「高校生の娘が不登校になってしまいました。どうすればいいですか?」
このような悩みを抱えている親御さんは多いと思います。
高校生という時期は、大学受験を控えていたり、就職活動をしたりと、何かと人生を左右する場面が多い時期です。
そんな大事な時期だからこそ、自分の子どもが不登校になったら、心配になりますし焦りますよね。
そこで今回の記事では、実際に10年間の不登校経験を持ち、全国100箇所で不登校の経験がある人に向けたイベント開催や、「学校は行かなくてもいい」などの教育系の書籍を出版している僕が、高校生が不登校になる原因と親ができる対策について解説していきます。
不登校になる原因は人それぞれですが、共通するところはあります。そして、親御さんが落ち着いて視野を広くもつことが大切です。
親の不安が伝わると、子どもは余計に不安を感じてしますので。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
高校生の不登校の統計的データ
不登校の原因を見ていく前に、そもそも高校生の不登校生は、どのくらい居るのでしょうか?
令和2年度の文部科学省の調査によると、高校生の不登校者数は、全国で4万3151人いるとしています。これは、71人中1人、つまり2クラスに1人程度が不登校者がいることを表しています。
また、不登校の生徒がいる学校の比率は、79.7%。
ほとんどの学校に不登校の生徒がいることが分かりますね。(参考:令和2度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について)
この統計から僕が伝えたいことは「不登校は実は特別なことではない」ということです。
自分の子どもが不登校になったら不安になるかもしれません。でも、現実として不登校のお子さんが周りにも居るということを、知っておきましょう。
高校生が不登校になる原因6選
それでは、本題に入っていきましょう。
僕自身の経験や客観的な統計データから、高校生が不登校になる主な原因は6つあると思っています。
- 人間関係に課題がある(友人関係の悪化)
- 学業の不振
- 受験勉強のストレスや焦り
- 将来への不安
- あそびや非行
- 親から「学校へ行かない理由」を聞かれる
それぞれ詳しく解説していくので、参考にしてみてください。
【高校生の不登校の原因その1】
人間関係に課題がある(友人関係の悪化)
高校生が不登校になる原因で多いのが、いじめや交友関係のもつれです。
文部科学省の調査によると、不登校の理由の約1割が「いじめを除く友人関係をめぐる問題」としています。
高校生活をしていると・・・
- 夜遅くまでの部活動
- 文化祭の準備
- スマホを持つようになる
- 友達と受験勉強
- 学校終わりのアルバイト
などなど、家以外で人と関わる機会が急激に増えていきます。
その結果、交友関係が広がる反面、友人とのトラブルの数が増えたり、悩みが深刻化したりするんですね。
【高校生の不登校の原因その2】
学業の不振
高校になると、学校の勉強は一気に高度化します。
大人でも解けないような問題が山ほど出てくる中「勉強ができる人・できない人」の差が浮き彫りになっていくんですね。
特に高校は同じレベルの生徒が集まるため、今までのような成績が取れない自分に嫌気が差す生徒が多い傾向にあります。
このように、他者からのプレッシャーや自己嫌悪により、不登校になってしまうケースは非常に多いです。(文部科学省の統計によると不登校生の約2割が、学業不振が原因としています。)
勉強についていけないことが原因の場合は、通信制高校に転校することも選択肢です。
通信制高校であれば自分のペースで勉強できるし、不登校であることがおかしいと思う人は誰もいません。居心地のいい環境のところに積極的に変わっていくというのも大切な考えだと思います。
通信制高校ついての詳しい記事はこちら!
>>【保存版】通信制高校を徹底解説!5つのメリットと卒業までの流れ
さすがに転校は難しいという方もいらっしゃるかと思います。
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すららについての詳しい記事はこちら!
