こんにちは。小幡和輝と申します。
全国100箇所で不登校の経験がある人を中心にイベントを開催したり「学校は行かなくてもいい」などの教育系の書籍を出版したりしております。
アメリカで盛んにおこなわれており、近年日本でも普及を見せているホームスクーリング。
名前くらいは知っているけど、詳しい意味を知らないという方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、ホームスクーリングついて、どこよりもわかりやすく解説します!
- ホームスクーリングの概要
- ホームスクーリングを選ぶ5つの理由
- メリット・デメリット
- オススメの学習方法
お子様のためにホームスクーリングを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ホームスクーリングとは、学校に行かず家庭で学習をする教育方法
ホームスクーリングとは、学校に行かずに家庭で学習を行う教育方法です。
日本では義務教育があるので正式に認められてはいませんが、子どもが不登校になったときなどは柔軟に対応をするよう通達が出ています。
不登校には様々な理由があり、学校に行きたくないと感じている子どもはたくさんいます。
また、親の方針として自宅で学習を進める場合もあるでしょう。
行きたくもない学校を強制させるのではなく、ホームスクーリングという新しい道ができたことは、子どもにとっても有意義ですよね。
ホームスクーリングは今後、より一層広がりを見せることが予想される教育方法です。
なお、学校へ行きたくない子への向き合い方や学習方法については、随時情報を発信をしています。この後にホームスクーリングを行うメリットや理由を紹介しますが、その前にもしよろしければ僕の公式LINEにご登録ください。
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ホームスクーリングを選択する5つの理由
不登校になった子どものためにホームスクーリングを検討している方や、そもそも学校教育に疑問を感じて、子どもを学校に行かせずに自宅で勉強させているという方もいらっしゃいます。
フリースクールや定時制の学校などがある中で、なぜホームスクーリングを選択したのでしょうか。
こちらでは、なぜホームスクーリングを選択するのか、その5つの理由を紹介します。
【ホームスクーリングの理由1】
家庭学習の方法が充実している
ホームスクーリングを選ぶ理由として、家庭学習の方法が充実している点が挙げられます。
インターネットの発達により、いまは自宅にいながら本格的な勉強をできる方法が増えました。例えばスタディサプリなんかは月980円で講義動画を見ながら勉強ができますし、すららという学習教材を使って勉強すれば、授業への出席扱いにもなります。
すららについての詳しい記事はこちら!
>>【評判】すららの5つの特徴とメリットを徹底解説【不登校生におすすめ】
学校に行かなくても、充実した教材を使って、自分のペースで勉強ができるのです。
家庭学習の方法が充実している時代だからこそ、強制的に学校へ行くという選択肢を選ばず、ホームスクーリングを行う人が増えています。
【ホームスクーリングの理由2】
学業以外の才能を伸ばしたい
学業以外の才能を伸ばしたいと考えている場合、ホームスクーリングを選ぶ人が多いようです。
オリンピックを目指せるような競技を充填して行いたい、タレント活動に力を入れたいなど、学校教育では限界がある分野に力を入れている人が挙げられます。
学校に行くとどうしても色々な授業を受けないといけないので、何かに特化して学ぶということはできないですからね。
すでに将来への方向性が決まっている人には、ホームスクーリングで勉強をしつつ才能を伸ばしていくという教育方法を取られていることが多いです。
【ホームスクーリングの理由3】
近くに満足できる教育機関が無い
近くに満足できる教育機関が無い場合、ホームスクーリングを選択する場合があります。
都心部ならまだしも、田舎では勉強を受けさせようと思っても、教育機関が無い可能性は高いです。小学校まで片道4kmかかるケースもあり、子どもにとっては大きな負担となるでしょう。
わざわざ移動時間に多くの時間を取られるのであれば、ホームスクーリングを採用して自宅で勉強したほうがよいと考える人も多いようです。
【ホームスクーリングの理由4】
ハイレベルな環境を与えたい
子どもによりハイレベルな環境で勉強をして欲しい場合に、ホームスクーリングを選択しています。
小学校や中学校では、みんなの足並みをそろえて勉強を進めるため、1人だけレベルの違う勉強をさせることができません。
