僕は10年間、不登校を経験してきました。しかし、不登校になったことを後悔したことはありません。
今では不登校の経験をきっかけに、全国100箇所で不登校の経験がある人を中心にイベントを開催したり「学校は行かなくてもいい」などの教育系の書籍を出版したりしています。
今回の記事は「学校へ行きたくない」と、今この瞬間に悩んでいる人へ向けての、僕からのメッセージです。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
目次
「学校に行きたくない」は悪いことではない
きみの「学校へ行きたくない理由」はなんだろうか?
- いじめ
- 勉強についていけない
- 友達がいない
- めんどうくさい
これらは世間一般では、ネガティブなイメージがあるかもしれません。だから「学校へ行きたくない=悪いこと」と思われることが多いですよね。
でも、本当に「学校へ行きたくない」と思うことは、悪いことなのだろうか?
元不登校で現在は起業している僕から言わせれば、「学校へ行きたくない」は普通のこと。悪いことでもなんでもないです。
文部科学省も「不登校を問題行動と判断してはならない」と通知を出しているくらいですからね。この通知を見たときは、正直僕も驚きました(笑)
また、不登校が特別なことだと思っている人も多いですが、統計的にみると全国には不登校の生徒(中学生)が10万人以上いるというデータがあります。
(参考:https://news.yahoo.co.jp/byline/ishiishiko/20181029-00101956/)
しかし、決して僕は不登校を推奨しているわけではありません。
ただ、学校という枠組みには合う人と合わない人がいるよ!ということを覚えておいてほしいのです。
これは不登校だった僕だからこそ言えることだけど「学校へ行くことが全て」じゃない。
学校へ行かないことも立派な選択肢のひとつなのです。
例えば、すららのようなインターネットを使って自宅で学習できる教材を使えば学校に行かなくても勉強することが可能です。特にすららは所属している学校の出席扱いにもなる教材なのでオススメです。
すららについての詳しい記事はこちら
>>【評判】すららの5つの特徴とメリットを徹底解説【不登校生におすすめ】
【小学生編】学校に行きたくない3個の理由
小学生は人間としてまだまだ未成熟な状態で、大人なら「あたりまえ」と思うようなことができません。
そんな小学生だからこそ発生する、学校に行きたくない理由を3つ紹介します。
- 環境の変化に対応できない
- 親と長時間離れて過ごせない
- いじめや人間関係の悩み
それぞれ詳しく確認していきましょう。
【小学生が学校に行きたくない理由1】
環境の変化に対応できない
環境の変化にとまどい、学校に行きたくなくなるケースです。主に小学校低学年によく見受けられます。
特に幼稚園から1年生になる時期が、最も環境が変わりストレスを感じるタイミングです。
- 決められた時間に席に座る
- 学年が進むたびに新しい友達と話す必要がある
- 他学年の生徒との交流
など、決められたルールや環境に耐えられず、不登校になってしまいます。
【小学生が学校に行きたくない理由2】
親と長時間離れて過ごせない
親と長時間離れて過ごすことに不安を覚えて、不登校になるケースです。こちらも主に低学年の子どもに見受けらます。
小学校になると、朝からお昼すぎまでずっと学校にいなければなりません。その中で親以外と触れ合うことに抵抗感を覚え、学校が怖くなってしまいます。
家にいるときは元気なので、不登校の原因を突き止めにくいケースです。
【小学生が学校に行きたくない理由3】
いじめや人間関係の悩み
小学生高学年になると、いじめや人間関係の悩みが出てきます。
ちょっと変な発言をしてしまったり、うまく遊びに混ざれなかったりなど、小さな出来事がきっかけでいじめが起こることは珍しくありません。
また男女間の意識が強くなり、人間関係が複雑になることも原因として考えられます。
小学生の不登校に関しては、以下のページでも詳しく解説しているので、確認してみてください。
【中学生編】学校に行きたくない3個の理由
思春期に突入し、多感な時期の中学生。親やルールに反発しやすくなる年代でもあります。
そんな中学生が学校に行きたくなくなる理由を3つ紹介します。
- 言葉や暴力によるいじめ
