こんにちは!小幡和輝と申します。
全国100箇所で不登校の経験がある人を中心にイベントを開催したり「学校は行かなくてもいい」などの教育系の書籍を出版したりしております。
早速ですが、お子様が不登校になってしまった時、親としてはどのような対応をすればよいのか困りますよね?
そこで本記事では、実際に不登校を経験したぼくが、不登校児にどのような対応をすればよいのかを徹底的に解説します。
いち早くお子様が自立し、幸せな道を歩けるよう、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
不登校は悪いことではない!無理に学校へ通わせるのは辞めよう
いきなりこういう事を言うと驚くかもしれませんが、ぼくは不登校を決して悪いことだと考えていません。
そもそも、何かしらの要因があって学校が嫌になり不登校になったという背景がある中、無理やり学校に通わせることが本当にお子様の幸せにつながるでしょうか?
ぼくは不登校になってから起業をし、社会的にも自立しています。また、今の時代は学校に行かなくても学校の役割を果たしてくれるサービスはたくさんあります。
例えば勉強ならすららネットなどの学習支援サポート、交友関係ならインターネット上でのコミュニティも発達しています。
ですので、学校に通わせることを強要するのではなく、愛するお子様がどうすれば幸せな道を歩けるかを模索してみてください。
「不登校は決して悪いことではない」という考えを念頭に置いて、対処法を考えていきましょう。
不登校の子どもへの正しい対応方法9選
具体的に、不登校のお子様へどのような対応を行えばいいかを9つ紹介します。
ぼくは「不登校は決して悪いことではない」という考え方なので、なるべく強引に学校に通わせるような方法は紹介していません。
子どもは、学校で特別扱いされることも嫌がります。以上の内容も踏まえつつ、対応方法を説明していきますね。
【不登校の対応その1】
学校を休ませる
まずは子どもが「学校に行きたくない」と言ったら、否定せずに学校を休ませてあげましょう。
「子どもが学校に行きたくない=学校に嫌なことがある」ということです。
陰湿ないじめにあっていたり、勉強についていけなくなって自信を無くしたりと子どもによって理由は様々ですが、とにかく学校に行くことをためらうほどの理由が存在します。
ここで強引に学校に行かせてしまうと、自殺や傷害などの悲惨な事件につながりかねません。
ですので、まずは「休んでもいいよ」と声をかけることで不登校を認め、子どもの居場所を作ってあげてください。
【不登校の対応その2】
子どもの話を聞く
不登校になった子どもの話をしっかりと聞いてあげましょう。
不登校になった理由というのは、子どもが一番よく知っています。親だけであれこれ推測するよりは、直接聞くほうがより対策を立てやすいですよね。
ただし、子どもの年齢によっては「なかなか親には言いづらい」と感じるケースも存在します。
その状況で「なんで学校に行かないんだ」と聞かれると、嫌な気持ちになりやすいです。
ぼくは実際に親から「なぜ学校へ行かないの?」と聞かれ、とてもつらい思いをしました。
なぜ不登校になったのかと執拗に理由を聞くのではなく、しっかりと休養させて、子どもから話してくれるタイミングを待ちましょう。
【不登校の対応その3】
子どもがやりたいことを尊重する
子どもが不登校になり、日々パソコンやスマートフォンを見続けていると不安な気持ちになるとは思いますが、しばらくは子どものやりたいようにさせてあげましょう。
子どもがやりたいことで交友関係が広がったり、将来の仕事につながったりすることもあります。
ぼくが不登校の時は1日中ゲームをしていて、プレイ時間は30,000時間をこえましたが、大会にも出場し、ゲームを通して友達も増えました。
ですので、子どもがやっていることを否定せず、時にはその分野の話を振るなどして、話をどんどん聞いてあげてください。
【不登校の対応その4】
自信をつけられるように褒めてあげる
子どもが不登校になる理由の1つとして、自分に自信が無く、周りと比べて自分は劣っているんじゃないかと感じてしまうというケースが存在します。
この場合は、子どもが取り組んだ行動に対してとにかく褒めることを心がけてください。
褒められることによって成功体験を得て、徐々に自信を得られるように変化します。
褒めるというと大げさなように聞こえるかもしれませんが「ちゃんと手伝ってくれてえらいね」「すごく楽しそうにしているね」といった些細な内容でも構いません。
もちろん勉強や手伝いだけでなく、ゲームや娯楽に関することでもいいので、子どもが取り組んでいることに対して少しでも褒める要素が見つかったら褒めてみてください。
【不登校の対応その5】
頑張れという言葉を使わない
子どもが不登校になり、何か言葉をかけてあげなければ思うと、つい「頑張れ」という言葉を使ってしまいがちです。
ところが「頑張れ」という言葉は、かえって子どもを苦しめることになりかねないので、なるべく避けるようにしてください。