ホームスクーリングであれば、カリキュラムを自分たちで決められるので、よりハイレベルな内容の授業を受けさせられます。
日本でホームスクーリングを行う5つのメリット
日本でホームスクーリングはまだまだ浸透していない文化ですが、どのようなメリットがあるのかをこちらで紹介します。
【ホームスクーリングのメリット1】
個性を育むことができる
ホームスクーリングでは、個性を育むことができます。
自宅で自分が興味のある事柄について重点的に勉強ができるため、好きな分野に特化した個性の強い考え方ができるようになるのです。
学校教育だとどうしても集団が優先されるので、個性を伸ばすことが難しいですよね。
子どもが自発的に興味を持ち、伸ばしたい分野を好きなだけ勉強できるのは、ホームスクーリングのメリットです。
【ホームスクーリングのメリット2】
ストレスが少なく、リラックスした環境で勉強できる
ホームスクーリングでは、ストレスが少なく、リラックスした環境で勉強ができます。
自宅という最も安心できる場所で勉強をするので、精神的な負担はほとんどありません。
また周りと見比べて「自分だけができなかった……」と思うことも無いため、劣等感や不安を感じることも無いでしょう。
ストレスのない環境で、学習意欲や成長意欲に応じた勉強が可能なのは、ホームスクーリングの大きなメリットです。
【ホームスクーリングのメリット3】
子どものペースで勉強ができる
ホームスクーリングでは、子どものペースに合わせて勉強ができます。
学校のようにペースが決まっていて、そこについていく形になると、どうしてもペースに合わない人は出てきますよね。遅れてしまう人もいれば、簡単すぎて退屈になるという人もいるでしょう。
自分の身の丈に合わない勉強を続けることは、本人の学習意欲にも影響が出てしまいます。
ホームスクーリングで、本人に合わせたペースで勉強できるのはメリットです。
【ホームスクーリングのメリット4】
時間効率が良い
ホームスクーリングは、時間効率がとてもよいです。
自宅ですぐに色々なことに取り掛かれるので、移動や不必要な雑務にかかる時間をカットできます。また決まった時間割が無いので、興味のある分野にガッツリ時間を割くなど、有意義に時間配分が可能です。
田舎部だと片道4kmの道を1時間かけて登校する子どもがいます。1日2時間を移動というあまり生産性の無い行動で使ってしまうのはとてももったいないですよね。
時間効率をよくできるのは、ホームスクーリングならではの利点と言えるでしょう。
【ホームスクーリングのメリット5】
自立心が育まれる
ホームスクーリングでは自立心が育まれます。
ホームスクーリングは学校教育のように、誰かに強制されて取り組むのではなく、自分のやりたいことを自分で選びます。どちらが自立心を育めるかは、一目瞭然でしょう。
両親がうまコントロールすれば、どんどん自分で考える力を身に着けられますね。
日本でホームスクーリングを行う5つのデメリット
日本ではまだまだ馴染みの浅いホームスクーリング。事例が少ないため、どのようなデメリットがあるかも想像しづらいですよね。
こちらでは、ホームスクーリングのデメリットを5つ紹介します。
【ホームスクーリングのデメリット1】
法的に認められていない
日本でホームスクーリングは認知度が低く、法的に認められていません。
そもそも日本では義務教育が取り入れられているため、義務教育を受けさせないことは違法に当たり、罰金刑などを課せられる恐れがあります。
※これは親があえて義務教育を受けさせないことに対しての罪なので、不登校など子どもの意思で学校に行かない選択をしている場合は罪に問われません。
もちろんホームスクーリングを禁止する法律も無いため、ある程度自由に開始することはできますが、周囲からの理解は得づらいでしょう。
認知度が低く、法的にも認められていない点はデメリットです。
【ホームスクーリングのデメリット2】
親の方針で人生が大きく変わる
ホームスクーリングでは、親の方針で人生が大きく変わってしまいます。
学校があればある程度教育を他人に任せることができますが、ホームスクーリングならほぼすべての教育を両親が行いますよね。
つまり、子どもの将来を決定づけるのはすべて親の方針ということになります。
芯がある教育方法を持っていないと、かえって子どもの将来を狭めてしまう可能性すらあるので、じっくり吟味してから行うようにしてみましょう。
【ホームスクーリングのデメリット3】
人間関係が希薄になりやすい
ホームスクーリングだと、人間関係が希薄になりやすいです。
