな体験もできるでしょう。
長井市:放課後等デイサービスあゆむ
営業時間 | 要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 山形県長井市清水町一丁目8番1号 |
URL | https://ayumu-nagai.jp/ |
小学生 中学生 高校生対象。
生活を通した学習の場、興味・関心がある活動を通した学びの場となっています。「あそび」や「日ごろの活動」の中に、子どもたち一人一人の成長を育む体験が含まれていることから、「やってみたい!」「楽しい!」という意欲が湧く活動を設定しています。
南陽市:多機能型事業所「さくらだ」放課後等デイサービス
営業時間 | (平日)9:00~17:00 (土日)要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 山形県南陽市宮内561-3 |
URL | https://www.e-kigyo.jp/yawaragi/sakurada.html |
未就学児から小学生・中学生・高校生まで対象です。個々の特性に応じた支援を行い日常生活の過ごし方を身につけていきます。
同団体には成人向け事業所もあるため将来を見据えた選択肢のひとつになるかもしれません。
山形市:放課後等デイサービス Beすまいる
営業時間 | (平日)13:30~17:30 (土日)9:30~17:00 |
利用料金 | イベント参加費別途 |
住所 | 山形県山形市あかねヶ丘1丁目17番13号 |
URL |
小学生・中学生・高校生対象。送迎可能です。
自立学習応援プログラム「すらら」を導入しています。すららはパソコンやタブレットで学ぶeラーニング教材で、1人でも集中して勉強ができます。無学年方式で学べるためひとりひとりにあったペースで学習ができるのも特色です。
庄内町:ドレミファデイサービス
営業時間 | 要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 山形県東田川郡庄内町松陽3丁目1−4 |
電話番号 | 0234-28-8905 |
ドレミファデイサービスには、習字や調理実習などの機能的なものから、園芸や音楽など五感に働く創造的なものまで、日常生活に密着したプログラムが揃っています。
開始後のサービス内容の変更や相談などにも対応してくれるので安心です。
酒田市:障害児通所支援センターふれあいキッズ
営業時間 | 要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
住所 | 山形県酒田市新橋一丁目13番地の5 |
電話番号 | 0234-43-6155 |
ふれあいキッズでは、地域で共に暮らし、日常生活を当たり前に過ごすことができるように支援しています。
※これらは記事執筆時点の内容です。詳細は施設運営者にお問い合わせください。
放課後等デイサービスとは?概要をサクッと解説
放課後等デイサービスは、障害や発達に特性のある子どものための福祉サービスです。子どもたちの放課後や長期休みの居場所として使えます。
子どもの生活力を上げるためのプログラムが多く用意されているのが特徴。以下のような支援が受けられます。
- 自立支援と日常生活の充実のための活動
- 創作活動
- 地域交流の機会の提供
- 余暇の提供
児童発達支援管理責任者が作成した個別の支援計画をもとに、活動を行っていきます。
利用できる児童
原則として学校に就学していて、障害のある児童が対象です。
- 障害手帳
- 療育手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
などの手帳を所持する子ども、もしくは意志の診断書がある場合のみ、サービスを受けられます。6歳から18歳が対象年齢ですが、状況により20歳まで利用可能です。
利用料金の目安
1日あたり1,000円前後ですが、施設によります。無料のところもあるので、探してみても良いでしょう。
放課後等デイサービスの月額負担は原則1割。また、所得に応じて最高負担月額が設定されているので、上限を超えた金額はかかりません。
なお、負担額の上限は、以下のように定められています。
区分 | 収入状況 | 負担上限月額 | |
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 | |
低所得 | 市町村民税非課税世帯 | 0円 | |
一般1 | 市町村民税課税世帯 (所得割28万円未満) | 通所施設、ホームヘルプ利用の場合 | 4,600円 |
入所施設利用の場合 | 9,300円 | ||
一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
(引用:厚生労働省 障害者福祉:障害児の利用者負担)
施設の特徴
放課後等デイサービスは、発達に特性のある子どもに特化したサービスであり、ひとりひとりの状況に合わせた発達支援が受けられるのが特徴です。
施設には、習い事のように通うタイプ、学童のように自由に遊べるタイプなど、さまざまな形態があります。いずれも、通うなかで社会性を身につけられるように工夫されています。
お子さんの特性や目的に合わせて、自分にあったところを探してあげると良いでしょう。
なお、授業についていけずに困っているお子さんには、オンライン学習の「すらら」もおすすめ。学年にとらわれず、レベルに合わせた勉強ができる教材です。ゲームのように楽しみながら、自分のペースで勉強できるので、ぜひチェックしてみてください。
利用回数
放課後等デイサービスは、受給者証により一月に使える日数の上限が一人ひとり決まっています。受給者証の申請時に審査があり、以下のような項目に基づいて回数が決められます。
- 子どもの状況
- 保護者の状況・環境
- 利用意向
決められた利用回数内ならば、複数の施設を使うことも可能です。
放課後等デイサービスを選ぶ5つのポイント
放課後等デイサービスは、各自治体に複数存在しているので、比較した上で選んでみると良いでしょう。特にチェックすべきポイントは以下の5つです。
- プログラムの内容
- 預かり対応の時間
- 職員の対応
- ほかの子供の雰囲気
- 施設の雰囲気
それぞれ確認すべきポイントをしっかり理解し、お子さんにあった施設を選びましょう。
1. プログラムの内容
施設により提供しているプログラムが異なるので、比較してみると良いでしょう。運動や楽器の演奏を習えるところや、学童のように自由に遊べる時間が長いところなどさまざまです。
資格を持った職員が療育を行ってくれるところもあるので、目的に合わせて使い分けてみてください。
なお、お子さまが夢中になれる習い事を探している方は「ゲムトレ」がおすすめ。ゲムトレは、ゲームのオンライン家庭教師サービスです。楽しく脳を鍛えつつ、コミュニケーション能力の向上にも目指せるのが特徴です。
公式ページでは詳しい内容や体験会の申込みも受け付けているので、ぜひチェックしてみてください。
2. 預かり対応の時間
仕事をしている親御さんの場合は特に、預かり対応の時間も確認しておくべきです。土日祝日も対応できるところや、夜間利用が可能なところもあります。
また、送迎サービスを有料で設けているところもあるので、親御さんが取れる時間を元に検討してみてください。
3. 職員の対応
職員スタッフの対応も確認しておきましょう。お子さんと合わずに、行くのを嫌がるようになっては意味がありません。
放課後等デイサービスはひとりひとりの状況に合わせた対応をしてもらえるのが大きなメリット。お子さんの状況をよく見てくれるスタッフが居ると安心ですよね。
見学会を設けているところもあるので、ぜひ直接話をして選んでください。
4. ほかの子どもの雰囲気
他のお子さんの雰囲気も確認しましょう。スタッフ同様に、人間関係は通い続ける上で大切です。
また、施設を主に利用している年齢層もチェックしておきましょう。放課後等デイサービスは、6〜18歳と幅広い年代が対象です。そのため、周りが小さい子どもばかりだったり、逆に年齢が高すぎたりして居心地が悪く感じるケースもあります。
5. 施設の雰囲気
施設の雰囲気も見ておくべきポイント。老朽化していたり、掃除が行き届いていなかったりする施設は避けたいですよね。
なお、自閉スペクトラム症が疑われるお子さんの場合、場所見知りをするケースが多いです。見慣れない場所には不安を感じてしまうので、多目的室のようなさまざまな用途で使う部屋は苦手。目的別に部屋がきっちり別れている施設を選んであげたほうが安心できます。