こんにちは!小幡和輝と申します。
ゲームのオンライン家庭教師『ゲムトレ』というサービスを運営していたり、「ゲームは人生の役に立つ」などの教育系の書籍を出版したりしております。
子供に対して、小さい頃からどれくらい習い事をさせればいいのか、親としては悩みどころですよね。
「何をさせれば将来にいい影響を与えるのか」を考えて、色々探しているという方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、子供に習い事をさせるメリット・デメリットや注意点を考えたうえで、将来のためになるオススメの習い事を紹介します。
こどもの習い事について悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。
子供に習い事をさせる3つのメリット
子供に習い事をさせると、どのようなメリットがあるのかこちらで3つ紹介します。
- 基礎的な能力が身に着く
- 好奇心を刺激し、興味や関心が広がる
- 社交性が高まり、友達が増える
それぞれ詳しく確認しましょう。
【子供の習い事のメリット1】
基礎的な能力が身に着く
幼少期から習い事をさせることで、基礎的な能力が身に付きます。
およそ3歳~12歳の期間を「ゴールデンエイジ」と呼び、運動神経などの能力が著しく成長するのです。つまりこの時期に習い事をさせておくことで、将来に良い影響を与えられます。
ゴールデンエイジには運動神経だけでなく、楽器などの繊細な指使いを必要とするものや語学学習なども当てはまります。
子供の重要な成長時期に、基礎的な能力を身に着けられるのは、習い事のメリットと言えるでしょう。
【子供の習い事のメリット2】
好奇心を刺激し、興味や関心が広がる
習い事を通じて好奇心を刺激し、興味や関心を広げられます。
何も知らない子供の視野を広げてあげることは、とても大切です。広がった視野の中から自分が好きなものや得意なことが見つかるかもしれません。
実際、子供のころに習っていたことを、大人になってもずっと続けている人は多いですよね。
学校教育だけでは学べないことを子供に提供し、好奇心を刺激できるのは、習い事のメリットと言えます。
【子供の習い事のメリット3】
社交性が高まり、友達が増える
習い事をすると社交性が高まり、友達が増えます。
習い事によって新しいコミュニティに足を踏み入れることになるので、そこで学校とは違う友達が見つかるからです。社交性が身に着くと、活発な人間へと育ってくれるでしょう。
特に集団競技であれば、より関係性が深まるでしょう。
社交的な子供に育つという点は、習い事のメリットです。
子供に習い事をさせる3つのデメリット
習い事は子供にとってメリットが大きいように感じるかもしれませんが、デメリットも存在します。
こちらでは習い事のデメリットを3つ紹介するので、デメリットも考えたうえで習い事を検討するようにしてみてください。
- お金がかかる
- 学業に支障が出る
- 自由を奪ってしまう
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【子供の習い事のデメリット1】
お金がかかる
習い事をさせるには、何よりお金がかかります。月謝として1~2万円を払いつつ、道具を買いそろえ、遠征や合宿などで追加の支払いを行い……と、負担する金額は予想以上に多いです。
1つだけならまだしも、3個も4個も習い事をしていると、それだけでかなり家計の負担が増えるでしょう。
多額のお金がかかるという点は、習い事の大きなデメリットです。
【子供の習い事のデメリット2】
学業に支障が出る恐れ
習い事をさせると、学業に支障が出る恐れがあります。
学校が終わった後に習い事に行き、夜遅くまで外にいるという状態になると、宿題や勉強をする時間が減ってしまいますよね。
学校教育がおろそかになってしまっては元も子も無いので、うまくバランスをとる必要があるでしょう。
【子供の習い事のデメリット3】
自由を奪うことに繋がる恐れ
習い事を増やしたせいで、子供から自由を奪ってしまうことが考えられます。
子供としては学校の友達と遊びたいのに、習い事が入っていて中々時間が取れない……ということになっては、かえってストレスを与えてしまいますよね。
不満が溜まり、習い事自体が嫌いになってしまうということも考えられます。そうするといくら習い事を続けても、成長にはつながりません。
子供の意思を尊重して、自由を奪わないようにすることが求められるでしょう。
子供に習い事をさせる上で注意すべき3つのポイント
こちらでは子供に習い事をさせる上で、注意すべき3つのポイントを紹介します。
- 親の理想を押し付けない
- 「静」と「動」をバランスよく行う
- 嫌々続けさせない
それぞれ詳しく解説します。
【子供の習い事の注意点1】
親の理想を押し付けない