>>【評判】すららの5つの特徴とメリットを徹底解説【不登校生におすすめ】
【高校生の不登校の原因その3】
受験勉強のストレスや焦り
高校からの大学や短大、専門学校への進学率は約7割~8割で、日本の高校生のほとんどが、高校卒業後、進学をします。
そのため、多くの高校生が受験勉強を経験します。四六時中勉強をしている、なんてことも珍しくありません。
- 放課後の受験勉強
- 夏休みの夏期講習
- 定期的に行われる模試試験
- 模試で学力を判定される
このように、平日も休日も勉強続きの毎日にストレスを感じたり、勉強の成果が出ないことによって、不安や焦りを感じたりするようになっていきます。
特に高校1年、2年、3年と進むにつれてこの傾向は強くなり「勉強一色の学校へ行きたくない」と不登校になるケースが多いようです。
【高校生の不登校の原因その4】
将来への不安
高校になると、何かと「将来について考える」機会が増えます。
- 理系か文系か
- 受験勉強
- 就職活動
こういった事をきっかけに、将来について考えるわけですが、高校生の内からやりたい事や将来なりたい職業が決まっている子どもは少ないですよね。
そんな「やりたいことがない」ということに対して、自己嫌悪に陥ったり、将来に対して漠然と不安を感じる子どもは多いです。
そして「無気力」になってしまい、不登校になってしまうケースも少なくありません。
【高校生の不登校の原因その5】
あそびや非行
非行に走り、不登校になるお子さんもいます。
- 髪を染める
- 夜中に遊び歩く
- お酒を飲む
- 親が話しかけても無視をする
こういった非行を繰り返す不登校生の場合、「学校にも家庭にも安心できる場所がない」と感じているのが特徴です。
その要因としては、学業不振や学校での人間関係の悪化、家庭環境に問題があるなどが挙げられます。特に公立校の子どもでこの傾向が強いですね。
【高校生の不登校の原因その6】
親から「学校へ行かない理由」を聞かれる
不登校になる子どもは、ほとんどの場合、遅刻が増えたり、休みがちになったりと、不登校になる予兆があります
そんな学校を休みがちな自分の子どもを見て、その理由を問い詰めたり、「ちゃんと学校へ行きなさい!」というようなプレッシャーをかけてしまったりすることにより、完全に不登校になってしまうことがあります。
不登校のお子さんにとって、一番聞いてほしくないのが「学校へ行かない理由」だと思います。
何故なら、お子さんも自分が何で学校へ行きたくないのか分かっていないことがあるからです。
自分でも分からないことを、さも悪いことのように問い詰められたら、お子さんも心を閉ざしてしまいます。
以上が高校生が不登校に陥ってしまう原因です。この後に親が取るべき対策5選を紹介しますが、その前にもしよろしければ僕の公式LINEにご登録ください。
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進学校の高校1年生が不登校になる4つの理由
実は、進学校の生徒や高校1年生は、不登校になることが多いです。文部科学省の調査結果でも、不登校者数が最も多いのは1年生でした。
中学まで順調に学校に通っていた生徒が急に不登校になる理由としては、以下の4つがあげられます。
- 今までにない挫折を味わった
- やることが多すぎる
- 周りの期待に応えるのが辛い
- 燃え尽き症候群になっている
それぞれ解説します。
【進学校の1年生が不登校になる理由1】今までにない挫折を味わった
進学校に合格した生徒は、中学時点では成績優秀だったはず。しかし、同じレベルの生徒が多く集まる高校では、必死に頑張ってもなかなか結果が出せません。
また、進学校の場合は授業のペースが早く、ついていくのが精一杯になる方も多いです。今まで勉強で苦労したことがなかった場合、大きく挫折を感じてしまいます。
今までのプライドが傷ついた結果、学校に行く足が遠のくこともありえます。
【進学校の1年生が不登校になる理由2】やることが多すぎる
進学校の場合、多くの課題が出る学校も多くあります。さらに、予習前提で授業がすすむため、時間がなかなか足りません。
通学時間も長くなる傾向があるため、時間を工面するのに苦労してストレスを感じる様になるでしょう。
加えて、部活動が盛んな学校であれば練習で休日も潰れるため、スケジュール管理がかなり難しくなります。ハードスケジュールに耐え続けた結果、疲れ切ってしまって不登校になることもあるでしょう。
【進学校の1年生が不登校になる理由3】周りの期待に応えるのが辛い
進学校で勉強していると、親戚や中学以前の友人からの期待も高まります。「〇〇大学にも行けるのでは?」「将来有望だね」といった声掛けを多くされるのが進学校の生徒です。
周りから期待され続けると、それに応えなければいけないとプレッシャーに感じるケースもよくあります。周りの優秀な学生を見る中で、今の相対的なレベルを理解したときに、これ以上期待に応えられないと感じて不登校になることもあるのです。
【進学校の1年生が不登校になる理由4】燃え尽き症候群になっている
希望の高校に入ったときに、燃え尽き症候群になってしまう生徒もいます。必死の思いで受験に合格したことで、そこがゴールのように感じてしまうのです。
あんなに頑張って入学したのに、想像したのとまったく違った学生生活が繰り広げられるうちに、「もう頑張れないな」と思ってしまい、学校に行くのが億劫になることもあります。
高校生の子どもが不登校の時に取るべき親の対応5選
不登校になる主な原因をみてきましたが、思い当たる節はありましたか?
