「急に子どもが登校しぶりを始めた」
「子どもが学校へ行きたくないとしぶる理由が知りたい」
「学校へ行きたくなる方法が知りたい」
このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
登校しぶりの原因がわからなければ、どのように対応してよいのか迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、登校しぶりの原因と対応について解説します。
ぜひ本記事を最後までお読みください。
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登校しぶりは学校に行きたくないと主張すること
登校しぶりは、子どもが学校に行きたくないと主張している状態です。
毎朝、登校前に学校へ行かない理由を見つけて登校しぶりをするため、親も対応に困ってしまうでしょう。
例えば、苦手な授業があるとか、学校へ行くと自分の嫌だと感じることがあるため、理由をつけて登校しぶりをします。このような場合は、親も子どもを説得して学校に向かわせることも多いでしょう。登校してしまえば、普段通り学校生活を過ごしてくれる子どもも少なくありません。
一方で、登校しぶりをしている子どもの中には、本当に深刻な問題を抱えている場合もあります。そのため、親は登校しぶりをしても軽く流さず、様子を見極めて欠席するかどうか判断することが求められています。
登校しぶりが起きやすい年代
登校しぶりが起きやすい年代は、小学校低学年の時期です。
特に小1は小学校入学時期で環境が大きく変化するため、登校しぶりが起きやすいとされます。
小学校低学年の登校しぶりについて、事例も交えて解説していきます。
1.小1
幼稚園・保育所から小学校へと環境が大きく変わる時期で、登校しぶりが起こりやすいです。
初めて登校する場所で勉強も始まり、先生や同級生といった新しい人間関係も作らなくてはいけません。同じ幼稚園や保育所から同じ学校に通っている人がいない場合は、負担も大きくなります。
環境の変化やストレスに適応できず、学校に行く意欲をなくしてしまうと登校しぶりが起きやすくなるのです。一見しっかり者に見えるような子どもほど、外からはわからないので要注意です。
子どもが学校でうまくやれているかどうか、最初は注意深く見てあげた方がよいでしょう。
2.小2
小2は初めてクラス替えを体験する時期です。
友達になった子と別クラスになる可能性もあり、新たな人間関係を作ることが求められます。その中で合わない人がいると登校しぶりの原因につながります。
Yahoo!知恵袋で質問された事例では、担任の先生が怖くていきたくないと登校しぶりをしているという声がありました。
クラス内の人間関係に問題があると、登校しぶりが起きやすくなるのです。
3.小3
小3だと学校生活には慣れてきた時期ですが、登校しぶりをする子どもも一定数います。
感受性が強く敏感な気質を持った子どもの場合、学校の勉強やまわりの人間関係など登校しぶりにつながる要因は残っています。
例えば「クラスメイトにちょっかいをかけられる」「授業がつまらない」などの理由で、学校に行きたくないというケースが挙げられます。
敏感な子どもだと些細なことでも大きなストレスを感じ、学校に行く意欲がなくなってしまうのです。
登校しぶりをする原因は5つ
登校しぶりをする原因は大きく分けて5つあります。
- 長期休みに慣れてしまった
- 親から離れられない
- 発達障害で学校になじめない
- 学校でトラブルがあった
- 体調がよくない
原因について詳しく解説します。
1.長期休みに慣れてしまった
長期の休みに身体が慣れてしまったことで、登校しぶりが発生するパターンです。
夏休みや冬休みなど、長い期間休みを経験すると学校に行きたいという気持ちは少し下がるでしょう。まだまだ休んでいたいと考えてしまうと学校に行きたくなくなるため、登校しぶりが起きやすいです。
また、長期休みは生活習慣が乱れやすい時期です。早寝早起きなどを習慣づけておかないと、朝起きることもつらくなるかもしれません。
長期休みは登校しぶりが発生しやすい時期なので、注意が必要です。
2.親から離れられない
親から離れられない子どもは、登校しぶりをしやすい傾向にあります。
子どもが親から離れられない状態は愛着障害とも呼ばれており、親の愛情を求めて離れられなくなる障害です。