親の理想を押し付けて、子供に習い事を強制させることは避けましょう。
あくまでも子供が興味関心を持って、積極的に取り組める内容の習い事が大切です。
「自分が経験しておけばよかったと思うことを習わせる」「自分が甲子園に行けなかったから、夢を子供に託す」など、親のエゴともいえる理由で習い事をさせても、子供のためにはなりません。
ついつい子供に自分を重ねてしまう気持ちはわかりますが、子供の好奇心を刺激するためにも、自分の理想ばかりを押し付けるのはやめましょう。
【子供の習い事の注意点2】
「静」と「動」をバランスよく行う
習い事をさせる際は、「静」と「動」をバランスよく行いましょう。
「運動しかできない」や「勉強しかできない」という状態は、子供にとってあまり良いことではありませんよね。文武両道という言葉があるように、どちらの能力もしっかりと身に着けることが大切です。
ただし、どちらの習い事も入れすぎて、中途半端になってしまうことだけは避けましょう。
なるべく少なく絞って、静と動をバランスよく学べる環境を作ってあげてください。
【子供の習い事の注意点3】
嫌々続けさせない
当たり前の話ですが習い事にも合う合わないがあります。
親目線で考えると「習い事をすぐに辞めさせてしまったら、継続できない子供に育ってしまう」と考えがちですよね。
しかし、子供のとても大切な時期に本人が望まない習い事に時間を費やすのは大きな機会損失です。
好きこそものの上手なれ。大切な時期だからこそ本人の好きな習いごとで才能を大きく伸ばしましょう。
子供の将来のためになるオススメの習い事5選
こちらでは、子供の将来のためになるオススメの習い事を5つ紹介します。
- そろばん
- 英会話
- ピアノ
- プログラミング
- ゲーム
それぞれ詳しく紹介します。
【子供にオススメの習い事1】
そろばん
そろばんは、子供の計算能力を高めるために効果的な習い事です。
計算機器が発達しているので、そろばん自体を使う機会はほとんどありませんが、計算能力が必要となる機会は多いですよね。
さらにそろばんには右脳を活性化させる効果があるので、記憶力や直感力の向上にもつながります。
一見必要ないように見えますが、基礎能力を高めるという意味では非常に重要な習い事です。
【子供にオススメの習い事2】
英会話
英会話は、近年人気を集めている習い事です。
グローバル化に伴い、日本でも英語が必要な機会は増えてきました。ところが英語と日本語は発音の形が全く違い、大人になってからだと中々習得できません。
幼少期からネイティブの先生と会話をすることで、将来ずっと使える語学スキルを身に着けられます。
将来にわたって有効な能力を身につけられるので、英会話はオススメです。
おうち英会話という、在宅でバイリンガルの講師がマンツーマンで教えてくれるサービスもあります。
【子供にオススメの習い事3】
ピアノ
ピアノも、子供にとって効果的な習い事です。
音感、リズム感が育つだけでなく、10本の指をまんべんなく使うので、手先の発達にもつながります。
他にも集中力・暗記力・表現力なども育まれるので、ピアノ以外の物事への応用も可能です。
脳を活性化させるという意味でも、ピアノはオススメの習い事と言えるでしょう。
【子供にオススメの習い事4】
プログラミング
2020年から学校で必修科目となるプログラミングは、子供の数学能力を高めるために効果的な習い事です。
プログラマーは職業としても高収入ですが、職業にするだけでなく、プログラミングの概念が理解できることは非常に意味があることです。
これからテクノロジーがもっと発展していき、多くのものがプログラミングで動くようになっていく社会になりますので、プログラミングの概念が理解できないと苦労する場面が増えると思います。
東京、大阪など都会に住んでいる方はこちらのTech Kids Schoolがおすすめです。
地方在住の方はオンラインのプログラミングスクールを検討してみてください。
場所を問わず、料金も安く学習できるというメリットもあります。
現役エンジニアの先生がしっかりついて教えてくれるCodeCampか、動画教材と無制限質問サポートで自分のペースで学ぶことができるSkill Hacksがオススメです。
【子供にオススメの習い事5】
ゲーム
近年、ゲームはeスポーツと呼ばれるようになってきており、国体の競技に選ばれたり、甲子園のような部活の全国大会も始まりました。
イギリスでは授業にゲームが導入されていたり、日本ではまだまだ浸透していませんが、教育としてのゲームが世界的には広がってきています。
囲碁や将棋のように頭を使う要素がとても多いので、脳の情報処理能力が鍛えられますし、チームで遊ぶことが多いので、チームワークなども学ぶことができます。
何より、子どもが前のめりで積極的に取り組むので、モチベーションが非常に高く、学習効率も高いです。
ゲームはとてもオススメの習い事です。