「いや、あまりピンとこないな…」という方もいるでしょう。
しかし、それも仕方がないことだと思います。なぜなら、高校生が不登校になる原因は複数あったり、自分自身でも原因が分かっていなかったりして、複雑なケースが多いからです。
なので、原因を親御さんが把握しきれなくても、落ち込む必要はありません。それよりも、親御さんがどのようにお子さんと向き合い、行動するのかが大事です。
そこで不登校生の親御さんが、今できることを見ていきましょう。
- 学校を休ませる
- 不登校の理由を聞かない
- やりたいことを尊重する
- 今まで通りに接し、見守る
- 「頑張れ」という言葉は使わない
こちらもそれぞれ詳しく解説していきますね!
【高校生の不登校の対応その1】
学校を休ませる
自分の子どもが学校へ行かなくなったら、不安や苛立ちを感じることもあるでしょう。
- 休ませたら内心に響くのでは?
- 勉強についていけなくなるのではないか?
- 何で学校へ行ってくれないの!?
などなど。お子さんの将来を思うと不安になり、どうにかして学校へ行かせたくなる気持ちは分かります。
しかし、不登校のお子さんを無理やり学校へ行かせるのは逆効果です。
お子さんも頑張っていかなきゃ!という気持ちはあるので、その頑張りを認めてあげて、「行きたくなければ、休んでいいんだよ!」と温かい心で接してあげましょう。
間違っても、学校を休むことを否定しないでくださいね!
勉強は学校に行かなくてもできる時代です。
例えば、すららのようなインターネットを使って自宅で学習できる教材を使いましょう。特にすららは所属している学校の出席扱いにもなる教材なのでオススメです。
すららについての詳しい記事はこちら!
>>【評判】すららの5つの特徴とメリットを徹底解説【不登校生におすすめ】
【高校生の不登校の対応その2】
不登校の理由を聞かない
これは先ほどから言っていますが、不登校のお子さんに「何で学校へ行かないの?」と、不登校になった理由を聞くことは、やめましょう。
聞かれることがプレッシャーになったり、理由が自分でもうまく説明できなくて困惑させてしまったりするので、直接的に理由を探るのは、避けるのが無難です。
僕も子供のころ、親から「何で学校へ行かないの?」と聞かれ、嫌な気持ちになった過去があるので、これは声を大にして伝えたいことですね!
【高校生の不登校の対応その3】
やりたいことを尊重する
学校へ行かずに一日中ゲームをしていたり、ベッドに寝転んでスマホで好きなYouTubeを見ていたりしているとき、その行動を否定しないようにしましょう。
子どもにとって、学校で勉強をすることより、家でゲームをすることが「やりたいこと」なら、その行動を尊重し、ゲームに関する話をどんどん聞いてあげてください。
僕も不登校時代は、1日中ゲームをしていて総プレイ時間は30000時間を超え、大会にも出場しました。
心配になる気持ちも分かりますが、学校へ行くことが全てではないので、まずはお子さんがやりたいことを尊重してあげましょう!
【高校生の不登校の対応その4】
今まで通りに接し、見守る
自分の子どもが不登校になったとき、どう接したらいいのか分からなくなる親御さんも多いと思います。
結論を言うと、今まで通りに接してあげてください。
一番やってはいけないのは、腫れ物を触るかのような接し方です。
なぜなら、不登校に対して負い目を感じるお子さんも少なくないので、親御さんがよそよそしい態度をとってしまうと、更に負い目を感じてしまい、ストレスになってしまいます。
なので、いつも通り「おはよう」と声をかけたり、何気ない会話をしたりして、子どもが安心して生活できる環境を作ってあげましょう!
【高校生の不登校の対応その5】
「頑張れ」という言葉は使わない
自分の子どもが不登校になったとき、つい「いま大変かもしれないけど、頑張ろう!」というように応援したくなるかもしれませんが、これは逆効果になりかねません。
何が原因で不登校になっているにせよ、お子さんも日々悩み、自分と戦っています。
心のどこかで「このままじゃダメだ」と、自分自身を変えるために頑張っているんですよね。
そこに親から「頑張れ」と言われたら、「どこまで頑張ればいいの!?」と、追い詰めてしまうことになりかねません。
お子さんが十分に頑張っていることを認めてあげて、「無理しなくていいんだよ」と安心させてあげましょう。
高校生で不登校になるのはやばいの?その後はどうなる?