登校によって親と一時的に離れることで、親が近くにいないという不安が募ります。不安を抱えるのが嫌で、登校自体に嫌悪感を持ってしまうのです。
3.発達障害で学校生活になじめない
子どもが発達障害で学校生活になじめない場合、登校しぶりをする可能性があります。
発達障害とは、脳機能の発達に関係する障害です。自閉症やアスペルガー症候群などの障害が存在し、総じてコミュニケーションや対人関係を作るのが苦手とされます。
最初は障害があることに気づきにくく、相手の理解も得られないため、人間関係を作ることが難しいのが現状です。相手とうまく意思疎通が取れないことが子どもにとってストレスとなり、学校にいきたくないと登校しぶりをするようになります。
発達障害の場合は、いかに早く障害だと気づくかで早期の対応が行なえます。症状とうまく付き合っていくために、子どもの状態には常に気を配っておきましょう。
4.学校でトラブルがあった
登校先の学校でトラブルがあった場合も、登校しぶりを起こす要因の1つ。
学校で起こるトラブルの代表的な例は、同級生からのいじめです。学校に行っても常に嫌な思いをさせられてしまうと、登校しようという気持ちがなくなってしまいます。
ただ、親に「いじめが原因だ」と直接伝えることは少なく、登校しぶりという形で学校へ行きたくないと意思表示するのです。
もし、登校しぶりの原因が学校生活にあるとわかった場合は、子どもに影響が出ないように対応することが求められます。
5.体調がよくない
体調がよくないと伝えてくる場合も、登校しぶりの可能性があります。
風邪などの病気で体調がよくない状態もありますが、精神的なことが理由で体調に変化が起きることも考えられます。特にストレスに敏感に反応してしまう子どもであれば、頭痛や腹痛という形で身体に現れることもあるでしょう。
精神的なダメージが原因で体調不良になっている場合は、早期にストレス解消する対応が必要です。
登校しぶりと見られる事例5選
子どもが登校しぶりしていると見られる以下の事例を紹介します。
- 学校に行かないと言う
- 体調が悪いと嘘をつく
- 登校を朝だけしぶる
- 朝早く起きれない
- 不安で泣いてしまう
どのような事例なのか、詳しく解説します。
1.学校に行かないと言う
学校に行かないとストレートに主張する、登校しぶりの代表的なパターンの1つです。
子どもが学校に行かないと登校をしぶったとき、以下のように様々な理由が考えられます
- 学校で問題が起きた
- 親から離れたくない
- 学校生活になじめない
- 体調が悪い
ところが、子どもがなかなか理由を話してくれないケースも珍しくありません。「学校に行きたくない」と聞くだけでは、どれだけ重大な問題なのかわからないため、親は慎重に対応する必要があります。
親に学校へ行きたくないと伝えるのは、とても勇気のいることです。ここで軽く受け止めて子どもの言う事を流してしまうと、次は悩みを相談してくれなくなる可能性もあります。
2.体調が悪いと嘘をつく
登校をしぶる理由として、体調が悪いと嘘をつくケースがあります。
登校する時間が近づいてくるタイミングで、頭痛や腹痛、吐き気などの体調不良を訴えるのです。
体調不良を訴えた場合、考えられるのは登校しぶりのため体調不良に見せかける場合と、本当に体調が悪いパターンの2つが考えられます。病は気からという言葉があるように、登校というストレスが身体に影響を与えていることもあるでしょう。
無理に登校させず、問題の深刻さを見極めながら健康回復できるようにすることが大切です。
3.登校を朝だけしぶる
登校しぶりには、登校を朝だけしぶるパターンがあります。
朝はとても元気がなさそうだったのに、昼間になると体調が元通りになるケースです。
この場合も原因としては、登校するというストレスを身体が感じていることが挙げられます。寝不足などで単純に体調が悪いケースもありますが、多くは「登校したくない」という状態を回避することが目的でしょう。
繰り返しになりますが、学校に行きたくない理由は様々です。子どもとの会話や様子から、慎重に原因を探っていくことが大切だといえます。
4.朝早く起きれない
そもそも起床しないことで、登校したくないという意志をアピールしています。朝起きたら学校へ行かなくてはならないと考えてしまい、なかなか起きられないのです。
