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日本人プロゲーマーの実態とは?年収や収入源・代表選手などを一挙紹介

こんにちは!小幡和輝と申します。

ゲームのオンライン家庭教師『ゲムトレ』というサービスを運営していたり、ゲームは人生の役に立つ」などの教育系の書籍を出版したりしております。

いま、プロゲーマーという職業が注目を集めています。日本ではここ数年でかなり話題に出るようになったので、気になっている方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、日本のプロゲーマーの実態を、年収や収入源、実際のプレイヤーなどを紹介して詳しく解説します!

プロゲーマーに興味がある方や、これからプロゲーマーになりたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

目次

日本人プロゲーマーの実態とは。年収や6つの収入源を解説

日本ではまだ馴染みのないプロゲーマー。話題にはあがるものの、どのようにお金を稼いでいるのか知っている方は少ないです。

そこでこちらでは、プロゲーマーの年収や収入源について詳しく解説します。

日本プロゲーマーの年収は平均400万円!トッププレイヤーは1,000万円超えも

日本でプロゲーマーとして活躍している人の年収は、平均400万円ほどと言われています。(大会賞金や口コミなどから推定)

この数字はあくまでも平均値で、人気ゲームでトッププレイヤーとなり、大会で上位に入賞すれば1,000万円~1億円も夢ではありません。

実際に日本で行われた「シャドウバース」というカードゲームの大会では、優勝賞金の1億円を日本人プレイヤーが獲得しました。
世界だと賞金総額が30億円という大会があるゲームも存在するので、トッププレイヤーの収入状況は明るいです。

ただし当然ですが、結果を残せなければ収入が無くなってしまう厳しい業界でもあります。

平均は400万円ですが、実力によって年収が大きく変わると考えてください。

日本のプロゲーマーの6つの収入源

プロゲーマーは、大会の賞金だけで生計を立てているわけではありません。

主な収入源は、以下の6つです。

  1. 大会の賞金
  2. ゲーミングチームからの給料
  3. スポンサー料
  4. YouTubeなどの広告収入
  5. イベント登壇・書籍代
  6. ゲームトレーナーとしてゲームを教える

日本人プロゲーマーで特に多い収入モデルが③のスポンサーと④の広告収入です。

人気ゲーマーになれば企業の広告塔として、スポンサー依頼がくることは珍しくありません。たとえば日本で初めてプロゲーマーとなった梅原大吾さんは、レッドブルやCygames などの有名企業からスポンサーを受けています。

YouTuberとしてゲーム動画を投稿し、広告収入を得ているケースも多いです。動画はゲームとの相性がよく、好きなゲームを使ってお金を稼ぎやすいため、ゲーマーから重宝されています。

また最近ではゲームトレーナー(ゲームを教える人)として活躍しているプロゲーマーも増えてきました。

僕が運営しているゲムトレというサービスでは時給1,000〜2,000円程度でゲームを教えるトレーナーを募集中で、このような働き方は今後も増えていくでしょう。

大会に出るだけではなく、いろいろな収入源を持っていることも、プロゲーマーとして活動するうえでは重要です。

世界で活躍している、日本人プレイヤー10選

こちらでは、世界でも活躍している日本人プロゲーマーを10名紹介します。

【日本人プロゲーマー1】
梅原大吾(ストリートファイター)

梅原大吾選手は、ストリートファイターを始めとする格闘ゲームのプロゲーマーです。

ゲーマーとして日本で初めて海外企業のスポンサーを受けた人物であり、プロゲーマーの先駆者と言われています。初スポンサー獲得は2011年なので、e-Sportsという言葉が認知される前から第一線で活躍している人物です。

国内外で知名度は高く、日本のプロゲーマーとして真っ先に名前が上がる選手とも言えるでしょう。

今でも最前線で活躍しており、獲得した賞金は2,000万円をこえると言われています。

【日本人プロゲーマー2】
ときど(ストリートファイター)

ときど選手は、格闘ゲームのプロです。東大卒プロゲーマーとの異名を持ち、梅原選手と同じくe-Sportsが普及する前から活躍しています。

2011年に初めてスポンサー契約を結んでプロゲーマーになり、いまではロート製薬やソニー・ミュージックなどの有名企業からもスポンサーを受けています。

まだまだ現役で活動しており、2018年に獲得した賞金総額は4,300万円とのことです。

【日本人プロゲーマー3】
ももち(ストリートファイター)