- 仲の良いグループから外された
- 勉強の遅れ
それぞれ確認していきましょう。
【中学生が学校に行きたくない理由1】
言葉や暴力によるいじめ
中学生になると、言葉や暴力によるいじめが活発化します。きっかけは小さな内容が多いですが、過激ないじめへと発展するケースは多いです。
特に身体の特徴(肌荒れ・身長・声)などを中心にいじめを起こすことが多く、コンプレックスを傷つけられて不登校になる子どもはたくさん存在します。
多感な時期だからこそ過剰に受け取ってしまい、学校が嫌になってしまうのです。
【中学生が学校に行きたくない理由2】
仲の良いグループから外された
いつも一緒に行動しているグループから、突然外されてしまうケースです。
中学生になると、クラス内でのグループ化が顕著に現れます。スクールカースト(学校内での人気度)で分かれることも多く、学校生活を送る上では重要な要素です。
そこで「グループから外される=普段の生活が送れなくなる」と考えて、不登校になってしまいます。
大人になるにつれてグループの概念は減っていきますが、中学生からすると死活問題です。
【中学生が学校に行きたくない理由3】
勉強の遅れ
勉強の遅れが明確になるのも、学校に行きたくなくなる理由の1つです。受験への不安や、成績不振による他生徒からのからかいなどで、不登校になってしまいます。
中学になると勉強スピードが一気に早くなるうえに、テストや5段階評価などで学力の優劣が明らかになります。勉強ができない子どもにとっては、辛い環境になっていることが多いです。
そこで勉強に苦手意識を持ってしまい、学校に行く意欲がどんどん無くなってしまいます。
他の原因や対策など、中学生の不登校に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。
【高校生編】学校に行きたくない3個の理由
高校生はほぼ大人と変わらない考え方を持つため、ある程度のことなら自分で解決できる力があります。
ところがそんな状態でも不登校になってしまうケースがあるので、こちらではその理由を紹介します。
- 受験勉強のストレスや焦り
- 遊びや非行に走る
- 間接的ないじめ
【高校生が学校に行きたくない理由1】
受験勉強のストレスや焦り
大学受験が近づくにつれて、ストレスを感じてしまうケースです。特に日本は学歴社会なので、大学に行くことが重要だと過剰に考えすぎる傾向にあります。
周囲と比べて勉強が進んでいない、行ける大学の偏差値が低いなど、コンプレックスを感じて不登校になる子どもは少なくありません。
【高校生が学校に行きたくない理由2】
遊びや非行に走る
遊びや非行に走り、学校にいかなくなるケースです。
高校生になると学校外での交友関係も広くなります。そこで知り合った人にそそのかされて、学校に行かずに遊びや非行を繰り返してしまうのです。
- 髪を染める
- 飲酒、喫煙
- 暴走行為
など、いろいろな内容が考えられます。
ひどいときには親に暴力を振るうこともあるなど、解決が難しい原因の1つです。
【高校生が学校に行きたくない理由3】
間接的ないじめ
高校生になっても、いじめの対象となるケースは珍しくありません。
ただし直接的な暴力や言葉よりも、間接的ないじめが増えます。なるべく先生や親にバレずにいじめを行いたいからです。
たとえばLINEのメッセージやSNSなどを使って暴言を送るなど、学校とは違った場所でいじめを行います。
間接的ないじめを受けた結果、学校に不信感が募り、不登校になってしまうのです。
他に高校生の不登校に関する原因や対策などについて知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
以上が年代別の学校へ行きたくない理由です。この後に学校へ行かなくてもいい5つの理由を紹介しますが、その前にもしよろしければ僕の公式LINEにご登録ください。
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あなたが無理に学校に行かなくてもいい5個の理由
ここまで、「学校へ行きたくない=悪いことではない」という話をしてきましたが、何の理由もなしに言っているわけではありません。
僕が「学校へ行かなくてもいい」と思う理由を5つ紹介します。
- 学校以外のコミュニティがある
- オンラインスクールで勉強できる
- 不登校でも学歴を取得できる
