今日はめちゃくちゃ楽しみだったイベントに登壇してきました!
業界では知ってる人ばかりだと思いますが、知らない方も多いと思うのでがっつりプロフィール引用させていただきます。(知ってる人は読み飛ばしてOK)
・登壇者
小幡和輝(#不登校は不幸じゃない 発起人)
駒崎弘樹(認定NPO法人フローレンス代表理事)
藤川大祐(千葉大学教育学部教授)
若新雄純(㈱NEWYOUTH代表、慶應義塾大学特任准教授など)
宇野常寛(評論家/批評誌「PLANETS」編集長)
【司会】得能絵理子
▼出演者/司会者プロフィール
小幡和輝(おばた・かずき)
約10年の不登校を経験後、高校3年で起業。
不登校を肯定するムーブメント『#不登校は不幸じゃない』を立ち上げ、全国100ヶ所でイベントを開催。著書に 『学校は行かなくてもいい』。
Twitter @nagomioba
駒崎弘樹(こまざき・ひろき)
1979年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。2005年日本初の「共済型・訪問型」病児保育を開始。08年「Newsweek」の“世界を変える100人の社会起業家”に選出。10年から待機児童問題解決のため「おうち保育園」開始。のちに小規模認可保育所として政策化。14年、日本初の障害児保育園ヘレンを開園。15年には障害児訪問保育アニーを開始。内閣府「子ども・子育て会議」委員複数の公職を兼任。著書に『「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方』(英治出版)、『社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門 』(PHP新書)等。一男一女の父であり、子どもの誕生時にはそれぞれ2か月の育児休暇を取得。
藤川大祐(ふじかわ・だいすけ)
千葉大学教育学部教授(教育方法学、授業実践開発)。附属中学校長及び副学部長を併任。
1965年生まれ、東京都渋谷区出身。メディアリテラシー教育等の教科・領域を超えた授業づくり、いじめ問題への対応等について研究。千葉市教育委員、NPO法人企業教育研究会理事長、全国教室ディベート連盟理事長等をつとめる。近著『道徳教育は「いじめ」はなくせるのか』(NHK出版)、『道徳授業の迷宮—ゲーミフィケーションで脱出せよ』(学事出版)等。
若新雄純(わかしん・ゆうじゅん)
福井県若狭町出身。慶應義塾大学大学院修了、修士(政策・メディア)。大学在学中に、障害者の就労支援を行う株式会社LITALICOを共同創業し、取締役COOに就任。拡大する組織に適応できず2年足らずで取締役を退任し、大学院での研究に取り組みながら歌舞伎町でダイニング・バーを経営するなど、独自のライフスタイルを模索。
現在は、全国の企業・自治体・学校等で実験的な政策や新規事業を企画するプロデューサーとして独立。全国のニートを100人以上集めた株式会社の発足や、女子高生がまちづくりを楽しむ「鯖江市役所JK課」プロジェクト(市が総務大臣賞を受賞)などを実施。
社会のさまざまな現場でフィールドワークを行い、テレビ・ラジオ番組のコメンテーターとしての出演や講演実績多数。著書に『創造的脱力~かたい社会に変化をつくる、ゆるいコミュニケーション論』(光文社新書)等。
宇野常寛(うの・つねひろ)
1978年、青森県生まれ。評論家として活動する傍ら、文化批評誌『PLANETS』を発行。主な著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『日本文化の論点』(筑摩書房)、『母性のディストピア』(集英社)ほか多数。
【司会】得能絵理子(とくのう・えりこ)
早稲田大学卒業後、株式会社アクティブラーニングに入社。
全国の高校を周り、述べ数千人以上の先生方に「アクティブラーニング」手法を教える。学生向けの授業も、30人程度の授業から100名を超えるクラスまで幅広く実施。100名を超える参加者も能動的に巻き込むワークショップは定評がある。2018年までアクティブラーニング社で副社長を務めたが、視野を広げるため、退任。2019年3月からアメリカ発の教育系スタートアップに参画予定。
「学校」はいかにアップデートされるべきか(Hikarie +PLANETS 渋谷セカンドステージ vol.20)イベント公式HPより
もうお話をいただいたときから楽しみすぎて。
本当にありがとうございました!
