「高校で不登校になったら人生終わりなの?」
「不登校になったら、大学に進学できないのかな…」
「どうしたらいいのかわからず将来が不安…」
このようなお悩みを抱えていませんか?
周りが大学受験を目指している中、不登校になると、焦ってしまいますよね。自分だけ取り残されたような気持ちになり「人生終わりなのではないか」と考える人も多いでしょう。
結論から言うと、高校で不登校になっても、人生終わりではありません。不登校という状態でも就職や大学進学は十分目指せます。
そこでこの記事では、以下の内容について解説します。
- 高校で不登校になると人生終わりと言われる理由
- 不登校になっても人生終わりではない理由
- 人生終わりにしないための選択肢
ぜひ最後までお読みください。
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目次
高校で不登校になると人生終わりと言われる2つの理由
以下の理由から、高校で不登校になると人生終わりと言われることがあります。
- 進学が難しくなる
- 周囲の生徒と比較される
それぞれ解説するので、実際のところどうなのか気になっている人は、確認してみましょう。
1. 進学が難しくなる
不登校が原因で、進学が難しくなる可能性はあります。欠席日数が多いと、内申点が下がることがあるためです。
欠席日数がどれくらい内申点に響くかは、学校によって異なります。大学への進学を目指しているなら、早く復学するに越したことはありません。
しかし、すぐに復学するのが難しい場合もあるでしょう。長期にわたって不登校でも、大学や専門学校への進学ができなくわるわけではありません。
定時制高校や通信制高校に転校したり、高卒認定を取得したりと、復学以外の手段でも進学を目指せます。不登校でも進学は目指せるので、焦らずにしっかりと心を回復させましょう。
2. 周囲の生徒と比較される
周囲の人と同じように登校できないことを指摘されると、自信をなくし「人生終わりなのではないか」と思うことがあるでしょう。
登校できない期間が長引くほど、遅れをとっていることに対する焦りや劣等感が強まることも。しかし、人生終わりというほどではありません。
高校に行けなかったとしても、勉強をすれば高卒と同等の資格が得られ、進学を目指せます。退学することになっても、就職したりスキルを身につけて個人で稼ぐことも可能です。
また、不登校になる人は年々増えています。不登校になった高校生の人数と割合を以下の表にまとめました。
人数 | 割合 | |
令和2年度 | 43,051人 | 1.39% |
令和3年度 | 50,985人 | 1.69% |
令和4年度 | 60,575人 | 2.10% |
参照元:文部科学省|令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果
令和4年度のデータで比較すると、病気や経済的理由で長期欠席した人よりも不登校になった人の方が多いです。病気や経済的理由で長期欠席した人数と割合は以下のとおりです。
- 病気:30,976人(在籍生徒数の1.05%)
- 経済的理由:343人(在籍生徒数の0.01%)
令和4年度の不登校になった高校生の人数は60,575人で、病気で長期欠席した人数の2倍です。不登校になったからといって「自分は普通じゃない」と思う必要はないでしょう。
高校で不登校になっても人生終わりではない3つの理由
ここでは、高校で不登校になっても人生終わりではない理由を解説します。
- 不登校の履歴が残るとは限らない
- 復学しなくても高卒認定は取得できる
- 学歴だけで判断されることが減ってきている
順番に見ていきましょう。
1. 不登校の履歴が残るとは限らない
復学すれば、不登校の履歴は残りません。自分から言わない限り、周囲の人に知られる心配もないでしょう。
ただし、中退すると履歴が残ってしまう点だけは注意が必要です。留年した場合も履歴書に学歴を記入すると、不登校になったことが知られてしまう可能性が高まります。
もちろん、中退という履歴が必ずしも今後の人生に悪影響を与えるとは限りません。例えば高卒認定試験に合格して大学に進学すれば、最終学歴は大卒として扱われます。
復学や大学卒業など、本人の行動によっては不利を無くすことも十分可能です。
2. 復学しなくても高卒認定は取得できる