- 学校に行かないことは決して逃げではない
- 学校に行かないからこそ、開花する才能もある
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
1.学校以外のコミュニティがある
不登校になった子どもは、大きく2つに分けることができます。
それが、学校以外にコミュニティを持つ子どもか、持たない子どもかです。
これは全国の不登校の子ども達と話していて気付いたことですが、学校以外にコミュニティを持つ不登校の子は、不思議なくらい明るくポジティブな子ばかりなんだです。
一般的に学校以外のコミュニティというと、以下のようなものが挙げられます。
- クラブ
- 家族や友達
- 学習教室
僕自身は不登校のいとこが居たので、一緒に適応指導教室という所に行っていて、ゲームや囲碁をして遊んでいているうちに、そこで仲間ができました。
今思えばそこが、僕にとってのコミュニティだったんだと思います。
現代ではインターネットが発達し、SNS上で友人をつくったり、オンラインサロンで趣味が合う繋がりを見つけたりすることが簡単にできるようになりました。
これもひとつのコミュニティのカタチで、身近にコミュニティが無ければ、そういったオンラインで仲間を見つけるのもひとつの手です。
2.オンラインスクールで勉強できる
「学校に行かないと勉強できないじゃん」といった意見もあるかもしれません。しかし、今ではすららネットのようなオンラインで勉強できる環境はいくらでもあります。
今の子どもの半数以上はスマホを持っているし、そのスマホひとつでいくらでも勉強ができる世の中なんです。
国語も算数も英語だってスマホ1つで勉強できる。むしろ学校の先生より教えるのが上手いかもしれません。
学校教育でしか受けられないカリキュラムがあることも事実ですが、オンライン教材でも十分に将来の為の勉強はできます。
特にすららは学校の出席扱いにもなる教材でオススメです。
すららについての詳しい記事はこちら!
>>【評判】すららの5つの特徴とメリットを徹底解説【不登校生におすすめ】
3.不登校でも学歴を取得できる
不登校を経験したとしても、あとから学歴は十分取得できます。
通信制高校に通ったり、高卒認定試験を受けたりすれば大学に入ることは可能です。世間には不登校の状態から有名大学に進学した人はたくさんいます。
そもそも仕事において学歴はあまり関係なく、中卒・高卒でも活躍している人は多いです。
日本は学歴社会なので焦ってしまう気持ちはわかりますが、自分のやりたいことに合わせて方針を決めても遅くはありません。
学歴に固執せず、嫌なことは避けるという生き方でも、将来への可能性は無限に広がっています。
4.辛いなら逃げてもいいんだよ
学校に行かないのは、1つの選択肢。
時より「学校に行かないのは逃げだ」とマウントしてくる人がいるけど、気にしなくてもOKです。
僕は学校へ行くのが辛いなら、そこから逃げてもいいと思う。
堂々と「学校へ行かない」という決断をしましょう。むしろ学校に行かないという決断をする方が、よっぽど勇気のいる決断だし、なかなか出来ることじゃない。
学校へ行かないという決断をしたのなら、その決断に自信をもってほしいです。大事なのは、過去ではなく決断をした先の未来にあります。
5.学校に行かないからこそ、開花する才能もある
僕は小学2年生から約10年間、学校へ行かずに育ってました。
「学校へ行かなきゃ大人になったとき大変だ」と思う人も多いと思います。確かに大変な部分もありました(笑)
でも、学校へ行かなかったからこそ開花した才能もあります。
僕は高校3年生の時に、起業をしました。今では会社経営の傍らで「不登校は不幸じゃない」という学校へ行きたくない子どもやその親、過去に不登校経験を持っている人に向けて、全国規模のイベントを開いています。
不登校の僕がこんなにも精力的に活動しているなんて誰も予想しなかったはず。僕自身も予想していなかったですからね(笑)
それに僕だけでなく、子どものころ不登校だったどけ、様々な方面で才能を開花させている人はたくさんいます。
- エジソン
- マツコ・デラックス
- 指原莉乃(元AKB48)
電球を発明したことでも有名なエジソンも、子どもの頃に先生から「君の頭は腐っている」と言われ、学校を追い出されて不登校になった話は有名です。