ちょっと思い出を話すと、実は1年半くらい前、この『渋谷セカンドステージ』というイベントに僕は参加者としていました。
そのときに登壇者であり主催者でもある宇野さんとつながりをいただいて。
そして、こうしてイベントに呼んでいただけるというのはめちゃくちゃありがたい。頑張ってきてよかったです。
テーマは主に2つで、「いま、学校教育の現場に必要なものは何か」「いま、学校教育の外に必要なものは何か」というもの。
いくつか参加者のツイートを紹介させていただきます。
「学校に行きたくなくなる理由があるのではなく、学校に行く理由がない」
#shibuya2nd— Umemura Takashi (@umemu) 2019年3月4日
僕の主張はまさにここで、学校以外にも学びは広がっているのに、学校現場があぐらをかいてるんじゃないかと。そんなに学校に行く必要性ってないぞ?といいたい。
お金がなかったり、子どもとの時間があまりとれない人からすると、学校の仕組みはありがたいので、結論的には『学校はコスパがいい』というのが僕の主張です。
だからお金があって、教育リテラシーも高い家庭だと今の学校に行かせる理由はむしろないんですよね。。。。
そこかは駒崎さんの話が発展していって、そもそも学校に使われている予算の話。幼児教育無償化は違うと思う。そもそも家庭によって保育園に支払うお金は違っていて、現状は収入の多い家庭の負担が中心となって運営されている。
そこを無償化するために多くのお金が使われていくのは違う。
そのお金があればもっと学びの機会に恵まれてない人に使えるのにという話が広がっていきました。
若新さんが書いたのは、「先生同士のケンカ」。社会に出るといろんな人が入る。先生同士で意見が食い違うことがないように、学校内で調整していただろうと思う。そうなると、喧嘩しなくていいように確実なものだけがなされていたのではないか。 #shibuya2nd
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2019年3月4日
若新さんのこの話もめちゃくちゃ同意で(藤川さんも同じ意見を話されてました)、先生同士が議論することって少ないと思う。
若新さんの家系は教員が多くて、影ではめちゃくちゃ文句を言ってたらしい。
それ本当は生徒も交えて堂々とやりたいですよね。
そもそも先生が決めれる範囲が少なくて学習指導要領とかで、統一的な指導をするしかないっていう背景もあるんですが。。
「さくらももこイデオロギーの打破」(宇野)
学校カーストの頂点と底辺を二項対立にするけど、そこが上下なの?二次曲線(下に凸)の絶対値が大きいものを指していない?不幸なのはモブ層。どちらサイドも共有できる者同士でキラキラした思い出に仕立て上げて楽しく語ってる。
#shibuya2nd— Umemura Takashi (@umemu) 2019年3月4日
宇野さんのこれが最高だった(笑)
あれが国民的アニメとして地位を持ってる時点で、なかなか学校の多様性とか、スクールカーストの話とかは解決していかないだろうなぁ。
(個人的にちびまる子ちゃんという作品は嫌いではないです。めちゃくちゃ見る感じでもないが。)
そのあと駒崎さんからサザエさんの話もありましたけど、サザエさんもいわゆる普通の家庭の押し付けなのかもしれない。
ちびまる子ちゃんやサザエさんが日曜の夜に全国放送されているこの国は、ある意味普通とはこうだという洗脳を受けてるのかもしれないですね。
ここで一旦休憩。
今休憩タイムに入ってるけど、休憩挟まずに、そのまま議論を聞いていたかったレベルのトークを展開してる。#shibuya2nd
— デジ姉ちゃん🦋 (@dejinechan) 2019年3月4日
これは嬉しいなぁ。
後半は「いま、学校教育の外に必要なものは何か」というテーマ。
藤川先生が書いたのは、「創造的な実践」。10年くらい、西千葉子ども起業塾をやっている。 https://t.co/LurclqxEqz #shibuya2nd
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2019年3月4日