不登校のまま復学ができなくても、高卒認定は取得可能です。高等学校卒業程度認定試験を受けて合格すれば、大学や専門学校の入試を受ける権利が得られます。
また、通信制高校や定時制高校に転校し、卒業することでも進学は可能です。また高卒認定を取得すれば、中卒よりもよい条件で就職できる可能性も。
進学も就職もできるので、高校で不登校になったら人生終わりと考える必要はないでしょう。
3. 学歴だけで判断されることが減ってきている
採用の際に、学歴だけで判断されることが減ってきています。スキルが重視される職種の一例は、以下のとおりです。
- エンジニア
- ライター
- デザイナー
ただし、大学に行かずに就職する場合は、大卒の人よりも収入が少なくなる可能性があります。進学するか就職するか悩んでいる場合は、給料を判断基準に加えてもよいでしょう。
また、スキルを身につけて個人で稼ぐという手段もあります。スキルさえあれば、努力することで収入を増やせる可能性があります。
高校生が不登校から回復するまでの期間
不登校から回復するまでの期間として、3ヶ月から1年かかるのが一般的です。ただし、個人差が大きいので、あくまでも目安として捉えてください。
基本的に回復までに時間がかかるということを理解し、自身を追い込まないことが大切です。また、回復したからといって、すぐに毎日登校できるようになるとは限りません。
無理をした結果、再度不登校という選択をすることもあるでしょう。登校できない日が続き、昼夜逆転している場合は、生活リズムを整えることから始めてみてください。
初めは朝起きられずに、登校の時間を寝過ごすこともあるでしょう。起きられても腹痛やだるさがあり、活動に支障をきたすことも。
思い通りにならなくても、焦る必要はありません。適度に休みつつ、少しずつもで着実に前進していくことが大切です。
不登校の高校生が人生終わりにしないための3つの選択肢
高校で不登校になっても、人生は続きます。ここでは、以下の3つの選択肢について解説します。
- 復学
- 転校
- 中退
進路がまだ定まっていない人は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 復学
復学とは、在籍している学校への登校を再開することです。出席日数が足りていたり、補講を受けて補ったりすれば、留年せずに済みます。
復帰のタイミングで多いのは、クラス替えの時期です。特にクラスの人間関係が理由で不登校という選択をした人は、新年度に復帰しやすいでしょう。
学校の先生に相談すれば、関係がよくない同級生と同じクラスにならないように調整してもらえる可能性があります。心が回復してきたら、担任の先生やスクールカウンセラーと面談したり連絡を取ったりして、状況を伝えましょう。
保健室登校や別室登校で、出席扱いになることもあります。学校によって対応方法が異なるので、まずは相談してみてください。
2. 転校
学校が合っていない場合は、転校することで登校できるようになることがあります。勉強についていけなかったり、生活スタイルが合わなかったりすることが原因の場合に効果的。
朝から夕方まで学校で過ごすハードルが高く感じているなら、通信制高校や定時制高校への転校がおすすめです。卒業すれば、大学や専門学校の入試を受ける権利が得られます。
別の全日制高校への転校も可能ではありますが、通信制高校や定時制高校を目指すよりも難易度が高いです。学期ごとの募集数が限られているだけでなく、編入試験を受ける必要があります。
3. 中退
今すぐ退学したいという気持ちが強かったり、学校に行けない理由ができたりした場合は、中退も一つの選択肢です。
中退したら、進学できなくなるわけではありません。高卒認定試験に合格すれば、大学や専門学校への進学を目指せます。
高卒認定試験に向けた学習ができる塾もあります。塾に通ってサポートを受ければ、高卒認定試験に対する不安を軽減できるでしょう。
進学せずに、就職する選択肢もあります。ただし、高校を中退した場合の最終学歴は中卒で、大卒の人よりも給料が低くなる傾向にあります。
働いてみて、大学に行った方がよいと思ったら、進学を検討しましょう。働きながら勉強し、高卒認定試験を受けて合格すれば、大学や専門学校への進学を目指せます。
不登校の高校生が人生終わりにしないための学習方法5選