他にも、平成を代表するアイドルの指原莉乃さんも、子どもの頃にいじめを受けていて不登校だったそう。その後、AKBのオーディション合格を機に、逃げるように東京へ上京して、今ではトップアイドルになっています。
このように、不登校だったからこそ開花する才能もあることも覚えといてほしいです。
そして、不登校は時間があるので、その時間を使ってお金を稼ぐという選択肢も知ってほしいです。
学校に行きたくない子どもを抱える親のNG行動5選
こちらでは、学校に行きたくない子どもを抱える親のNG行動を5つ紹介します。
- 無理やり学校へ行かせる
- 不登校の理由を執拗に聞く
- 子どもに無断で先生や友達に相談する
- 自宅での学習を強要する
- 話を聞かずに放置する
NG行動を把握し、子どもが幸せな道を歩めるような対策を行いましょう。
1.無理やり学校へ行かせる
学校に行きたくない子どもを、無理やり学校へ行かせてはいけません。
原因が学校にあるにも関わらず、それを無視して連れて行ったとしても、根本的な解決にならないからです。
子どもの不満やストレスも溜まりやすく、また不登校になってしまう可能性も高まります。
まずは不登校の現状を認めてあげたうえで、原因を突き止め、対処法を考えましょう。
2.不登校の理由を執拗に聞く
不登校になった子どもに、理由を執拗に聞くのもやめましょう。親としてはなんとかしたい一心だと思いますが、かえって子どもへの負担を増やしてしまうかもしれません。
子どもによっては親であっても言いたくないことを抱えていたり、そもそもうまく言葉にできなかったりと、パターンは様々です。
子どもが嫌がっているのに理由を聞き続けるのではなく、普段通り接しているうえで口を開いてくれるのを待ってみましょう。
3.子どもに無断で先生や友達に相談する
先生や親しい友だちなどに、子どもを交えずに勝手に相談するのもよくありません。
子どもは特別扱いを嫌うため、自分を入れずに相談をされている現状に嫌悪感を抱きやすいです。
たとえば先生が自分のために家に来たり、友達からエールを送られたりすることを嫌がる子どもは少なくありません。
あくまでも解決には子どもの意見が重要なので、他の人を巻き込むことはあまり意味がない行動だと考えてください。
4.自宅での学習を強要する
不登校だからといって、自宅での学習を強要するのも避けましょう。行動を強制するとかえって学習意欲を下げ、勉強嫌いの子どもになってしまいます。
むしろ反対に「少しでも勉強をしたら褒めてあげる」など、自信をつける方向に持っていくと、何も言わなくても勉強をする子どもに育ちやすいです。
家にいても勉強をしない子どもを見ると不安になる気持ちはわかりますが、自発的な行動に任せてみてください。
5.話を聞かずに放置する
不登校だからといって、干渉せずに放置するのもよくありません。
不登校の子どもにとっては、自宅は唯一のコミュニティです。そこでコミュニケーションをほとんど取っていないと、かえって不安感を与えてしまいます。
適切なコミュニケーションを行い、子どもが原因を話してくれるタイミングを引き出しましょう。
学校に行かずに生きる力を爆上げする方法
突然ですが、「生きる力」とは何だろう?
- 二次方程式を一瞬で解く力?
- 47都道府県を覚えること?
- 跳び箱10段を飛ぶ能力?
僕は違うと思います。
僕は勉強や運動も大事なことはありません。
漢字は出来た方がいいし、英語だって出来たほうが人生の選択肢が広がることは間違いないです。
しかし、覚えておいてほしいのが、キミがどれだけ勉強して知識を手に入れたとしてもGoogleの検索には勝てません。
分からないことがあれば、スマホでサクッと調べれば大抵のことは解決します。
なので、今の時代で大事なのは、学校で学ぶ知識よりも、好きなことを徹底的にやりハマること。
君が好きなことは何でしょうか?
音楽、パソコン、イラスト、ゲーム?今どきの人はYouTubeかな?
もし歴史が好きなら歴史を思いっきり勉強すればいいんだけど、歴史に全く興味がないなら、やる必要はありません。
ゲームが好きならゲームをやりまくろう!僕なんて子どものころゲームが好きすぎて30000時間くらいやりましたよ(笑)
そのゲームにハマった経験は今の人生に大きく繋がっているし、それがきっかけとなって書籍の出版依頼もきました。
学校に行かなくても生きる力を上げることは可能です。なので、学校に行きたくない自分を責めるのはもうやめにしましょう。