「クラスジャパン小中学園ってどんなところ?」
「不登校でも出席扱いになるって本当?」
「詳しい特徴や評判が気になる」
と悩んでいませんか。
クラスジャパン小中学園は、不登校の生徒に向けてネットを使った自宅学習の場を提供する、オンラインフリースクールです。不登校でも学習を進めることで、学校の出席扱いを目指せます。
僕、小幡和輝はクラスジャパン小中学園の教育アドバイザーに就任しました。
僕自身、10年間の不登校経験があり、18歳で起業。
いまは自分の会社をやりながら全国100箇所で開催される不登校の経験がある人に向けたイベント『#不登校は不幸じゃない』の発起人をしたり「学校は行かなくてもいい」などの教育系の書籍を出版したりしております。
今回は、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」について、特徴や評判を紹介します。懸念点について僕の解釈もお伝えするので、不登校の小学生・中学生がいて、学習方法や出席日数に悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。
目次
クラスジャパンプロジェクトとは
クラスジャパン小中学園は、全国20万人の長期欠席中の小中学生を支援するプロジェクト。全国の自治体・学校・家庭・企業・地域が一丸となり、不登校の小学生・中学生を元気にし、社会的自立に向けた進路選択を支援することをコンセプトにしています。
映像授業による個別学習や担任制による個別相談といった学校と変わらない授業体制を実施。さらに、チャットを活用した生徒同士の横のつながりも作ります。
不登校になってもクラスジャパン小中学園で自宅学習を行うことで、学校の出席扱いや成績評価を受けることができるという仕組みです。
クラスジャパン小中学園の特徴
クラスジャパン小中学園の特徴を、6つの項目に分けて紹介します。
- 文科省通知の元、不登校でも出席扱いを目指せるオンラインフリースクール
- 複数のネット教材から選べる
- 先生がチャットで毎日サポートしてくれる
- ホームルームやネット部活で仲間を作れる
- 月額27,500円|初月は入会金のみで利用可能
- 保護者向けのサービスが手厚い
1つずつ見てみましょう。
1.文科省通知の元、不登校でも出席扱いを目指せるオンラインフリースクール
文部科学省より、不登校児童でも学校の出席扱いするための取り組みについて通知がおこなわれました。
クラスジャパン小中学園では「不登校児童生徒への支援の在り方について」の通知を元に、学習レポートの持参や学習面、生活面の頑張りを伝えて、学校での出席扱いを目指しています。
出席を認められるかどうかは、在籍する学校側の判断によります。しかし、出席扱いにするための環境はしっかり整っており、学校が出席や成績評価を認める事例が増えている傾向です。
https://twitter.com/akiko_iijima/status/1737914184267104389
出席が認められる可能性は高まっているといえるでしょう。
2.複数のネット教材から選べる
クラスジャパン小中学園では、複数のネット教材が選択できるため、お子さまの興味に合わせた学習が可能です。
たとえば、以下のような学習教材があります。
- デキタス:教科書対応で、キャラクターと一緒に勉強を進められる
- すららネット:ゲーム感覚で学習を進められる
- 講義形式:先生が板書をし、授業を受けているように進められる。小学生が多く選択している
- 板書映像形式:映像授業とデジタルドリルで学習を進められる。中学生が多く選択している
- キュレオ:プログラミングの基礎を学べる。ネット部活のプログラミング部に入ると利用できる
お子さんが楽しんで学習に取り組める教材を選ぶことで、自ら進んで勉強するようになります。
3.先生がチャットで毎日サポートしてくれる
クラスジャパン小中学園には、2021年5月時点で40名を超えるネット担任が在籍しています。
担任の先生が、チャットにより日常的な会話をおこない、生活面や学習面をサポートしたりすることはもちろん、将来の夢や目標を引き出します。
対面ではなかなか話せないお子さんも、チャットでなら相談しやすいケースもあるでしょう。先生のフォローを受けながら、出席認定を目指していきます。
4.ホームルームやネット部活で仲間を作れる
クラスジャパン小中学園はオンラインスクールではありますが、ホームルームや部活もオンライン上でできます。