「高校生で不登校になると人生が詰んでしまうのではないか?」と、その後の人生が不安になる方もいるでしょう。しかし、心配する必要はありません。
不登校になったとしても、そこから成功している方は数多くいます。不登校経験者の体験談を集めたところ、再度、学校に通い始める方もいれば、高校には行かずに大学を目指す方もいました。
高校に行くのを辞めたとしても、将来の夢を叶えることは十分に可能です。学校に行くことがすべてではありませんし、辞めたとしても満足する未来を実現する手段は数多くあります。
むしろ無理を続けるほど、再度気力を取り戻すまでに時間がかかってしまうかもしれません。「学校に行くのがつらいな」と思ったら、無理せずに気持ちに素直になり、休む時間を作ってもよいと僕は思います。
高校生が不登校から回復期に入るには時間がかかる!再始動のステップ
不登校になったとき、体調も悪く何にも気力がわかず、「このまま一生続いたらどうしよう」と不安になる方もいるでしょう。
しかし、適切な対応を取っていれば、「回復期」という活力が湧いてくる時期は必ず訪れます。ここでは、回復期に入るまでの期間と具体的な変化について解説します。
気持ちや体の変化を理解しておくことで、状況を受け入れやすくなるのでぜひご覧ください。
回復期に入るには3ヶ月から1年かかるのが一般的
再び活動のエネルギーが湧いてくる回復期までには、3ヶ月から1年かかるのが一般的です。ただし、個人差が大きいので鵜呑みにする必要もありません。
根本原因が解決することで、もっと早く回復することもあります。反対に、そこまでのストレスが大きければ、もっと時間がかかるかもしれません。
状況が変化しないと焦らないために、回復期までは時間がかかるんだな、ということをまず理解しておきましょう。
なお、回復期とは「学校に戻る時期」というわけではありません。復学以外の選択肢も踏まえ、行動を始める時期です。
そもそも学校に戻るのがベストの選択肢とは限らないため、回復期に入ったとしても元の学校に行くことを無理に促すのは避けましょう。
不登校から回復期に入るステップ
不登校になってから回復期に入るまでには、いくつかの段階があります。
- 初期
- 中期
- 後期(回復期)
それぞれの変化について解説します。
不登校初期
最初は、朝起きられなかったり、腹痛がしたりするなど、体調不良になることが多いです。精神的にも不安定な時期であり、一日の中で感情が大きく揺れ動く方もいます。
時間により元気になる場合もありますが、決して怠けているわけではありません。叱るのは避け、見守る姿勢が大切です。
不登校中期
中期になってくると、無気力になったり、昼夜逆転したりします。
心のエネルギーが低いので、ここで無理するのはおすすめしません。今までのストレスから回復するためにも、ゆっくり過ごすと良いでしょう。
不登校後期(回復期)
ここで十分に休息を取ると回復期に入り、心や身体が少しずつ元気になってきます。以前のように周りに興味を持ち始めたり、今後について考え始めたりする時期です。
ただし、まだ回復している途中なので、一気にさまざまなことに挑戦するのは避けたほうが良いでしょう。無理をせず、休養を取りながら少しずつ新しい行動を始めるように意識することが大切です。
高校生が不登校になったときの学習方法3選
不登校になったときに気になるのが、勉強についていけなくなることではないでしょうか。学習については、学校以外の場所でもフォローできるので心配する必要はありません。
具体的には3つの方法が考えられます。
- タブレット学習
- フリースクール
- オンライン家庭教師
それぞれ特徴を説明するので、希望にあったものを選びましょう!
【高校生の学習方法1】タブレット学習
タブレット学習は、お子さんのレベルに合わせて学力を伸ばせるのが強み。
他人の目を気にせず勉強でき、一人ひとりの学力に合わせた内容を学べます。また、学年をさかのぼって学習できる教材もあるので、つまづいたところからやり直せるのもメリットです。
不登校の高校生におすすめするのは、すらら。無学年方式でつまづいてしまったところからていねいに学べるのがポイントです。
また、要件を満たせば出席扱いにできる可能性もあるので、不登校でも学校を卒業したいお子さんにピッタリです!