この話面白かったなぁ。僕も中学生のときから自分でお金を稼いだりしていたし、同世代よりも年上の友達ばっかりだったからめちゃくちゃ共感。
子どもが擬似的に会社作って地域社会とつながっていくって最高ですよ。そこからいろんな大切なことが学べてる。
ガイドラインを作成し、
ホワイトクレーマーとなれ(笑)— Kazum/かずむ@広島移住準備 (@paint68_7_24) 2019年3月4日
これが今日のMVP(笑)
駒崎さんが学校の理不尽な教育に対して、めちゃくちゃ論理的にクレームをつけて、実際に学校が変わったっていう話なんですが、それに対して若新さんがネーミング。
みんなが駒崎さんみたいに話せるわけじゃないから学校を説得するマニュアル的なもの作ろう!っていう話が盛り上がりました。
「学校はダメ親に当たった時のキャンセル機関」いいなあ、この考え。 読み書きそろばんができれば、お金が自分で稼げる。そして自分の人生を送ることができる。ダメ親と絶縁できる。#shibuya2nd
— やすじろう/yasuziroh再興計画 (@2700_hermoso) 2019年3月4日
宇野さんのこの考え大好きです。
僕も同じです。社会にはありえないくらいのダメ親がいて、家庭の教育に任せちゃうと本当に救われない子どもが出ちゃうんですよね。
セーフティーネットとしての学校は必要だと思う。
そして、最後に伝えたいのはこれ。
いろいろ話しましたが最後の一言が全部で、今日、登壇してる人の言葉だけだと『あなたは特別だがら』って人が多くて広がらない。
僕らの話はきっかけにしかすぎなくて、みなさんが自分の言葉で教育にメッセージを出すのが大事だと思う。 #不登校は不幸じゃない はまさにそんな活動です。#shibuya2nd
— 小幡和輝@祝!著書📚1万部 (@nagomiobata) 2019年3月4日
そうです。みなさんの力が必要なんです。
一人一人が自分の言葉で、いまの教育に対して物申していくことがめちゃくちゃ大事。
僕たちはそのためのきっかけでしかないし、みんなで変えていきたいです。
一緒に頑張りましょう。
不登校は不幸じゃないはまさにそんなことをやってます。
買ってサインまでもらってしまった。笑
トークセッションめっちゃ面白かったし、最後の一言がすべてもめっちゃ伝わったし、これからも不登校は不幸じゃない@佐久、関わり続けます。 https://t.co/1vZcaG65ME
— 臼井志織 (@usuishiori) 2019年3月4日
めちゃくちゃ楽しかったです本当にありがとうございました!
個人的なMVPは司会の得能さんで、打ち合わせを無視して時間も守らず自分勝手に話ちゃう登壇者たちをうまくまとめ上げてくださいました(笑)
終わった後も少し話させてもらったんですが、めちゃくちゃいい人でファンになってしまった。またご一緒したい。
登壇者のみなさんが面白すぎて、本当に楽しかったです。第二弾ぜひとも!
あとで細かく修正したり、いろいろ追加したりもしそうですが、とりあえずめちゃくちゃ楽しかったのでこの熱量のまま速報で伝いたいなーと思って走り書きですが書いております!
で、YouTubeで一部見れます!+主催のPLANETS会員になると全部を見ることができるようになります!
#shibuya2nd トークショー@渋谷ヒカリエ、ご参加いただいた皆さまありがとうございました!
小幡和輝×駒崎弘樹×藤川大祐×若新雄純×宇野常寛×司会・得能絵理子
「学校」はいかにアップデートされるべきかhttps://t.co/JJ9s2Lol1U pic.twitter.com/u73yS8aShe
— PLANETS/第二次惑星開発委員会 (@PLANETS_10) 2019年3月4日
あと、持ってきた本がまさかの即売しちゃいまして。。笑
もっと持って行ったらよかった。すみません!ありがとうございました!ぜひ他のところで買ってください!!!!
本売り切れちゃいました!もっと持ってきたらよかった。
ありがとうございます!サイン入りはこちらで買えます!もちろん本屋さんやAmazonでも買えまーす!https://t.co/6cq5RHvKZK #shibuya2nd
— 小幡和輝@祝!著書📚1万部 (@nagomiobata) 2019年3月4日