ももち選手も、ストリートファイターを始めとする格闘ゲームのプロです。

自身がプロゲーマーとして活躍するだけでなく、株式会社 忍ism(シノビズム)の代表取締役をつとめています。忍ismでは複数のゲーミングチームやイベントを運営するなど、e-Sports業界の発展に大きく関わる人物です。

【日本人プロゲーマー4】
チョコブランカ(ストリートファイター)

チョコブランカ選手は、日本人初の女子プロゲーマーです。ストリートファイターで当時日本一だった選手を倒したことがきっかけで、プロチームからのスカウトを受けました。

既婚で、夫は同じくストリートファイターのプロであるももち選手(上記)です。忍ismを通じて選手の育成や大会の運営などを精力的にこなしています。

【日本人プロゲーマー5】
ふぇぐ(シャドウバース)

ふぇぐ選手は、日本初のカードゲーム「シャドウバース」のプロゲーマーです。

2018年に行われた世界大会で見事優勝を収め、賞金100万ドル(約1億1,000万円)を獲得して一気に獲得賞金ランキングの上位に上り詰めました。

いまは「よしもとLibalent」というゲーミングチームに所属して、活動を行っています。

1日に10時間以上もシャドウバースをプレイするほど、研究熱心で有名な選手です。

【日本人プロゲーマー6】
けんき(レインボーシックス シージ)

けんき選手は、レインボーシックス シージを始めとするFPSゲームのプロです。

プロゲーマーとして大会に出場するだけでなく、YouTuberとしてゲーム実況動画をアップしており、そのチャンネル登録者数は28.4万人を記録しています。(2019年11月現在)

さらに父ノ背中というゲーミングチームの副代表をつとめるなど、多方面で活躍するプロゲーマーです。

【日本人プロゲーマー7】
posesi(ハースストーン)

posesi選手は、ハースストーンというカードゲームのプロゲーマーです。

あまり日本では馴染みのないゲームですが、世界では7,000万人以上がプレイしている人気ゲームであり、熱狂的なファンがたくさんいます。

posesi選手はハースストーンで約400万円の賞金を獲得するなど、日本人プレイヤーとして第一線で活躍中です。

ハースストーンは世界中で賞金数千万円クラスの大会が多く行われているので、今後の活動にも期待が持てます。

【日本人プロゲーマー8】
live(ぷよぷよ)

live選手は、落ちものパズルゲーム「ぷよぷよ」のプロゲーマーです。日本eスポーツ連合(JeSU)から認定を受けた選手でもあります。

ぷよぷよは日本のゲームの印象が強いですが、アメリカの大規模なゲーム大会「EVO」で大会が行われるなど、じわじわと人気が広がっています。

live選手は「EVO 2018」「EVO 2019」の優勝者で、確かな実力と高い人気で活躍している選手です。

【日本人プロゲーマー9】
ほのか(スプラトゥーン)

ほのか選手は女性ゲーミングチーム「花鳥風月」に所属しているプロゲーマーです。

年齢がなんと12歳(2019年現在)で、小学生プロゲーマーとして話題を集めました。

メインゲームは「スプラトゥーン」で、YouTubeでゲーム実況動画もアップしています。

すでに大人顔負けの実力を持っている彼女の、今後の活躍が楽しみです。

【日本人プロゲーマー10】
スー☆(パズル&ドラゴンズ)

スー☆選手は、ソーシャルゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」のプロです。パズドラもJeSUによって認定されているゲームなので、ライセンスを獲得すればプロゲーマーとして活動できます。

スー☆選手は自身で登録者数10万人をこえるYouTubeチャンネルを運営しながら、プロゲーマーとして活動しています。

パズドラ自体は世界的に人気のゲームではありませんが、日本では熱狂的なファンも多いので、今後の発展に期待しましょう。

世界に比べて、日本のプロゲーマーが少ない理由とは?

日本はゲーム大国ですが、世界に比べてプロゲーマーとして活躍している選手が少ないです。

それにはいくつか理由があるので、こちらで詳しく解説します。

【日本のプロゲーマーが少ない理由1】
法律により大会が開催しにくい

日本では法律が厳しく、e-Sportsの大会が開催しにくいです。

主に大きく関与するのが「賭博罪」で、日本では偶然の勝敗のあるゲームにお金をかけることができません。

大半のゲームには運の要素が入っているので、賭博罪に抵触してしまいます。
また参加費を集めて、優勝者に分配する形での大会は「お金をかける行為」に抵触するので、原則として開催できません。