【高校生の学習方法2】フリースクール
フリースクールは、何らかの理由で学校にいけない子どもたちを受け入れ、学びの場を提供する施設です。
それぞれの施設やNPO法人や、企業によって運営されており、規模や方針もさまざま。勉強するところもあれば遊びメインのところもあり、かなり自由なカリキュラムになっています。
高卒認定予備校になっているところもあり、卒業せず高認を取りたい人のニーズも叶えられます。
ただし、フリースクールの内容は場所により大きく異なるので、事前によく調べるようにしてください。
【高校生の学習方法3】オンライン家庭教師
人がいると緊張してしまうけど、先生から直接指導を受けたいという希望におすすめなのがオンライン家庭教師です。
オンライン家庭教師とは、パソコンやタブレットのビデオ通話機能を使って、勉強の指導を受けるサービスです。学習内容は相談でき、勉強した内容の添削なども柔軟に行ってもらえます。
個別指導で集中でき、まわりの目を気にせず学習に取り組めます。親御さんとしても、講師を自宅に招き入れないですむので、毎回お茶菓子を用意して気を使う必要がありません。
オンライン家庭教師が気になる方は、体験を受けてみるのがおすすめ。特にインターネット家庭教師のNettyは不登校サポートコースもあるので安心です。
また、オンライン家庭教師を比較して選びたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
>>【完全版】オンライン家庭教師おすすめ15選を比較【評判有り】
不登校になっても高校を卒業したい人の2つの選択肢
不登校でも、高卒の資格はほしくて高校は卒業したいという方もいるでしょう。そこで、不登校から卒業するための手段を2つ紹介します。
- 高校を出席認定する
- 編入する
なお、さらに詳しい手段や、高校卒業のための要件はこちらの記事をご確認ください。
>> 不登校から大学進学する4つのルートと受験の裏技3つを解説
【高校を卒業する方法1】
出席認定してもらう
今通っている高校を卒業するには、下記2つの条件を両方満たし、単位を取得する必要があります。
- 課題や試験をこなす
- 学校外の活動で出席扱いにしてもらう
高校は義務教育ではないため、試験や課題をクリアする必要があります。レベルを満たした上で、出席日数を満たさなければいけません。
不登校でも出席扱いにしてもらう方法も。ざっくりと言えば、フリースクールなどしっかりと指導をしてくれる場所に通って、校長がOKすれば出席になるということです。
詳細は、令和元年10月25日に通知された文部科学省の「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」にてご確認ください。
どこまでが許可されるかは、その学校の校長によって判断が変わります。学校と連絡を密に取り、進めるようにしてください。
さらに詳しい情報は、こちらの記事でも解説しています。
【高校を卒業する方法2】編入する
今の学校の雰囲気が合わなかったり、通学するのが大変だったりするならば、転入や編入をするのも一つの手です。
高校を転校した場合、すでに取得した単位は引き継ぐことができます。そのため、今まで通っていた分は無駄にはなりません。
なお、もしまだ高校に籍があるならば、辞める前に学校を移る「転入」のほうがおすすめです。
転校後も通学が不安なら、通信制高校に入るのも良いでしょう。通信制高校はオンライン授業やレポート中心の授業で、通学が少ないところも多いからです。
また、通信制高校に留年はありません。単位を揃えれば卒業できるので、自分のペースで学んでいくことができます。
なお、通信制高校については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
高校生で不登校でも大学に行ける!受験に通るコツ
不登校から大学に進学できるのか、不安を持つ方もいるでしょう。
結論から言えば、大丈夫です。たしかに、学力にブランクがある場合は簡単な道ではありません。しかし僕自身、不登校を経験して大学に進学していますし、体験談も寄せられています。
ここでは、不登校経験者が受験を突破するためのコツを2つお教えします。
- 受験科目を絞る
- AO入試を利用する
制度をうまく活用すれば、しっかり大学に合格することは可能です!
【大学受験の裏技1】受験科目を絞る
最初から受験教科を絞ってしまえば、対策しやすくなります。なかには、1科目だけで受験できる大学も。特に、英語だけで受けられるところは多いです。
このように、最初から科目を絞ることでビハインドがあっても受験レベルに伸ばしやすくなります。
【大学受験の裏技2】AO入試を利用する
定時制、通信制高校に編入してからAO入試を利用するのも一つの手です。実は、僕自身もこれを活用して、定時制高校から国立大学に進学しました。
AO入試というのは、大学が求める学生像にあった人を採用する方式です。
面接や作文で審査されるので、一般入試の自信がない方にもチャンスがあります。センター試験やペーパーテストは基本的にありません。
特に定時制・通信制の高校に通っていて、空いた時間にアルバイトをしている人におすすめ。社会人と話す練習を普段からしているので、他の高校生より面接に強い方が多いからです。
なお、AO入試を受けられるのは、評定平均が一定より高い人だけ。いまから通信制高校に編入するならば、授業でしっかりよい成績を取れるようにしましょう。
小幡和輝からのメッセージ
不登校になる理由は人それぞれ。わかりやすい解決法なんてありません。
みんな理由が違うからこそ、視野を広くしましょう。
固定概念にとらわれず、その子にあった方法を考えてみてください。
大切なのは学校に行くことだけにこだわらないことです。
視野を広く持ってください。学校がすべてじゃないですよ。