それは突然始まりました。
中学2年生が始まり、ゴールデンウィークを過ぎた頃から学校には行ってましたが、何度か気持ちが悪いとの事で早退させても良いですか?と学校から連絡があり、1週間の中で2,3日は早退をして帰ってきました。
夏休みの前あたりになると、頭が痛い…気持ち悪い…お腹が痛い…と体調を崩し始め、1週間行かない日々と、1日2日行くとまた休むの繰り返しが始まりました。
何かあったかと聞いても何も言ってくれないし、学校に問い合わせても特には何もありません。としか言ってもらえませんでした。
夏休みがあけても、学校も行ったり行かなかったりを繰り返していました。
9月中頃になり、このままではまずいと思い,「学校に行かなくても良いから、行きたくない理由を話して欲しい」と息子に聞いたところ…部活のメンバーからいじめられてる事がわかりました。
ムリに行かせてもしょうがないと思ったので、学校には「心のケアが必要なので、本人が学校に行くと言うまでは行かせません!」と連絡をしました。
学校へ行かなくなった息子には、好きな時間に起きて、好きな時間に寝て、好きにゲームをさせ、好きにアニメを見させて、好きなだけガンプラを作らせてダラダラとした生活をさせてあげました。
私も仕事をしていましたが、退職し、24時間一緒に居てあげる時間を作ってあげました。
お風呂入る時も、主人と一緒にお風呂に入ってもらったり、頑張った時は、ウザがられるほど褒め、抱きしめてあげました。
12月ぐらいからは、家族で話していても、無口になって、下を向いてばかりだったのに、ちゃんと笑う様になりました。そこからは、私の友人に説明をして、学生時代いじめにあっていた友人に会わせて、話を聞かせてもらったりもしました。
その中で、『いじめにあって、自殺しちゃう子もいるけれど、生きているだけでまるもうけ!
人生先は長い!人生80年のたった中学時代は3年間なんだよ!
今、辛い事があっても、それが糧になって大人になっていくんだよ!中学なんて行かなくても、大人にはなれる!』と何度も話をしました。
息子は感動した様で「ムリしてなくても良いだ…いじめられても、いじめと思ってなければ良いと思ってた…」と本心を話してくれました。
10月頃から、主人が単身赴任で都内に住んでいたので、都内に引っ越す事にしました。
2月初めに転校手続きをし、「休んでた間の勉強って、1日5時間授業が進んでたんだ!俺、やばいじゃん!!」と言い出しました。
今の学校の校長先生にも恵まれ、『お母さん!こうゆう時はムリに学校に来させなくて良いんですよ。ゆっくりとしたペースで頑張りましょう。学校に行きたいと少しでも息子さんが思ってくれれば全力でバックアップします!』と言ってもらえました。
2月になった今はフリースクールを紹介して頂けて、フリースクールに通い始めました。
学校には、週1回カウンセリングルームにだけ行っています。
4月から中学3年生になるので、そこまでに学校のクラスに入れる様に,頑張っています。
1週間に1回、塾にも行く様になり勉強しています。
元々住んでた神奈川県のお友達にも、週末は1人で電車に乗って会いに行ったりと、1人で居られる時間が長くなってきて楽しく過ごしています。
今でも、頑張る時はムリして頑張らなくて良いよ!と毎日言い聞かせてます。
親として、子供の目線になってあげる事。いつまでも味方で居てあげる事。恥ずかしがっても、抱きしめてあげる事。
息子が寝れない夜には、納得行くまで話し合ってあげまだまだ先は長いのだから、今この瞬間「楽しい!」と思える事を積み重ねて、毎日笑顔で過ごしてくれるだけで親は幸せです。
これからの人生も、山あり谷あり…いつまでも一緒にいる事は出来ないけれど、いつまでも味方で居てあげる事…“ 中学生なんだから”“ 義務教育なんだから”と大人のエゴを押し付けず、子供の成長に合わせてフォローしてあげる事が大切なんだと思いました。
H.N ぴよこ
不登校の体験談を引き続き募集しています。(当事者や保護者など)書き方マニュアルを作っていので書きやすいと思います。詳細はこちらの記事を。
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