「子どもが学校へ行きたがらない」
「ふさぎ込んでしまって、どう対応すれば良いかわからない」
このように、お子さんとの向き合い方に悩む親御さんは多いのではないでしょうか。
実は僕自身も中学生までの10年間、不登校でした。しかし、その後は大学まで進学し、現在は会社の代表を務めています。
その経験を経て言えるのは「不登校は悪いことではない」ということ。行きたくない子を無理やり学校へ行かせるのも、良くありません。
この記事では経験者の僕から、不登校に対する考え方や、大人としての向き合い方をお伝えしていきます。
また、さらに役立つ最新情報をLINEで発信しているので、そちらも参考にしてください。内容盛りだくさんの特別記事も、無料で読めます!すでに1万人以上が登録中です。
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どの記事も、不登校や子育てに悩む方には勉強になる話ばかりだと思います。ぜひ読んでみてくださいね。
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目次
小幡和輝のプロフィール概要
はじめに、僕の活動内容や経歴などを簡単に紹介します。
- 小幡和輝(おばたかずき)
- 1994年、和歌山県生まれ
- ゲームのオンライン家庭教師『ゲムトレ』代表
- 『クラスジャパン』教育アドバイザー
- 『i専門職大学』客員教員
- その他、講演活動
- 『学校は行かなくてもいい 親子で読みたい「正しい不登校のやり方」』
- 『 ゲームは人生の役に立つ 生かすも殺すもあなた次第』
- 『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方』
僕は幼稚園から中学生まで、約10年間の不登校を経験しました。
その後、定時制高校に通いながら講演会などを企画し、高校3年生で起業。SNSのプロモーションやイベント事業などを行いました。
現在は不登校の子どもが自分らしく生きていくための情報発信や活動をしています。
その1つとして、ゲームのオンライン家庭教師もスタート。ゲームを通して、子どもの考える力やコミュニケーション能力のアップを図っています。
また、不登校や教育に関する講演・イベントなども多数主催。その過程で、以下のような受賞やメディア出演もしています。
- ダボス会議を運営する世界経済フォーラムより若手リーダーGlobal Shapersに認定
- 日本アントレプレナー大賞(経済産業省 後援)エンタメ部門グランプリ
- NHKおはよう日本
- フジテレビ バイキング
- 朝日新聞
【学校は行かなくてもいい】小幡和輝の不登校に対する考え方
不登校は悪いことではありません。
学校の役割は「教育」と「コミュニティ」。この2つを他で補えるなら、学校へは行かなくてもいいと僕は考えています。
教育に関しては、すららなどのオンライン学習で可能。また、フリースクールなどの場で人と関わりを持つこともできます。教育とコミュニティの役割は、学校以外でも充分に果たせるんです。
とはいえ、学校を否定しているわけではありません。学校には行かなくて「も」いいという考えです。不登校は選択肢の1つ。学校へ行きたい子は、もちろん行った方が良いです。
しかし、本人が学校へ戻りたくないなら、無理に行かせる必要はありません。不登校になる原因はさまざまです。先生やクラスの子と合わないということもあります。
大人は仕事を選べますが、子どもは自分で学校を選べないですよね。社会人でさえも、職場環境が原因で転職するケースは多いです。子どもがたまたま入った学校に合わないのは、おかしなことではありません。
学校に向いていなかった子も、違う環境では伸び伸びと活動できることも多いです。本人の能力を活かして、自分らしく生きていける場を見つけていきましょう。
【不登校の最新事情】不登校は国から認められてきている
学校以外の選択肢を提供するための法律「教育機会確保法」が2017年に制定され、不登校は国から認められてきています。
文部科学省からも正式に「問題行動ではない」という通知がありました。
不登校とは,多様な要因・背景により,結果として不登校状態になっているということであり,その行為を「問題行動」と判断してはならない。不登校児童生徒が悪いという根強い偏見を払拭し,(中略)受容の姿勢を持つことが,児童生徒の自己肯定感を高めるためにも重要
さらに、学校が認めれば「すらら」や「クラスジャパン」などのオンライン学習で出席扱いになる制度も整っています。
そのような自宅やフリースクールでの学習の際に、ハードルとなりやすいのが費用の負担。ですが自治体が経済支援をする動きもあり、教育機会確保法の附則には以下のように記載されています。
(検討)
2 政府は、速やかに、教育機会の確保等のために必要な経済的支援の在り方について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする。
現時点ではまだ検討段階となっていますが、不登校への理解や支援は着実に進んでいます。このように、不登校は国からも認められた選択肢の1つなのです。
不登校の固定概念に縛られないように。色々な選択肢を持とう
ここまでお伝えしてきたように、不登校は問題行動ではないし、不幸でもありません。選択肢の1つとして捉えましょう。