となると日本では気軽に大会を開催できなくなるため、賞金で生活をするプロゲーマーの数が減ってしまいます。

よってプロゲーマーの数もそこまで増えていないのが、日本のe-Sportsの実情です。

【日本のプロゲーマーが少ない理由2】
ゲーム=悪という風潮が根強い

日本では「ゲーム=悪」という風潮が根強いです。

子供のころにゲームで遊んでいると「ゲームばかりしていると頭が悪くなる」と言われた方は多いのではないでしょうか。

囲碁や将棋などのボードゲームであれば何も言われないのに、テレビゲームを続けていると「やめなさい」と怒られることも多いです。

さらにいまだにニュースでは「犯罪者の自宅からゲームが発見されました」と報道されることも珍しくありません。ゲームは決して悪いことではないのですが、否定的な文化は根強く残っています。

よってプロゲーマーとして活動しようと考える人も増えず、業界の認知度も低いままです。

今では少しずつ許容されつつありますが、世界に比べてまだまだ本格化していません。今後ゲームで稼ぐ人が増えて、業界が活性化することが望まれます。

【日本のプロゲーマーが少ない理由3】
世界で人気なゲームの知名度が低い

日本では、世界で人気なゲームの知名度が低いです。

プロゲーマーとして稼ぐなら、世界で人気があって賞金がたくさん出ているゲームをプレイしなければなりません。

ところが、世界的なゲームを知らない日本人はたくさんいます。

  • フォートナイト(登録プレイヤー2億人)
  • ハースストーン(7,000万人)
  • リーグオブレジェンド(1億人)

などの、世界中が熱狂しているゲームの知名度がかなり低いです。

有名ゲームのプレイ人口が少ないため、稼げるプロゲーマーの数もそこまで増えていません。

日本人でもプロゲーマーになる4つの方法

こちらでは、日本人がプロゲーマーになる方法を4つ紹介します。

ちなみにこの記事でのプロゲーマーの定義は「ゲームのプロとして、ゲームだけで生活ができる人」です。

【プロゲーマーになる方法1】
大会で賞金を獲得する

まず考えられるのが、e-Sportsの大会に出場して賞金を獲得する方法です。

人気のゲームだと優勝賞金が1億円をこえることも珍しくないので、一気に莫大なお金を稼げます。

実際にシャドウバースというゲームでは、日本人プロゲーマーのふぇぐ選手が優勝して、優勝賞金100万ドル(1億1,000万円)を手に入れました。

ゲームで生きていくうえで、大会での賞金は大きな要素の1つです。

【プロゲーマーになる方法2】
ゲーミングチームに所属する

実力を高めて、ゲーミングチームに所属する方法です。

ゲーミングチームによりますが、毎月給料を支払ってくれるケースも珍しくありません。給料によって、ゲームだけに集中して生活ができるようになります。

大会で好成績を収めてスカウトされるケースが多いので、積極的に大会に出場して実力をアピールすることが重要です。

【プロゲーマーになる方法3】
スポンサーを獲得する

個人でスポンサーを獲得する方法です。

e-Sports大会は注目度が高く、ネット配信などでたくさんの視聴者を集められます。そこにスポンサーのロゴや商品が映ったときの経済効果は計り知れません。

たとえば世界的に人気のゲーム「リーグオブレジェンド」の世界大会の決勝は、約9,000万人が配信を視聴したとの結果が出ていました。

よって企業はプロゲーマーのスポンサーに積極的なので、うまく実力や人気をアピールすれば、生活ができるレベルのお金をもらえる可能性が高まります。

スポンサーを獲得するのもプロゲーマーとして安定して活躍するためには重要です。

【プロゲーマーになる方法4】
ゲームトレーナーとしてゲームを教える

ゲームトレーナーとしてゲームを教える方法です。

囲碁や将棋のプロにも、指導教室をおこなってお金を稼いでいる人は存在します。プロゲーマーも普及が進むにつれて、指導者として活躍する人が増えるでしょう。

僕が運営しているゲムトレというサービスでは、ゲームを人に教えて時給1,000円~2,000円を稼ぐことが可能です。

もちろん高い実力がないと教えることは難しいですが、うまく人気を集めれば、ゲームだけで生活も十分できるようになります。

副業としても魅力的なので、ぜひチェックしてみてください。

>>ゲームのオンライン家庭教師『ゲムトレ』

ABOUT ME
小幡和輝
約10年の不登校を経験後、高校3年で起業。#不登校は不幸じゃない 発起人 メディア出演 『NHK おはよう日本』『フジテレビ バイキング』ほか多数。 著書に『学校は行かなくてもいい』『ゲームは人生の役に立つ。』『子ども稼ぐ力』など 詳しいプロフィールはこちらの記事をご覧ください!