ここでは、学校に行かずに勉強する方法を解説します。
- 自主学習
- 通信教育
- 塾
- フリースクール
- 家庭教師
復学や高卒認定の取得を目指している人は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 自主学習
教科書や市販の参考書を使って学習する方法です。基本的に、一人で学習することになります。
教材を用意するだけなので、費用を抑えられます。ただし、つまずいたときにサポートしてもらえないのが難点です。
また、一人で学習を進めるため、モチベーションの維持が難しいでしょう。
2. 通信教育
通信教育を利用すれば、好きな時間に自宅で学習できます。自分のペースで学習できるので、勉強についていけずにストレスを抱える心配がなくなるでしょう。
不登校によって遅れをとっているとしても、学年をさかのぼって学習可能です。つまずいたところから始め、学習を継続すれば同学年の人に追いつける可能性があります。
不登校の高校生におすすめの通信教育は「すらら」です。無学年方式で、学力に合わせて学習を進められます。
また、コーチがサポートしてくれるのもメリット。学習設計を手伝ってもらえるだけでなく、質問機能も利用できます。
学習について一人で悩みたくないという人は、すららをチェックしてみてください。
すららについての詳しい記事はこちら!
>>【評判】すららの5つの特徴とメリットを徹底解説【不登校生におすすめ】
3. 塾
学校に行けなくても、塾には行ける可能性があります。以下のように、複数の学習スタイルがあります。
- 個別指導
- 少人数授業
- 集団授業
集団授業を受けるのが難しい場合は、個別指導塾に通うのがおすすめです。塾に通い始めると、定期的に外に出ることになります。
学校に通うほど早起きする必要もないので、朝起きられなくても続けやすいでしょう。
4. フリースクール
フリースクールとは、不登校の生徒向けの教室です。NPO法人や企業が運営しています。
勉強に重きを置いているところもあれば、遊びがメインのところも。教室によってスタイルが異なりますが、基本的に高校よりも自由度が高いカリキュラムです。
中には、高卒認定予備校になっているフリースクールもあります。「復学は難しいけれど、高卒認定は取得したい」という人におすすめです。
施設によって規模や方針が異なるため、近くのフリースクールを調べてみましょう。
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5. 家庭教師
家庭教師に依頼すれば、マンツーマンで勉強をサポートしてもらえます。わからないことがあるときに、すぐに解決できるのがメリットです。
対面だと緊張してしまう場合は、オンライン家庭教師がおすすめ。ビデオ通話機能を利用して、勉強を教えてもらいます。
不登校生徒のサポートができるオンライン家庭教師もいるので、インターネットで調べてみましょう。インターネット家庭教師の「Netty」には、不登校サポートコースがあります。
授業を無料体験できるので、ぜひチェックしてみてください。
また、オンライン家庭教師を比較して選びたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
>>【完全版】オンライン家庭教師おすすめ15選を比較【評判有り】
不登校の高校生が大学受験に合格する2つのコツ
ここでは、大学進学を目指す人に向けて、合格するコツを紹介します。
- 受験科目を絞る
- AO入試を受ける
学力に不安を抱えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 受験科目を絞る
受験科目を絞れば、受験の難易度が下がります。中には、1科目だけで受験できる大学も。
時間がなかったり、学力に自信がなかったりする場合は、少ない科目で受験できる大学を探しましょう。
2. AO入試を受ける
AO入試は、定時制高校や通信制高校に入る人におすすめの受験方法です。基本的にペーパーテストはなく、面接や作文で合否が決まります。
ただし、評定平均が高くないとAO入試は受けられません。定時制高校や通信制高校に編入したら、授業でよい成績を取れるようにしましょう。
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