不登校になったと言えど、子どもの心の中では「このままじゃだめだ」という悩みや葛藤が生じているはずです。
子どもが苦悩しているときに「頑張れ」という言葉をかけると、子どもの中では「これ以上どう頑張ればいいの?」という苦悩が生まれ、さらに追い詰められてしまいます。
親としては何か声をかけたい一心で「頑張れ」という気持ちはわかりますが、子どもの活動を認めてあげて「無理しないでね」などの安心できる言葉をかけてあげましょう。
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【不登校の対応その6】
今まで通りに接する
子どもが突然不登校になると、親としては気が気でなく、どのように接すればいいのかわからなくなる時があります。
その時は、あまり不登校であることを意識せず、普段通りに接してあげましょう。
子どもは不登校になったことで少なからず、親に対して引け目を感じてしまうことが多いです。
そのような時に親からもよそよそしい態度をとられてしまうと、逃げ場が無くなるように感じ、かえってストレスが増えかねません。
子どもが不登校になったからと言って特別扱いせず、いつものように「おはよう」と話しかけるだけで、子どもにとって安心できる環境を作れます。
【不登校の対応その7】
いろいろなものに触れさせる
子どもが興味を持って夢中になれるものを探すために、いろいろなものに触れさせてみましょう。
夢中になれるものが見つかることで、学習意欲が高まり、学校へ戻るきっかけにつながるかもしれません。
例えば水族館や博物館などの施設に連れて行くのもいいですし、中高生であればプログラミング学習や国外旅行なども大きな刺激を受けやすいです。
学業に関係ないものでも「この分野についてもっと知るにはこういった勉強が必要だな」と子どもが感じ、勉強したいという気持ちが高まるのを待ってみてください。
たとえ学校に戻るという選択を取らなくても、将来の道が開けるかもしれません。
【不登校の対応その8】
学校に行く以外の選択肢を考える
子どもにとって、学校に行くという選択肢だけが幸せとは限りません。
もちろん「学校に行きたいけど、学校の○○が原因で行けない」という場合は、その不安要素を取り除く必要があります。
ですが学校に行きたくない、行く意味が見出せないという子どもには、学校に行く以外の選択肢を考えてあげてみてください。
そもそも学校に行かないことによるデメリットは「勉強が遅れる」「友達ができなくなる」という点です。
しかしこれらに関しては、すららネットのような自宅でも勉強ができるサービスを利用したり、インターネットや地域のコミュニティで交友関係を広げたりすることで解決できます
進学の事を考えて、どうしても学校に行って欲しいという場合でも、通信制や定時制の中学・高校があります。
ぼくは実際に定時制の高校に通いながら起業しましたし、通信制の学校から有名大学へ進学した人も多いです。
なにも学校に行くだけが子どもにとって正しい選択でないということを踏まえて、いろいろな道を模索してみてください。
ちなみに、特にすららは学校の出席扱いにもなる教材なのでオススメです。
すららについての詳しい記事はこちら!
>>【評判】すららの5つの特徴とメリットを徹底解説【不登校生におすすめ】
【不登校の対応その9】
学校や自宅のほかに居場所を作ってあげる
学校にうまくなじめず不登校になってしまった場合、ほかに居場所を作ってあげてみてください。
不登校になると人間関係が希薄になってしまうと思いがちですが、仲間と交流できる居場所があれば悩む必要も無くなります。
例えば子どもが夢中になれる習い事に行く、新しいスキルとしてプログラミングスクールに通うなど、小さな地域にもコミュニティはたくさんあるはずです。
仮に地域に無くても、最近はSNSなどでつながった人とコミュニティを作ることもできます。
子どもが安心できる居場所があると、他の場所でちょっと嫌なことがあっても我慢できますし、不登校だからと言って人間関係に悩むこともなくなるでしょう。
【不登校の対応その10】
学校の先生を交えて話をする
子どもへの対応が家族だけでは解決できなさそうであれば、学校の先生を交えて話をするようにしてみてください。
根本的な解決方法を考えてくれることもありますし、家庭内ではわからない学校の実情を知ることもできます。
ただし、不登校の子どもにとって「特別扱い」は、最も嫌がられる手法です。
親と先生の間ではいいと思う打開策も、子どもにとっては嫌である可能性もあるので、しっかりと子どもの話に耳を傾けましょう。
また、不登校の理由が学校そのものであったり、先生が影響していたりする可能性も少なくありません。
まずは家族の中で解決を図り、どうしても無理なら子どもに確認したうえで先生を交えるようにしてください。
以下の関連記事では小学生、中学生、高校生別に不登校の原因と対策について紹介しています。合わせて参考にしてみてください。