ホームルームは月2回開催で、自分の作品を見てもらったり、お楽しみ会をしたり。カメラやマイクのオン・オフは自由です。
ネット部活では、顧問の先生とともに全国の仲間とオンライン上で活動をおこないます。以下のような部活があります。
- ボードゲーム部:オンライン上でできる100種類以上のボードゲームをしむ
- イラスト部:アナログやデジタルの画材で好きな絵を描く
- プログラミング部:レベルに合わせてプログラミングを1から学ぶ
- YouTube部:企画や撮影、編集などを学べる
- クイズ部:アプリで早押しクイズを楽しむ
- eスポーツ部:ゲームをプレイしながら情報処理能力や集中力、コミュニケーション能力などを高める
ネット部活は、複数の参加が可能です。
5.月額27,500円|初月は入会金のみで利用可能
クラスジャパン小中学園に入会する場合、月額料と入会金がかかります。
- 入会金:11,000円
- 月額利用料;27,500円
なお、初月は月額が無料なので入会金のみで利用できます。学習教材や部活動などの費用が含まれているため、これ以上の料金は発生しません。
6.保護者向けのサービスが手厚い
クラスジャパン小中学園は、保護者との連携もしっかり取ることを大切にしています。
オンライン保護者会や座談会を実施したり、担任にいつでもメール相談したりが可能。また、LINEオープンチャットを使って保護者同士で交流し、情報交換できます。
同じ悩みを抱えている保護者同士で話せるのは、心強いと評判です。
クラスジャパン小中学園の口コミ・評判
クラスジャパン小中学園の口コミ・評判を紹介します。
いい口コミ・評判
クラスジャパン小中学園のいい口コミ・評判を見てみましょう。
楽しい
https://twitter.com/akiko_iijima/status/1564620938087657477?s=20
お子さんが、イベントや部活を楽しんでいるという口コミです。ただ勉強をするだけでなく、他の生徒と交流しながら楽しめるのも、クラスジャパン小中学園の特徴です。
わかりやすい
長男はいまクラスジャパン小中学園というネットスクールで勉強しています。
私も講義動画を一緒に見てるけど、わかりやすい(当たり前か)。予備校のサテライト授業を受けてる気分。
このままネットスクール利用して、無事に大人になるほうが良い気がする。
時代は令和だもんねえ。— ながら® 3y6y9y (@navarra_vn) January 3, 2020
授業がわかりやすいという口コミも見られます。ネット教材は複数用意されており、好きな形式で学習できます。
ネット教材では、アニメーションや映像などを駆使した学習ができるため、理解度を深めることが可能です。
子どもがやる気になる
うちの子はクラスジャパンというWEBで学習したり、LINEでゲムトレで友だちやコーチを受けています。家にいても学習はできるし、小3だけど、中学レベルのプログラム学習をしてます。もちろん、半年間での成果です。学校行くよりやる気出してますよ。
— MAROKA&MASH (@MarokaMash) March 19, 2021
学校に行くよりもやる気が出ているという口コミも見られました。また、プログラミング学習もできるので、興味のあるお子さんにとっては好きなことを学べる場となっています。
悪い口コミ・評判
クラスジャパン小中学園の悪い口コミ・評判を見てみましょう。
料金が高い
https://twitter.com/159adgj/status/1507911733180252165
料金が高いという口コミがありました。クラスジャパンは月額27,500円の費用がかかります。しかし、お子さまや保護者のサポート体制が整っており、在宅でさまざまな教科が学習できます。
金額面で見れば高いと感じる方もいるかもしれませんが、サービス内容やサポート体制の手厚さも考慮して判断してみてください。
強制力がなく続かない
https://twitter.com/marie_occurs/status/1380325166668939264
https://twitter.com/KYOKO77124608/status/1376520413216342026
ネット学習は、強制力がありません。担任が学習のサポートも行いますが、きちんと進められるかどうかはお子さんのやる気次第です。オンライン小中学園では、好きなネット教材を選べるため、より興味が持てるもの、楽しんで学習に取り組めるものを選ぶのがおすすめです。
クラスジャパン小中学園教育アドバイザー就任の経緯