基本的に周りの人とのコミュニケーションが減る教育方法なので、人と会う頻度はガクッと下がります。
他人との交流を深めたいなら、自発的にコミュニティに参加したり、習い事を始めたりしなくてはなりません。
コミュニティを増やすとコストがかかるので、バランスよく人と会ってコミュニケーションを伸ばすような方法を考える必要があります。
【ホームスクーリングのデメリット4】
同年代の知り合いが減る
ホームスクーリングでは、同年代の知り合いが減ってしまいます。
学校教育は、同じ年齢の友達を増やすという面においては、最も効果があるでしょう。ところがホームスクーリングだと、なかなか実現できません。
例え習い事に行ったとしても、年上・年下の人と知り合う機会のほうが多いですよね。
同年代の友達は、将来的に長く付き合うことも考えられる特別な関係性です。その知り合いが減ってしまうことはデメリットと言えるでしょう。
【ホームスクーリングのデメリット5】
新たな発見をしにくい
ホームスクーリングでは新たな発見をしにくい一面があります。
ホームスクーリングは基本的に「自分が興味のあること」を自発的に伸ばしていく教育方法です。ところが、興味のあることを見つけられる機会はかなり少ないです。
仮に教育機関であれば、課外学習に行ったり、授業を受けたりして、半ば強制的に新しいことを始められます。そこから興味があることを見つけられることもあるでしょう。
ホームスクーリングで新たな発見をさせるには、両親が色々なところに連れて行くなどの対策が必要です。
ホームスクーリングのための学習方法3選
ホームスクーリングで子どもの力を育てるには、どのような学習方法をすればいいのでしょうか。
こちらではホームスクーリングのための学習方法を3つ紹介します。
【ホームスクーリングの学習方法1】
オンライン講座
インターネット上で講義を受講できるオンライン学習は、ホームスクーリングにピッタリです。
パソコン・スマートフォン・タブレットで、自分のペースに合わせて勉強を進められます。テキストのようなお固いものばかりではなく、アニメーションを使ったわかりやすい動画教材なども充実しているため、学ぶ意欲も強くなるでしょう。
以下に、オススメのオンライン講座を紹介します。
スタディサプリ
スタディサプリは、小・中・高校生に向けた学習アプリです。
月額980円~という超低額で始められる上に、有名進学塾や予備校の先生が解説する講義動画なども視聴できます。
幅広い単元に対応しているので、勉強の軸として使いやすい教材です。
すらら
すららはインターネットの学習教材として人気を集めています。
特徴は、対話型のアニメーションなどを盛り込んで、楽しく勉強ができるという点です。
「見る・聞く・話す・書く・読む」という5つの感覚をフルに使った教材を使い、ゲーム感覚で勉強を楽しめます。
楽しく勉強を進めたいという子どもにうってつけの教材です。
すららについての詳しい記事はこちら!
>>【評判】すららの5つの特徴とメリットを徹底解説【不登校生におすすめ】
【ホームスクーリングの学習方法2】
家庭教師
ホームスクーリングでは、家庭教師も有効な勉強方法です。
テキストや動画が多いホームスクーリングの勉強の中で、直接対面して話を聞けるのはとても有意義でしょう。また、他人とのコミュニケーション力の向上にもつなげられます。
家庭教師はコストが多くかかってしまいますが、両親以外の人から対面で勉強を教わる機会の少ないホームスクーリングにおいてはかなり有効な手段です。
最近ではオンラインの家庭教師も増えてきました
>>【完全版】オンライン家庭教師おすすめ7選を比較【評判有り】
【ホームスクーリングの学習方法3】
教育系のゲーム
教育系のゲームで遊ぶことも、効果が高いです。
文字の書き方を丁寧に教えてくれたり、音楽について学んだりと、色々な用途で使えます。
また教育ゲームだけでなく、囲碁や将棋などのボードゲームに触れさせてあげると、戦術的な思考を身に着けることも可能です。
ちなみに、僕が運営しているゲームのオンライン家庭教師「ゲムトレ」には不登校の子どもたちがたくさん参加しています!
・ゲームのトレーニング時間は朝なので、規則正しい生活になる(朝ゲーで昼夜逆転を解消)
・ゲームには脳を鍛える効果があるので、集中力や情報処理能力が向上(囲碁や将棋と同じと考えてもらえると。)得意を伸ばすことで自己肯定感も高まる。
・自宅から全国のゲムトレ生徒と繋がれるので、安心できるコミュニティでゲーム仲間ができる(ゲムトレ親の会も人気です。)
ということで、不登校のお子さんもたくさんご利用いただいてます。
体験会もやってますので、一度チェックしてみていただけると!