特に、前日夜更かしをしていない場合は、登校しぶりが考えられます。
5.不安で泣いてしまう
登校しぶりの事例として、登校前に不安で泣いてしまう子どももいます。
学校のことを「緊張する場所、不安になる場所」と考える気持ちが強いことが原因です。そのため、登校するタイミングになると、心配になったり怖くなったりと漠然とした不安感に襲われてしまいます。
このように、登校しぶりには直接的に伝えるだけでなく、間接的なアクションを起こして、学校に行きたくないことをアピールするケースも珍しくありません。
登校しぶりしたときの親の対応方法は5つ
子どもが登校しぶりをする原因は、わからないことが大半です。そのため親としては、慎重に対応することが求められます。
そこでこちらでは、登校しぶりをしたときの親の対応方法を5つ紹介します
- 無理に登校させない
- 登校をしぶっている理由を探す
- 学校の先生に相談する
- 登校する理由を説明する
- 親子の信頼関係を作る
それぞれ詳しく紹介していきます。
1.無理に登校させない
登校しぶりをしたとき、無理に登校させようとしてはいけません。
登校しぶりをしている理由が学校生活内にある場合は、無理に登校させると逆効果です。最悪の場合、心身ともに大きな負担も掛けてしまい、うつ病などの精神的な病を発症することもあります。
そもそも学校に行かないのは、悪いことではありません。実際、過去に不登校を経験していても、社会で活躍している人はたくさんいます。それよりも、子どもに嫌がっていることを強制するほうが、心身の影響に悪いのではないでしょうか。
そのため、子どもが登校しぶりしたときは、無理に登校させず登校しなくても大丈夫だというスタンスで接してみてください。
2.登校をしぶっている理由を探す
子どもとの会話から登校しぶりをする理由が特定できれば、解決につながるケースがあります。
子どもの話をよく聞き、何でも話してくれるような親子関係ができていれば、早期解決も可能でしょう。
ただし、子どもが登校しぶりしている理由を話してくれるとは限りません。うまく言葉にできないこともあるので、気長に待つつもりで理由を探ってみるとよいでしょう。
変に気を使ったり、普段の態度と違ったりすると、子どもは身構えてしまいます。無理に聞き出そうとすると関係が悪化して話してくれないかもしれません。
普段の何気ない会話から子どもの状況や悩みを探ることで、登校しぶりをしている理由を突き止めましょう。
3.学校の先生に相談する
登校しぶりした場合、学校の先生など周りの人に相談することも手段のひとつです。特に協力が必要なのは、登校しぶりしている原因が学校生活にあるときです。
学校内で起きている人間関係のトラブルや勉強に関することは、家庭内だけでは解決することができません。家庭内で抱え込んでしまうと子どもだけでなく親もストレスを溜め込むことになります。
登校しぶりをしている原因が学校生活にあると判明している場合は、周りを頼りながら適切に解決に向けて行動していきましょう。
ただし、独断で先生に相談することに対し、嫌悪感を示す子どももいます。子どもの様子を見つつ、相談するかどうかを決めてみてください。
4.登校する理由を説明する
登校しぶりをする理由に大きな問題がないと判断できたときは、なぜ登校するのかを説明してあげましょう。
面倒くさいなどの気分で登校をしぶっているなら、学校の魅力を教えることで改善するかもしれません。勉強を通して得られるものや、学校にいくとどんないいことがあるのかというメリットを、楽しく話してあげることが重要です。
学校に行きたいと感じられるメリットがわかれば、前向きに登校してくれる可能性があります。
ただし、前提としては「不登校=悪ではない」というスタンスが大切です。子どもの気持ちに寄り添いつつ、タイミングを見て少しずつ話を進めるようにしてみてください。
5.親子の信頼関係を作る
子どもと信頼関係を作って話がしやすい環境を整えていれば、なぜ登校しぶりをしているのか話してくれる可能性がありmさう。
登校しぶりの原因を隠す理由には、親の行動も考えられます。すぐに怒ってしまうなど、親が話を聞いてくれる環境や安心感を子どもに与えられていないと、話をしてくれないかもしれません。
あまり子どもとの関係がよくないと感じる場合は、積極的に会話をする、子どもの行動を認めるなど、信頼関係を作る行動を意識してみてください。