2019年8月26日に開催されたクラスジャパン小中学園・文部科学省の合同イベントにてゲストスピーカーとして登壇依頼を受けました。
クラスジャパン小中学園の存在は認知していたものの、具体的な取り組み内容を知ったのはこのときがはじめて。
僕はこれまで学校にこだわらない選択肢を伝えてきました。そして、学校の勉強に関する支援はほとんど出来ていません。
クラスジャパンは学校と連携し、学校に通わずとも学校の出席扱いになるネットスクールという、僕のできないことをやっているステキな取り組みで、ぜひお手伝いをしたいと思いました。
クラスジャパンとしても僕の経験や広報力を評価していただき、この度、教育アドバイザーに就任させていただくことになりました。
文部科学省の通知要件に対応したネットの小中学校「クラスジャパン学園」は3日、「夏休み明けの不登校・自殺をゼロに」をテーマに、文科省と合同で実施したイベントのレポートを公開した。
このイベントは、「不登校時の自宅学習を学校の出席扱いとできる」をタイトルに、8月26日、東京駅に隣接する朝日生命ビル内の大手町サンスカイルームで、「新学期直前特別プレゼンテーション」として開催された。
会場のキャパシティの上限に近い80人が出席。さらに、「クラスジャパン公式Facebookページ」ではWeb中継が公開され、ライブだけでリーチは1370人を超えた。
会では、ゲストスピーチとして、自身の不登校経験をもとに、全国の不登校児童・生徒への支援活動「#不登校は不幸じゃない」などを展開する小幡和輝氏がプレゼンテーション。
子どもの関心にもっと大人が寄り添うことの大事さや、息苦しさを感じる子どもたちが自分の「居場所」を見つけるために、大人はどんな「視点」をもってサポートすべきなのか、自身の取り組み紹介を交えて来場者に伝えた。
ICT教育ニュース
なお、不登校の子の学習方法や選択肢については、随時情報を発信しています。この後にクラスジャパンについて詳しく紹介しますが、その前にもしよろしければ僕の公式LINEにご登録ください。
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クラスジャパン小中学園の懸念点についての見解
クラスジャパンプロジェクトは2018年2月にスタートしていますが、公開されたHPに書いてあった「(不登校の生徒を)通学していた学校に戻す」という理念(現在は削除されています)が、一部批判を浴びていました。以下のように、立ち上げ時の印象があまり良くないままの方もいるようです。
https://twitter.com/tofumenta/status/1467017092763631617?s=20
なお、以下の文章はクラスジャパンの公式見解ではなく、アドバイザーとして僕が感じたこと、僕の解釈であるということですので、ご承知いただければと思います。
僕はクラスジャパンの仕組みにはとても共感したものの、この理念には当然ながら賛同できませんでした。ただし、クラスジャパン小中学園の仕組みとして自治体や学校との連携が不可欠なので、この理念になった経緯は理解できる部分もあります。
僕自身、文部科学省が不登校を問題行動と判断してはならない、学校復帰にこだわらない支援をという方針を出しているのにも関わらず「そんなこと知りませんよ」といわんばかりの自治体や教育委員会を見てきました。
僕らがやっている「不登校は不幸じゃない」イベントで後援名義を申請したら、このタイトルでは後援名義は出せませんと門前払いをされたこともあります。
「不登校は不幸じゃない」の趣旨は不登校の偏見を払拭することであり、これは文部科学省の教育方針にも明確に書かれています。
不登校とは,多様な要因・背景により,結果として不登校状態になっているということであり,その行為を「問題行動」と判断してはならない。不登校児童生徒が悪いという根強い偏見を払拭し,学校・家庭・社会が不登校児童生徒に寄り添い共感的理解と受容の姿勢を持つことが,児童生徒の自己肯定感を高めるためにも重要
こういった経験をしているとクラスジャパン小中学園が「(不登校の生徒を)通学していた学校に戻す」という理念を掲げていたことは一定の理解ができる部分もあります。じゃないと学校と連携ができないんですよね。
しかし、現在は「学校に戻す」という理念は削除されていす。
「不登校でも出席扱いを目指す」というクラスジャパン小中学園の取り組みはとても素晴らしいので、僕が教育アドバイザーとして関わることで、より誤解なく悩んでいる不登校の当事者たちに必要な情報が届くのではないかと思っています。