学校以外の場での学習や、状況によっては転校を選んでもよいのです。もし学歴が必要であれば、方法は色々あります。
たとえば僕は小・中学生と不登校でしたが、定時制高校で高評価を得たことで、国立大学へも進学しました。日本では小・中学生で1度も学校へ行かなくても、高校受験もできます。クラスジャパンなどで出席扱いとなる制度を使うのも1つの方法です。
また、不登校で大切なのは、学校以外でコミュニティを持つこと。勉強するだけでなく、フリースクールなどで人とのつながりを持つのがおすすめです。
僕は「学校は行かなくてもいい」と言っていますが「何もしなくて良い」とは思っていません。学校へ行っていない分のエネルギーを、自分の楽しめる環境で注ぎ込むことが大事。
そのために色々な選択肢を持って、広い視野で考えていきましょう。
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それぞれの内容を、ここで少しだけお伝えします。
不登校体験談
不登校の中から得られたもの。
中学1年生から息子が不登校になった親御さんによる体験談。お子さんが嫌だと言ったこと、好きなことを綴っています。
15年前と今、”不登校”の未来は変わり始めている
中学生時代に不登校を経験したご自身によるお話です。当時の周りの大人たちの対応や、今振り返ってみてどう思うか、が書かれています。
暗闇の中に射し込んだ、一筋の光明
学校に言ったフリをして、物陰に隠れていた不登校体験談。さらに現在、不登校になっている甥っ子や、自身の家族との向き合い方についても語られています。
32年前の登校拒否児童から、いま学校へ行きたくないあなたへ
父親が教員という環境で、兄弟ともに不登校になったお話。大人になった今、好きなことに打ち込めていて、学校がすべてではないとわかります。
不登校は悪いことじゃない。不登校を咎める人なんて社会に出たらいませんでした。
持病やいじめが原因で学校へ行かなくなった体験談です。学校へ行かない理由を問い詰められたり、無理に連れて行かれることによる辛い思いも語られています。
書籍の無料お試し
出版している書籍も無料で試し読みできます。
学校は行かなくてもいい 親子で読みたい「正しい不登校のやり方」
「不登校でも大丈夫な生き方」を伝える本。「うちの子もこういう気持ちなのかも」と想像してもらえるように書いています。親御さんや学校の先生方に、ぜひ読んでみていただきたいです。
ゲームは人生の役に立つ ~生かすも殺すもあなた次第
僕自身がゲームで救われた経験をもとに、ゲームが人生にどう役に立つのかを伝えています。お子さんがゲームに夢中で悩んでいる、という方にもご覧いただきたい本です。
学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方 #子ども稼ぐ力
起業できるスキルを持っている方が、人生の選択肢が広がるという話。不登校だった僕が高校3年生で起業した経験から、稼ぐ力の身につけ方を伝えています。
著名人との対談
茂木健一郎×小幡和輝 これからの時代を生きる子どもたちに学んでほしいこと
僕自身の起業経験を通じて、子どもの頃から学ぶべきだと思ったビジネススキルの話。学力や学歴の必要性についても、脳科学者の茂木さんと議論しています。
葉一×小幡和輝 登録者100万人以上の教育系YouTuberと考える 子どもとYouTubeの関わり方
子どもとYouTubeの関わり方についてお話を伺いました。見るだけではなく、YouTuberになりたいと言ったらどうするか?という点についても、現役YouTuberの葉一さんの意見を知ることができます。
田舎ならではの狭いコミュニティが辛かった。吉藤オリィ×小幡和輝対談
体の弱さや集団行動が苦手なことで、小学5年生から不登校だった吉藤オリィさん。しかし「この人のもとで学びたい」と強く思える人を見つけたことで、不登校を抜け出した体験談です。
上記の特典記事は、ぜひ読んでいただきたい話ばかりです。
不登校体験談にもありますが、学校へ行きたくない理由を聞き出そうとしたり、無理やり学校へ戻そうとしたりするのはNGなんですよね。
とは言え、子ども中心の生活で特別な対応をしすぎるのも、実はあまり良くありません。「自分のせいで親が外出をしなくなった」と気にするお子さんもいるんです。
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最後に
学校には行かなくてもいい、それが僕の考えです。自分自身の不登校の経験からも、そう感じています。
学校に行きたくない原因はさまざまで、不登校は選択肢の1つでしかありません。
本人が戻りたくないなら、学校以外の選択肢や方法を視野に入れて、向き合っていきましょう。オンライン学習やフリースクールでも、充分な教育を受けられます。
ただし、引きこもるのではなく、何かしらの活動をすることやコミュニティに入ることが大切。そこから得意なことが見つかり、自分らしく楽しく生きていける可能性が生まれます。
僕は10年間不登校でしたが、こうして自分の得意分野を活かして起業もできました。今は不登校の子どもにも、輝ける環境や場所があるはず。
そのために大人として何を手助けできるのか。
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